IT技術の利用が進む中国
中国は本当にすごい。ITの技術利用の分野では本当に超速の発展を遂げている。ITを利用したいろいろなサービスが次々に生まれ、ここ数年で本当に中国は劇的な変化を遂げた。
今や電子マネーは当たり前となり、現金では利用できない店やサービスもかなり多くなったほどだ。
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ウォルマートでめちゃめちゃ便利なサービスが開始
さて、最近、中国ウォルマートで「微信支付(ウィチャットペイ)」を使った新しいサービスが開始されたのをご存知だろうか。早速使ってみたが、めちゃめちゃ便利なサービスだと思う。
中国在住の人は是非是非使ってほしいと思うので紹介したい。
レジに並ばなくても良いサービス
では、どういうサービスなのか。簡単に言うと、レジに並ばなくても良いサービスなのだ。
買い物をしながら、店内で、自分のスマホで商品のバーコードをスキャンし、そのままスマホの「微信支付(ウィチャットペイ)」で支払いを完了させる。
これでそのままレジを通らずに外に出られるのである。
長時間並ぶ必要がない
日本にいる人は、「ふーん、そうかぁ、すごいシステムだね。でもそんなに便利かなぁ~」
と思うかもしれない。なぜなら、日本のスーパーのレジの対応は早く、それほど並ばされることはないからだ。
しかし、中国のスーパーを利用したことがある方はその便利さを理解してくれるだろう。
中国のレジは手際が悪く、しかも、日本のように袋詰めスペースがない。なので、会計のスピードがめちゃめちゃ遅いのだ。(文末に参考記事リンク貼りました)
そして、休日ともなると、大勢の人がレジ前に集まり、大混乱状態になる。
休日のウォルマートのレジ前
横入りする輩も多く、会計に30分くらい並んだこともあるくらいだ。
中国の休日のレジ前は本当にうんざりする。
ということで、この新しいサービスは本当に素晴らしいと思う。
使い方解説
では、この「専用通道(专用通道)」の使い方を解説したいと思う。「微信支付(ウィチャットペイ)」があれば、簡単に利用できるので、ぜひやってみてほしい。1、「微信支付(ウィチャットペイ)」でQRコードをスキャン
まずは、QRコードを「微信支付(ウィチャットペイ)」でスキャンする。このQRコードはウォルマート店内のいたるところに貼ってあるので、店に入ればすぐに気づくだろう。スキャンするのはどれでもオーケーである。この写真のQRコードでももちろんオーケー。
QRコード拡大写真
2、店内で買いたいものをかごに入れ、スキャンする
アプリが立ち上がるので、自分がいる店を選ぶ。(GPSを立ち上げていれば自動的に選択される。または、自分で「都市名」→「店舗名」を選んでもいい)これで、スマホがその店のレジ替わりになったのである。あとは買うものをスキャンする。
アプリの「扫一扫条形码」をタップすると、スキャン画面になり、バーコードをスキャンすると商品名と値段が表示される。
このようにスキャンすると
このように商品名、値段、個数が表示される
割引商品などもちゃんと表示される。すごい。(もし、値段が違ったら店員に確認しよう)
3、買い物が終わったら「結算」
上記作業は店内であれば、いつどこでやってもいい。商品を選びながらスキャンしてもいいし、全てかごに入れてから、まとめてやっても良い。
自分のスマホがレジなのだ!すごい!
で、値段、商品名、個数、合計金額が問題なければ、そのままスマホ上で支払う。
「結算」をタップ→「去结账」をタップ
すると、いつもの「微信支付(ウィチャットペイ)」の支払い画面になるので、支払いをする。
支払いを完了すると、このような画面になる
4、レジの端にある「専用通道(专用通道)」でスキャンして出る
あとは外に出るだけだ。レジの端の方に、このアプリを利用した人専用の「専用通道(专用通道)」があるので、そこに行く。
で、アプリ画面の「扫码出场(スキャンして店を出る)」をタップすると、スキャン画面に変わるので、出口にあるQRコードをスキャンする。
出口にあるQRコード(画面では「3」のところにあるやつ)をスキャン
これで、システム上の処理は全て完了だ。
同時に、店員がいるので、買ったものが合っているかチェックを受ける。(簡単なチェックで終わる)
これですべて完了だ!
通過時間は1分もかからなかった。レジに並ぶことなく店内で会計が完了するからなのだ。
中国のスーパーのレジの混雑状況を考えると、本当に便利なサービスだと思う。
買い物途中でアプリ画面が消えてしまったら?
ちなみに、買い物途中で電話が来たりして、スマホの画面からアプリが消えてしまっても、最初からやり直す必要はない。データはスマホ内に残っている。
再度「微信支付(ウィチャットペイ)」でQRコードをスキャンすれば、先ほどの続きに戻るので安心しよう。
客のモラルにかかったサービス
このサービスを提供したウォルマートはすごいと思う。バーコードをスキャンする作業は、客個人である。
つまり、店を出るときに簡単なチェックがあるとはいえ、正直に買ったものをちゃんとスキャンするかは客のモラルにかかっているのだ。
中にはこのサービスを悪用し、万引きする人もいるかもしれない。しかし、中国ウォルマートは全体のサービス向上、レジ係の負担を減らすことなど、全体の利便性を考えて利用開始を踏み切ったのだろう。
ぜひ使ってみてほしい
何度か使用したが、本当に便利なサービスだと感じる。休日にウォルマートに行くと、並んでいる人の多さにうんざりしてしまう。
あまりの人の多さに買い物をあきらめて違う店に行くこともあるが、このサービスがあれば、そんなこともない。
どんなに混んでいても、レジの混雑は気にすることはないのだ。
中国のウォルマートで買い物をするときは、ぜひ使ってほしい、素晴らしいサービスだと思う。
参考記事■中国香港にはない、日本のスーパーの「おもてなし」。レジ袋つめスペースと「お支払いセルフレジ」
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
ちくわ
ここでも、やはり中国らしく、トラブルが発生していてカート専用のエスカレータが停止してしまっていました。
恥ずかしながら、ここで陶器製品のコーヒーカップを手にとって見ていると、落としてしまって破片が床に飛び散ってしまいました。
すぐさま、近くの店員を呼んできて、「瓶打碎了,赔偿吗?」と伝えました。すると、店員は顔をしかめながらも「没问题,不需要赔偿」と言い、ほうきとちりとりをもってきて仕事をしていました。少しホッとしました。ほっとする一つの思い出になりました。店员,谢谢!
管理人
コメントありがとうございます。
それは良い店員でよかったですね。
私も似たような経験がありますが、(数元のコップを割ってしまいました)バッチリ弁償させられました。
自分の不注意なので、仕方ないのですが…。
ちくわ
管理人
コメントありがとうございます。
自分の責任なので仕方ないですねσ^_^;
数元のコップでまだよかったです。