銀聯カードがあれば1分(0.01元)でバスに乗れる「一分钱坐公交」
中国の銀行口座を持っている、深セン在住の方必見の情報である。今日は「一分钱坐公交」というキャンペーンについて書きたい。
「一分钱坐公交」は、その名の通り、1分(0.01元)でバスに乗ることができるキャンペーンなのである。
1分とは0.01元のことだ。(「元」の1/10が「角」、「角」の1/10が「分」)1元が約17円なので、1分は約0.17円ということになる。
つまり、ほぼ無料でバスに乗ることができるというということなのだ。
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1分(0.01元)でバスに乗ることができる?
1分(0.01元)でバスに乗ることができる?どういうこと?怪しくない?と思うかもしれない。しかし、銀聯カード(unionpay)が実施している深センでは有名なキャンペーンで、多くの人が使っているので安心だ。
私も利用している。
以下、概要を書きたい。
「一分钱坐公交」の概要
1、銀聯カード(unionpay)のキャンペーンなので、銀聯カードがなければならない。中国の銀行口座を持っていればカードを見てみよう。「銀聯カード(unionpay)」のマークとICチップがついていれば大丈夫だ。「銀聯カード」のマークとICチップ(金属の部分)がついている中国国内の銀行カードならオーケー
2、これは、2018年10月11日から始まったキャンペーンで、2018年内で終了すると言われていたが、2019年に入ってからも引き続き続けられている。サイトによると終了時期は未定とのことだが、そのうち突然終わるかもしれないので、悪しからず。なお、昨日使ってみたが、1分(0.01元)でバスに乗れたので、まだキャンペーンは続いている。
3、使用方法は簡単。深セン通の代わりに銀聯カードをカード読み取り機に当てて乗るだけ。銀行口座からキャンペーン価格の運賃が引き落とされる。
4、1分(0.01元)でバスに乗れるのは、バスのの運賃が2元の場合である。1.99元割引きになるため、バスの運賃が2元のだと、1分(0.01元)になるのだ。なお、運賃が3元なら1.99元引かれて1.01元となる。
5、1枚のカードで使えるのは1日1回だ。同じ日に2回目以上使用しても割り引かれれない。また、深セン全体のキャンペーン資金が設定されており、なくなったら割り引かれない。
使い方の流れ
上記したように、バスに乗るときに、深圳通の代わりにICチップ入りの銀嶺カードを使うだけだ。乗車時に銀嶺カード(unionpay)をタッチするだけ。写真の読み取り機はもちろん、車掌のおばちゃんが手で持っている読み取り機でも大丈夫である。
読み取らせると即時銀行口座から割引後の運賃が引き落とされる。
使用後、すぐにネットバンクからメールの通知が来た。もともと2元のバス運賃だったが、0.01元引き落とされている。
これで完了。事前登録も何もいらない。簡単だ。
カード読み取り機の電子音声が違う
通常、乗車時に深圳通をかざすと、“ピッ!”
という電子音声が流れる。
しかし、銀聯カードをかざすと、読み取り機から
“银联卡,刷卡成功!(yin lian ka,shua ka cheng gong!)(銀聯カード、カード読み取り成功!)”
という通常とは違う電子音声が流れる。
バスに乗った時、ほかの乗客の乗車時のカードタッチ音をよく聞いてみよう、後者の電子音声がよく聞こえてくるはずだ。銀聯カードを使っている人がかなり多いことがわかると思う。
銀聯カードの使用を促すためのキャンペーン
今回の「一分钱坐公交」は、銀聯カードの促進を促すためのキャンペーンだ。2018年度から深セン市内のバスのカード読み取り機は一新され、ICチップ入りの銀嶺カードも読み取れるようになったのだが、全然周知されていなかった。
今回のキャンペーンは、それを周知と共にに使用を促進するためのものなのだ。
確かに、0.01元でバスに乗れるとあれば、人々の関心を集め、多くの人が使用するだろう。実際にそうなっているので、このキャンペーンの効果は絶大だったと言える。
もともとは2018年末で終わることになっていたので、もう少しでキャンペーンは終わってしまうかもしれないが、少なくとも上記したように昨日までは使用できた。
もし銀聯カードを持っているなら、試してみてほしい。
※銀行カードの使用はあくまで自己責任でお願いします。さらに詳しく知りたい方は「一分钱坐公交」で百度検索してみることをお勧めします。
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この記事へのコメント
管理人
修正いたしました!