「義烏(义乌)(イーウー)」の中
義烏小商品批発城
義烏(义乌)(イーウー)という地名を聞いたことがある人も多いかもしれない。義烏(义乌)(イーウー)は浙江省(せっこうしょう)にある地方都市だ。
ここに「小商品批発城」という超巨大な問屋街があることで知られているのである。(※「批发」は卸売りのこと。)
本当にありとあらゆるものが扱われており、卸売り価格で売られている。
日本で売られている中国産の物の相当数がここから輸出されているといっても過言ではない問屋の街だ。
日本から買い付けに来ているバイヤーの人も多くいる。
日本のサイトで「義烏(义乌)(イーウー)」と検索してみるとすぐに沢山の情報が出てくるはずである。
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“深セン市”義烏小商品批発城
しかし今日行ったのは、浙江省にある義烏(义乌)(イーウー)ではなく、深セン市にある義烏(义乌)(イーウー)だ。義烏(义乌)(イーウー)は問屋街としてあまりに有名になったため、
今や「義烏(义乌)(イーウー)」が「問屋街」の代名詞となり、中国各地に義烏(义乌)(イーウー)問屋街というものが存在するようになっているのだ。
今日行った“深セン市”義烏小商品批発城も浙江省の義烏(义乌)(イーウー)問屋街を模して作られた問屋街のため、よく似ている。
規模は小さいものの(小さいと言っても全て見たら一日かかる)、同じようにあらゆるものを問屋価格で売っている。
行き方
香港からも日帰りが可能だ。香港から行くとしたら羅湖イミグレを越えて、深セン地下鉄に乗って、3号線の終点「双龙」で降りる。そこからバスで一駅行ったところ「龙东社区」が最寄りのバス停だ。羅湖イミグレからここまで、移動時間は約1時間半くらい。
「龙东社区」バス停
バス停を降りると、道路の向かいに門が見える。
その門をくぐり200mくらい先に目的の「深セン市義烏小商品批発城」がある。
「深セン市義烏小商品批発城」
どんなものを売っているか
問屋街と言ってもどんなものを扱っているかが気になるが、本当にいろんなものが売っている。
ざっと挙げてみると、
衣料品、下着、靴、タオル、洗面用具、カー用品、自転車用品、化粧品、スピーカー、ゲーム、スマホグッズ、パソコン、メモリ系、観葉植物、お皿、コップ、美術品、おもちゃ、パーティグッズ、キッチン用品、お菓子、 お茶、乾物、珍味、お酒、旅行用キャリー、壁紙、カバン、ネクタイ、手品グッズ、アクセサリー、赤ちゃん用品、ウエディング用品、工具、
などなど…
「小商品」の問屋街なので、車本体など、巨大なものは置いてないが、持ち運びできる大きさのものなら本当になんでも売っているのではないかと思う。
案内図。1ー3階がメインだ
個人問屋の集まり
本場「義烏(义乌)(イーウー)」と同じように、ここは個人問屋の集まりである。例えば、お茶の問屋ならお茶しか置いていないし、旅行用キャリー問屋なら、キャリーのみ大量に売っている。
旅行用キャリー専門問屋
乾物食品問屋
靴屋
どのように買うか
値段が付いているものもあるが、多くは店主との交渉次第だ。まずは「多少钱?」と聞いてみよう。
まとめ買いをすると安くしてくれる場合もあるので、思い切って値切ってみよう。
また、おトクに買うコツは、まずは相場を知ることだ。
同じようなものを売っている店が軒を連ねているので、まずはいろんなところで値段を聞いてみよう。
それぞれが別の店なので、となりの店でも全然値段が違うことがある。
だいたいの値段がわかったら、値切りもしやすくなるのである。
中国語ができなくても、個数と値段だけ伝われば良いので度胸があれば十分買い物を楽しめるだろう。
今回も結構色々買ってきたが、安く買えて満足である。
関係ないが、帰り際、雲がハート型に見えたのでパチリ
観光地としても面白い?
バイヤーとして買い付けに来る人も多いが、観光地としてもなかなか面白いと思う。中国の現地感が溢れる問屋街の雰囲気は市内とは違う。
また、1つからでも商品は買うことはできるので、面白いもの、欲しいものを買っても良いだろう。
お茶の問屋街では、試飲もさせてくれる。気に入ったお茶を買ってお土産にするのもいいかもしれない。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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