中国にも自動販売機がある
中国にも自動販売機がある。日本と比べるとかなり少ないが(たぶん、日本と比べると数十分の1)、それでも、深セン市内で最近増えてきたと思う。
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自動販売機の設置数は治安の良さと比例する
自動販売機の設置数は治安の良さと比例すると言われている。治安が悪い国では、自販機を設置するとたちまち強盗に襲われ、中の売上金が奪われてしまう。
日本にはいたる所に自動販売機を見かけるが、それは、日本では、自販機を破壊されてお金を盗まれるリスクが非常に低いということなのだ。
最近、日本でも犯罪のニュースが毎日報道され、日本も治安が悪くなっていると感じるが、世界の中ではまだマシな方ということなのだろうか。
中国で自動販売機が増えているのは治安とは関係ない
では、中国で最近自動販売機が増えているのは、中国の治安が良くなってきたからなのだろうか?中国の自動販売機
そう思うかもしれないが、中国の自動販売機の増加とは治安とは関係ないと思う。
なぜなら、中国の自動販売機が強盗に襲撃されることは絶対にありえないからだ。
自動販売機は全て電子マネーで決済
中国の自動販売機は全て電子マネーで決済され、現金を投入するところはどこにもなく、中に現金は1元も入っていないのだ。反射して見にくいが電子マネーのQRコードが表示されている
自動販売機の中にはお金が入っていないので、強盗に破壊されてお金が取られることは決してないし、現金を回収時に奪われるということもない。
電子マネー決済には多くのメリットがある。お金が盗まれないというのは大きなメリットだ。
電子マネー決済なら、強盗を恐れず、自動販売機が設置できるのだ。
中国は電子マネーの使用率が世界でトップクラス!乞食までが電子マネーを使う世界
中国は電子マネーの使用率が世界でトップクラスとなっている。中国には微信支付(ウィーチャットマネー),支付宝(アリペイ)と言う二種類の電子マネーがあり、赤ちゃん以外はほぼ全員使っていると言っても過言ではない。
特に深センのような大都市で電子マネーが使えないところはもはや無く、日常の支払い、個人間のお金のやりとりなどはもちろん、なんと、道端で物乞いをする乞食(こじき)までが電子マネーを使用しているのだ!(スマホがなくても、紙に印刷したQRコードさえあればお金は受け取れる。)
中国の電子マネーを使えない海外旅行客などのため、現金が完全に消えてしまうことはないだろう。
しかし、中国で現金主義を通すことは難しく、生活は非常に不便になる。
現金支払いだと値段が高くなったり、電子マネーがない人は買えないもの、受けられないサービスも増えてきている。現金は敬遠されているのだ。
店主の立場で考えると当然だ。
現金で受け取ると、無くしたり盗まれたりするリスクがあるし、中国では偽札の問題もある。さらに、現金を金庫で管理し、銀行への出入金の手間もかかるからだ。
自販機でコーラを買ってみた
色々話は脱線したが、中国の自動販売機でコーラを買ってみた。お金は入れられず、電子マネーで支払うというところ以外は、普通の自動販売機だ。
商品を選ぶと、画面にQRコードが表示され、それをスキャンして電子マネーで支払うだけだ。
出てきたコーラ
うまい。
電子マネーの便利さに慣れると、現金を持ち歩くのは非常に面倒だと感じる
一度電子マネーの便利さに慣れると、現金を持ち歩くのは非常に面倒だと感じる。日本では現金しか使えないところが多いため、時々不便だなぁと思う。
例えば、日本でスーパー銭湯に行った時だ。
ロッカーを使うのに100円玉入れないとダメだし、さらにドライヤーは有料で20円。10円玉が無いと使えなかったのである。
結局、飲み物を買ってお金をくずし、小銭をジャラジャラと持つ羽目になってしまった。
電子マネーが使えればこんなことはないのに・・・。
と思ったのである。
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