中国人男性が結婚しにくい中国の中でも、最も結婚しにくい都市ランキング1位は深セン

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中国の男性が抱える結婚できない問題

現在、中国の若い男性にとって深刻な問題となっているのが「結婚相手が見つからない」ということだ。

なぜ男性にとって大きな問題かというと、結婚適齢期の男性の人口が女性に比べてはるかに多いからだ。

つまり、女性は結婚したければ沢山の相手から選べるが、男性はなかなか相手が見つからないのである。

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「一人っ子政策」によってもたらされた問題

男性の結婚相手が見つからないことは、現在、中国全土で社会問題となっている。

男女の人口比バランスが崩れた主な原因となっているのが「一人っ子政策」だ。

有名な政策なので日本人にもよく知られていると思うが、1組の夫婦がもうけられるのは1人の赤ちゃんだけで、2人目以降を生んだ夫婦には罰金が科せられる。(2年前についにこの政策が緩和され、2人まで子供を持つことが許されるようになった)

でも、なんで「一人っ子政策」が男女比のバランスに影響するの?と思うかもしれない。

普通に考えたら、産まれてくる男の赤ちゃんと女の赤ちゃんは50パーセントずつなので、一人っ子政策があったとしても、男女の人口のバランスには影響が及ばないはずだ。

しかし、男性の方がはるかに多いということは、事実だ。

つまり「一人しか子供が持てないなら、男が良い」と言う、間違った考えの元に行われてきた、悲しい出来事がそこにはあるのだろう。

いずれにしても、現在の中国では、独身男性の人口が独身女性に比べてはるかに多いと言うのは事実で、男性が結婚相手を見つけるのは難しくなっている。

深センは中国の大都市の中で結婚が最も難しい

その中国の中でも深セン市は最も結婚が難しい都市となった。

最近読んだ新聞のデータによると、深センは独身率が21パーセントで、中国の中で全国1位となっている。

その新聞
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2位の広州の15パーセントに5ポイントの差を付け、独身者人口はダントツの多さだ。

深センの流動人口は2000万人近いと言われているので、実に400万人を超える独身者がいるということだ。

この数値は、結婚するのが当たり前とされている中国では驚異的なものなのである。

深センはそのほとんどが別の地域から働くために引っ越してきた人たちで構成された移民の都市なので、仕事を重視する人が多く、平均初婚年齢が高いことも影響しているのかもしれない。



男は金が無いと結婚できない

こんな中で中国人男性が結婚相手を探すことは本当に大変だ。

深センにも結婚相談所があるが、数いる競争相手から選ばれるのは本当に難しいらしい。

中国人は経済力を非常に重視するため、若くても少なくとも1件以上の持ち家、高級車を所有していないと男性は結婚できないとも言われている。

妻の親も当然のように経済的な負担を娘婿に要求するという。

中国人の友人に聞いたことがあるが、「中国で男は金が無いと結婚できない」のだそうだ。

結婚できても、経済的ストレスが半端ないと嘆く人も多い。



急激な発展を遂げた深センだが…

以前書いたように、深センは世界でも稀なほど急激な発展を遂げた都市である。

経済状況、人々の生活レベルは考えられない速さで向上したの事実だが、その反面、大きなストレスを抱えて生きざるをえない人もいるのである。


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この記事へのコメント

  • bigpaddy

    家を買うと、その地域の戸籍を得る事が容易、コレ地方から来た農民戸籍の人は喉から手が出るくらい欲しいモノですね。また最寄りの学校の入学が容易くなる。これも結婚後に子供が生まれたら大切なこと、全てが家を買う事から始まります。、、家が無いと結婚後の展開が可也変わりますネ〜。女性から見たら持ち家が必須なのは判る気がします。
    2018年06月09日 20:28
  • 管理人

    Bigpaddyさん
    コメントありがとうございます。
    女性側からすると確かにそうですね。
    2018年06月10日 00:10
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