文錦渡イミグレーションを通って香港から中国深センへ、行き方解説

文錦渡イミグレーションを通って香港から中国深センへ、行き方解説

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香港と中国深センを結ぶマイナーイミグレ文錦渡

香港と中国深センを結ぶイミグレの中で、最も有名なのは羅湖イミグレである。

通過する人の数も多く、国境を超えて働きに出たり、通学している子供もいるので、通勤通学時間ともなると人でごった返すため、並ばされて通過に時間がかかることもある。

一方で、利用者数が少ないマイナーなイミグレもある。

それが「文錦渡」イミグレーションだ。

深センと香港をつなぐ8箇所(陸路6箇所、海路2箇所)のイミグレの中でもかなり小さいイミグレである。

深センと香港をつなぐ8箇所のイミグレ
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利用者が少ないため、並ぶ可能性も少ない。

深セン側に、昨年地下鉄9号線が開通してアクセスも便利になった。

今日はこのイミグレの通過方法について解説したい。



香港から中国深センへ

まずは香港から中国深センへの行き方だ。

文錦渡イミグレ香港側にMTRは接続されていないため、バスで行く必要がある。

香港の上水、荃湾、太子、尖沙咀から行くことができ、一日3便だけだが、空港とディズニーランドからもバスが走っている。

今回は上水からの行き方を解説したい。



MTR上水駅「A4」出口
MTR上水駅の「A4」出口を出ると、歩道橋になっているのでまっすぐ進もう。
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突き当たりが「上水広場」というモールになっているので中に入る。
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入ったフロアの下がバスターミナルなっている。降りるエスカレーターがたくさんあり、行き先で降りる場所が違うので、「文錦渡」と書いてあるところから降りよう。
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下がバスターミナルなっている
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降りると右手に「文錦渡」行きのバスが停まっている。
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バスの横でバスのチケットを売っているおばちゃんがいるので、そこでチケットを買ってバスに乗り込もう。バス代はHKD20である。
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なお、朝7:10から夜9:00まで運行しており、10-20分に一本出ている。
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バスに乗ると15分で文錦渡イミグレに到着。途中で停まるところもないし、着いたところがイミグレの入り口なので、絶対迷わない。

バスの中
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到着。バスの中からイミグレの入り口が見える
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この香港側のイミグレを抜けると一度外に出る。目の前にバス停がある
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そこでバスに乗って、中国側のイミグレまで向かう。乗車時間は1分くらいだ。なお、ここのバス代は無料(先ほど払ったHKD20に含まれているため)
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バスを降りたら中国側イミグレ
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あとは普通に抜けたら深セン入りである。
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以前はここからの交通が面倒だったが、地下鉄9号線が開通したため、地下鉄で移動できる。ただ、地下鉄「文锦」駅まで道路を横断し、距離にして300メートルくらい歩かなければならないのが面倒。

地下鉄の終点駅があと300メートル伸びていればもっと楽で便利だったのになぁ。

イミグレから自転車で1〜2分、徒歩なら5分くらいで地下鉄に乗ることができる。
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地下鉄「文锦」駅
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地下鉄9号線。新しくて綺麗
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中国深センから香港へ

さて、今度は深センから香港まで行く方法について書きたいと思うが、

深セン側でバス代を払い、チケットを買えばあとは上記の逆で行ける。

イミグレの前にチケット売り場がある
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深セン側のイミグレ前にバスチケット売り場があるので、ここで買う。目的地別で値段が違う。
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例えば、上水まで行くなら20元だ。

あとは、

中国側イミグレ通過

バスに乗る

香港側イミグレ通過

バスに乗る

上水広場1階のバスターミナル着

という流れである。

途中でバスに乗るのか…迷わないか不安だ…。と思う人もいるかもしれないが、絶対大丈夫だ。

初めて行く場合でも、バスチケットを買ってイミグレに入ってしまえば、他に行く道がないので、迷いようがない。バスの乗り降りは面倒だが、確実に目的地まで行ける。



移動時間は大して変わらない

上水から行った場合、羅湖だとMTRでそのまま行けるが、文錦渡だと乗り継ぎが必要なのでロス時間はある。

移動時間自体は羅湖、文錦渡どちらに行っても大して時間は変わらない。

文錦渡イミグレは羅湖より東側にあるので、目的地次第では早く着くことができるだろう。



文錦渡イミグレを通るメリットとデメリット

さて、上水から、文錦渡イミグレを通って深センまで行く方法を書いたが、ここを通るメリットとデメリットは以下の通りである。


メリット1、運賃がちょっと安い
上水から羅湖までMTRで行った場合、交通費はHK$20.9である。一方、文錦渡までバスで行ったらHK$20である。

ま、気にするほどではないが、ほんの少し安い^^;


メリット2、並ばなくていい
上記したように羅湖は利用者数が多い。

特に休日などは相当並ばされることもある。

一方、文錦渡は人が少ないため、並ぶことは少なく、並んでもごく短時間で済む。



デメリット1、手荷物をチェックされやすい
利用者数が少ないが、係員は結構いる。

そのため、係員が暇なのか、手荷物チェックの検査が他のイミグレより厳しい気もする。

でも逆にこのおかげで、荷物運びの仕事をしている中国人がチェックを嫌がり、このイミグレを通らないため羅湖よりはるかに空いている。

こう考えるとメリットかもしれない?



デメリット2、乗り継ぎが面倒
もしMTRで来た場合、バスに乗り継がなければならないので、面倒である。

デメリットと言えばデメリットかもしれない。



香港から東方面に行く場合、混雑が予想される場合おすすめ

さて、今回はマイナーイミグレの文錦渡について紹介した。

香港の東方面に行く場合、また休日など混雑が予想される場合はここを通ってみてほしい。


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この記事へのコメント

  • でぃすく

    こんばんは。
    去年、このイミグレを通って香港上水に行ったのですが、香港入国審査の後、2回目のバス乗車で「上水広場」と「上水専線」の2つの看板が有りましたが、後者はどこに行くのでしょうか?
    いくら探してもわからなかったのでずっと気になっています。
    ご存知でしたらよろしくお願いします。
    2017年08月16日 22:11
  • ペッペケ

    でぃすくさん
    コメントありがとうございます。すみません、私も上水広場線しか乗ったことがなく…。もし上水専線に乗ったらまた記事にしたいと思います。よろしくお願いします!
    2017年08月16日 23:51
  • しいさん

    香港の空港からシンセンに入るときに、上水広場で乗り換えてこのイミグレをよく利用しています。ここはイミグレを出てからタクシーが拾えないので、いつも路線バスの停留所まで歩いて97番のバスに乗って国貿あたりまで行きます。
    一度、国慶節の時にここを利用した際、シンセン側で出国を終えた後、香港行きのバス乗り場がものすごい人の行列で、バスに乗るまで1時間以上、待たされたことがあります。以来、中国の連休のときはここを通らないようにしています。

    因みに文錦渡の開通年が2005年と記載されていますがどういう意味でしょうか?
    文錦渡は結構古くからのイミグレで、私は1996年くらいから利用しています。その頃は今のクラウンプラザホテルの前から香港の九龍塘までを往復するバスに乗ってこのイミグレを利用していました。
    2018年04月24日 00:18
  • 管理人

    しいさん
    コメントありがとうございます。情報提供に感謝です!
    また、開通年についてのご指摘もありがとうございました。確認しましたら、1978年に一般開放されたようですね。謹んで修正させていただきます。
    ありがとうございます!
    2018年04月24日 02:15
  • WL

    先日、深セン側から香港へ行き、帰りも使いました。

    深セン側で香港行きの運賃支払いでオクトパスでHKD20払ったのですが、往復チケットにしてと言ったら、「人民元で20元、現金で」となぜか言われ、仕方なく片道で乗り込みました。

    そして上水から深センへ行く時、なぜかオクトパス不可で現金のみ。
    現金の持ちあわせがないので、おばちゃんのQRコードをスキャンしてRMB20(HKDではなく)払って乗り込んだのでしたw
    2018年07月25日 18:30
  • 管理人

    WLさん
    コメントありがとうございます。
    念の為現金を用意しておいた方がよさそうですね。
    情報ありがとうございます。
    2018年07月25日 20:19
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