中国広東省発祥の「腌麺」
今日は、中国で食べられる「腌麺」というB級グルメを紹介したい。「腌麺(簡体字では“腌面”)」は広東省の梅州というところが発祥の麺料理である。
超シンプルな料理なのだが、それゆえに麺そのもの旨味を味わうのに持ってこいなのだ。
個人的にかなり美味しいと思っていて、私もよく食べる。
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「腌麺」はどんな料理?
「腌麺」はいたってシンプルな麺料理だ。茹で上げられた少し細めでコシのある麺に、醤油、ネギ、食用油、にんにくがかけられているだけの麺料理である。
スープはなく、麺のみである。
まさに麺を食べるために生まれた料理なのだ。
よく混ぜてから食べよう。
麺が要(かなめ)の料理
「腌麺」は麺以外に薬味しかかかっていない。具がなく、スープもないため、味のごまかしがきかない。だから、“麺の良し悪し”がそのままダイレクトに“料理の良し悪し”を左右することになる。
味の濃いスープや旨みのある焼豚などがのっていれば麺がイマイチでもごまかせるかもしれないが、「腌麺」にはそれができない。
つまり、言い換えれば、「腌麺」の専門店は、麺自体の旨さに絶対的な自信を持っているということになる。
もし中途半端な麺を使ったらあっという間に客は離れ、潰れてしまうだろう。
今日も食べたが、コシのある細麺が本当に美味しかった
実際、本当に麺が美味しい料理だと思う。今日も食べたが、コシのある細麺が本当に美味しかった。
歯ごたえや喉ごしは抜群、小麦粉のグルテンの旨味がしっかりと感じられる。素晴らしいの一言。
上にかかっている調味料やネギなどは、具ではない。“薬味”だ。
薬味の仕事は自分の味を主張することはない。メインの食材の旨味を引き立てることである。
「腌麺」に入っている薬味はしっかりと”薬味”の仕事を果たしている。麺の味をサポートし、料理全体の旨さを向上させているのだ。
少し食べ進んだら、お好みで唐辛子や黒酢などを入れて味変えをするのも良い。
うーむ。旨い!麺の美味しさを存分に堪能させてもらった。
激安!
「腌麺」は材料はシンプルな麺のみであるため、かなり安い。店によって違うが、10元(約170円)以下のところも多い。
今日行ったところは並盛りで6元(約100円)、大盛りで10元(約170円)と激安だった。
どこで食べる?
上記したように、「腌麺」は梅州の小吃(B級グルメ)である。深セン市内には中国各地の料理のレストランがあり、「腌麺」を食べさせる店や屋台を多く見かける。
「腌麺」と書いてあるので見かけたら食べてみよう
また、「三及第」というスープも梅州の代表的な料理で、「三及第」と書いてある店でも食べられる。
「三及第」は豚レバー、ホルモンとドクダミの葉を煮込んだスープである。
これもなかなかお勧めである。多くの人は「腌麺」とセットで頼む。
安くて美味しいので是非一度食べて見てほしい。
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