酸菜魚(サンツァイユー)
昨日、酸菜魚(サンツァイユー)について書いた。酸っぱくて少し辛い白身魚の料理である。
さて、今日は、この酸菜魚(サンツァイユー)を作ってみたので、そのレシピを書きたい思う。
実は簡単に作れる
え?あんな料理家で作れるの?店で食べたことがある人はそう思うに違いない。
確かに、味付けも複雑そうで、入れなけれなならないものも多い。
家で作るのは難しいだろう。
私もそう思っていた。
しかし、実は、思ったよりかなり簡単にできるのだ。
その秘密はこれ「酸菜魚(サンツァイユー)の素」
そう、中国のスーパーには、「酸菜魚(サンツァイユー)の素」が売られている。
調味料売り場に行けば、大きく「酸菜鱼」と書いてあるのを見かけるだろう。
それが、「酸菜魚(サンツァイユー)の素」だ。
この中に必要な調味料は全て入っているため、あとは魚さえあれば簡単に作れるのだ。
※写真の商品以外にも、いろんな種類がある。
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材料
では、作り方を紹介したい。まずは材料だ。
材料は、
「魚」と「酸菜魚(サンツァイユー)の素」の2種類だけ。
それだけで出来る。
あとは薬味のため、ネギとパクチーも買った。この辺の薬味はお好みで自由に変えられる。
ちなみに、材料費は合計で30元(約500円)だった。
魚を買う
しかし、日本人にとって、少しハードルが高いのは、魚を買うことだろう。中国のスーパーには生け簀に生きたままの魚がいて、その場で新鮮な魚を買うことができるのだが、日本では見かけない魚が多いし、生け簀からそのまま買うことは日本ではあまりないため、なかなか手が出ないかもしれない。
生け簀で魚が売られている
しかし、魚の種類さえわかれば簡単だ。
「これちょうだい」と指をさして指示をすればいいのだ。
あとは、その場でシメて、内臓を処理し、袋に入れ、値段のバーコードをつけてくれる。
今回買ったのが、上の写真の草魚(ソウギョ)という魚だ。
なお、生け簀にいる少し小さめのの買った。約1.2キロ(2.45斤)である。今回は1斤あたり8.8元だったので1匹21.6元だった。
この大きさで、4人くらいで普通にお腹いっぱいの量になる。
店員いわく、草魚(ソウギョ)以外に、大头鱼(大頭魚)という魚も酸菜魚(サンツァイユー)にはぴったりとのこと。
大头鱼(大頭魚)
次回は大头鱼(大頭魚)を試してみたい。
魚を買ったら、あとは調理である。
帰宅後、料理スタート
では早速料理しよう。1、魚を洗い、ぶつ切りにする
魚を洗い、ぶつ切りにする。骨が結構硬かったが、そこは力づくで。内臓と鱗はとってくれているので、皮ごと全てぶつ切りでオーケーだ。
なお、この過程の写真は自粛する。
2、魚に小麦粉をまぶして混ぜ、なじませる
酸菜魚(サンツァイユー)の素の中には「小麦粉(調味済み)」と「調味料」の2袋入っている。「小麦粉(調味済み)」と「調味料」の袋
このうち、「小麦粉(調味済み)」の袋を開け、ぶつ切りの魚にまぶして混ぜ、10分寝かせる。
次の作業をすれば10分くらいは経つので、そのまま進めよう。
魚の下ごしらえ完了
3、お湯を沸かし、調味料の袋を入れる
大きめの鍋に、水を入れ、お湯を沸かす。量は1000-1500mlと書いてあった。結構アバウトである。
σ^_^;
沸騰したら、調味料の袋を入れ、30秒ほど煮立たせ、香りを出す。
この袋に必要なものは全て入っているのだ。酸菜魚(サンツァイユー)に欠かせない漬物、酸菜の刻み、唐辛子なども全て入っている。
味付けの手間は一切なし。これは便利だ。
4、魚を投入して完了
これに先ほどの魚を全て投入。で、少し煮立たせ、火が通れば完了だ。
3〜5分で十分だろう。煮過ぎると味が落ちるので注意しよう。
これを大皿に移し、薬味のネギとパクチーをかけて完了。
完成!
赤いのは丸唐辛子。こんなのも全て「酸菜魚(サンツァイユー)の素」に入っている。
食べてみる
さて、では、食べてみよう。パクり…と。
おぉぉぉ!
普通にうまい。
っていうか、店で作るのと変わらんよ、これは。
魚もぷりぷりしていて美味しいし、スープにも魚の旨味が出ている。
骨もまるごとぶつ切りに入れているからダシが効いてこれほど美味しくなるのかなぁ。
とにかく、こんなに美味しくできるとは思わなかった。
是非また作りたいと思う一品となった。
作った感想
魚を買うというのが少しのハードルだが、それ以外は、魚を適当に切って、鍋にぶち込むだけの簡単作業だ。結構大変かと思ったが、味付けも自分でしなくていいし、魚をぶつ切りにするのに少し力を使うので、男の料理という感じだ。
食べたことがない人は、まず、店で酸菜魚(サンツァイユー)を食べて見てほしい。(昨日の記事を参照してください)
魚は鱈とか鮭とかなんでも大丈夫だ。これなら日本でも楽しめるだろう。次回帰国時にお土産にしたいと思う。
酸っぱ辛くて美味しいこの料理の味が気に入ったなら、家で作ってみることを是非おすすめする。
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【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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昨日、酸菜魚について詳しく書きました。
昨日の記事をお読みになっていなければ、まず、そちらを先に読んでほしい。
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