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「压力山大」
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今日書きたいのは「压力山大(ya1 li4 shan1 da4・ヤーリーシャンダー)」という中国語である。これは、辞書で調べても出てこない造語だ。
「もー、本当に最近は“压力山大(ヤーリーシャンダー)”だよ・・・」
という感じで深センの中国人の間ではよく使われている。
どういう意味なのだろうか。
アレクサンドロス大王が語源
この“压力山大(ヤーリーシャンダー)”という言葉は、「アレクサンドロス大王」を意味する、“ 亚历山大(ya4 li4 shan1 da4・ヤーリーシャンダー)”という言葉が語源となっている。※漢字が違うのに注意
そう、有名な古代マケドニアの王、「アレクサンドロス大王」が語源となっていて、最初の二文字を「ストレス、圧力」という意味の「压力(ya1 li4・ヤーリー)」という言葉に置き換えたものである。
以下を見てもらうとわかるが、「亚历」と「压力」の発音はほぼ同じ、最初の一文字の声調が違うだけなのだ。
| 亚历山大(ya4 li4 shan1 da4・ヤーリーシャンダー) 压力山大(ya1 li4 shan1 da4・ヤーリーシャンダー) |
つまり、“压力山大(ヤーリーシャンダー)”は、
「アレクサンドロス大王」という発音=「歴史上のすごい人」という意味と、
同じ発音の「压力」=「ストレス」が「山大」=山のように大きいということをかけた造語なのだ。
「もー、本当に最近は“压力山大(ヤーリーシャンダー)”だよ・・・」
これは、
「ストレスが本当に多くて大変・・」
という最近の中国人の心情を表す言葉なのである。
压力山大(ヤーリーシャンダー)の人が多い
深センは世界でもまれに見るほどの発展を遂げた都市である。深セン市民の平均給料は年々驚くほどのスピードで上がっており、その額は中国でもトップクラスになっている。
しかし、その分平均出費も上がり、市民の“圧力”はかなり強くなっている。
平均値としては給料が上がっているのかもしれないが、すべての会社で上がっているわけではない。自営業の人は頑張らないと収入は増えないのだ。
また、中国人の伝統的な考え方も彼らの“圧力”を大きくしている。中国の特に農村地域出身の人たちは、50-60歳になったら仕事を辞め、自分の息子世代に養ってもらうのが当たり前である。
さらに、中国では子供が生まれても、日本と違って政府による子供手当は無く、逆に3人以上子供がいると罰金を払う必要があるのだ。(1人っ子政策は終わり、2人までは許されるようになった。)
つまり、中国の30-40代くらいの生産世代は自分の親の世話、子供の世話、物価の上昇など、いくつもの経済的なストレスにさらされているのだ。
深センにいる人々が異口同音に「本当に“压力山大(ヤーリーシャンダー)”だ・・・」と言うのもうなずけるのではないだろうか。
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