深圳通(深セン通)
「深セン通」は中国深セン市で使える交通ICカードである。日本のSuica、香港のオクトパスカードと同じようにお金をチャージしておき、地下鉄やバスなどに乗るときにピッとタッチして使う。
旅行で短期間訪れるだけなら現金払いも良いかもしれないが、「深セン通」があれば小銭を用意する必要がないし、1~2割程度の割引も効くため、深セン在住者には必須アイテムである。
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「深圳通二维码」を使えばカードいらず。微信で支払える
従来は深セン通のカードを購入し、それにお金をチャージする必要があった。しかし、2018年からバスの深セン通読み取り機が新しくなり、スマホがあれば「深圳通二维码」という、“電子”深セン通が使用できるようになったのである。
これはバスの深セン通読み取り機。2017年まではこのタイプだったのだが、
2018年からこのようなタイプに一斉に切り替わった。
見てわかるが、タッチ部分の下にカメラが付いており、ここにQRコードをかざして支払える。
中国の電話番号と、スマホ本体があり、微信(ウィチャット)を使用している人は、簡単な登録で使えるので、ぜひ登録してみてほしい。
深セン通のカードを持つ必要がないので非常に便利である。
地下鉄も随時対応されていく
現在、深セン地下鉄の改札機はまだ旧型タイプが多く、QRコードが読み取れないため「深圳通二维码」は使用できない。しかし、バスの読み取り機と同じように、地下鉄の改札も随時新型に取り換えられていくらしい。
まもなく、バスだけでなく地下鉄でも「深圳通二维码」が利用できるようになるはずだ。
こちらが従来の地下鉄の改札
新しい地下鉄の改札。QRコードの読み取り窓がある。間も無く使えるようになるはずだ
「深圳通二维码」の登録方法
では登録方法を解説していきたい。1、微信(ウィチャット)を開き、「发现」の中の「小程序」をタップ
まず、微信(ウィチャット)を開く。すると下に「发现」というメニューがあるので、そこをタップする。その中にの「小程序」があるので、そこをさらにタップしよう。
2、「深圳通+」を検索し、タップする
上に検索窓があるので、そこで「深圳通+」を検索しよう。「深圳通」と打てば出てくるはずだ。出てきたら、それをタップする。
3、携帯電話番号を入力し、認証コードを入れて登録する
携帯電話番号の登録が必要である。携帯電話番号を入力し、「获取验证码」をタップするとその番号に確認のための認証コードがメールで送られて来る。
それを番号の下に入力し、「登录」をタップすれば番号登録の完了だ。
4、「深圳通+」の使用を許可する
次に下の画面になる。「深圳通二维码服务条款(規約)」を確認し、問題なければ、チェックボックスにチェックを入れる。
その後、「立即绑定」をタップする。
5、支払い方法を選ぶ
次にこの画面になる。「扣费方式」=支払い方法を選ぶ。
選べるのは「零钱(ウィチャットマネー)」か、「銀行引き落とし」の2種類だ。どちらかを選ぼう。
支払い方法を選び、「开通自动续费」をタップしよう。
6、ウィチャットマネー支払いのパスワードを入れる
お金はウィチャットマネーから引き落とされるため、パスワードが必要だ。6桁のパスワードを入れよう。
7、これで使用可能!
パスワードを入れると、この画面になる。これで、使用可能になった!
QRコードが表示され、これを読み取り機にかざせば支払いできる。
なお、従来のカード版と同じように割引も効く(バスの場合は2割引き)
8、スマホのホーム画面にショートカットを配置しよう
このままでも使用可能だが、毎回微信(ウィチャット)を起動するのは面倒である。スマホのホーム画面にショートカットを配置しておこう。
QRコードが出ている状態で、右上のマークをタップすると、下に「添加到桌面(ホーム画面に追加する)」が出てくるので、ここをタップする。
ホーム画面にアイコンが追加された。
これで、乗車時にここをタップすればすぐにQRコードが表示され、支払いが可能なので便利だ。
電子深セン通「深圳通二维码」のメリット
カード版の深セン通を使っている方も多いと思う。もちろん、このまま使い続けることもできるが、「深圳通二维码」のメリットとデメリットを考えて切り替えることも考えてみよう。
メリット1:カード購入が不要
従来の深セン通のカード版は購入する必要があるため、カード代がかかっていた。(カードの種類によって値段は異なる)しかし、「深圳通二维码」は登録するだけで使用が可能なのである。
メリット2:お金をチャージする必要がない
従来のカード版だと、使用前に事前にお金をチャージする必要があった。「深圳通二维码」はチャージのために並ぶ必要はない。
また、カード版だと多めにチャージしてカードを紛失してしまうとその分損してしまうが、電子版ではその都度電子マネー支払うため、その心配がない。
電子深セン通「深圳通二维码」のデメリット
もちろん電子版によるデメリットもある。デメリット1:スマホのバッテリーが切れたら使えない
当然だが、スマホのバッテリーが切れたら使えない。また、アプリのエラー等でQRコードが表示されなくなることもあるかもしれない。
デメリット2:詐欺師に場所が特定されるかも?
スマホと一体化されており、記録がスマホに残る。なので、悪意を持った人にスマホのGPSデータをハッキングされたらいつ、どこでバスに乗ったかなどの個人情報が洩れるかもしれず、
このような情報が詐欺などの犯罪に利用される可能性はゼロではない。
ただ、スマホを持っている時点ででGPS情報はダダもれだと思うので、あまり気にすることないかな・・・。
非常に便利
まとめである。中国の電話番号があり、微信支付(ウィチャットマネー)を使っている人は簡単に登録ができ、すぐに使用できる。
使ってみた感想だが、非常に便利だと思う。
上記記事が参考になれば幸いである。
※参考記事(以下はカード版の深セン通について書いた記事です)
地下鉄に乗るなら深セン通(深圳通)は必須!券売機は使えない!
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【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
PMZ
bigpaddy
管理人
Bigpaddyさん
コメントありがとうございます。ワンマンバスの深圳通読み取り機だけでなく、バスの車掌が持つ機械も新しくなり、車掌に支払う場合も使えるようになってますね。
だんだん便利になっていきますねー。
chun tao
中国人の友達が使っていて「今度教えてあげるねー」で終わっていたので助かりました(*≧∀≦*)
管理人
コメントありがとうございます。
お役に立ってよかったです!
たかろう
これとても良いので、ぜひ利用したいと思い登録を進めたのですが、支払方法で、「零钱(ウィチャットマネー)」の選択が出てこないのです。銀行の登録しかできない状態ですが、当方は中国の銀行口座を持っていないため、これ以上先に進めません。
何か、良い方法は、ご存じありませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
管理人
まずは、微信支付(ウィチャットマネー)を使えるようにしておかないと使えないかもしれません。
銀行口座がないと厳しいかもしれませんが、クレジットカードなどで本人認証して微信支付(ウィチャットマネー)を使用可能にします。お金のチャージは銀行がないとできませんが、友人などに現金を渡して直接微信支付(ウィチャットマネー)を送ってもらう方法もあります。
いかがでしょうか。
たかろう
ご回答ありがとうございます。
WechatPayは、利用しています。
一時日本のクレジットカードも登録できたようですが、今年の3月くらいから、突然登録できなくなったようです。
私は、それも知らなかったので、未登録の状態です。
wechatの登録電話は、中国の番号で行ったので、私はwechatpayが利用できます。
クレジットカードなどを登録できれば、選択できるようになるのでしょうかね。
それをやってみるしかなさそうなのですが、難しい状態です。
管理人
以前はクレジットカードで個人認証、お金のチャージはほかの人から、という方法が使えましたが、システムはよく変わりますし、最近は色々と規制が厳しくなっているので、もしかすると、中国の口座がないと難しいかもしれません。
すみません、とりあえずやってみて、認証できたら…ということくらいしか言えません。
どうぞよろしくおねがいします。