香港、深センでは飲茶など、料理を食べる前に皿を洗う習慣がある。洗い方は?

※2018年7月10日更新
香港、深センでは飲茶など、料理を食べる前に皿を洗う習慣がある。洗い方は?
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皿を洗う習慣

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日本人が初めて香港で飲茶を食べる時には、きっと驚くこと。

それは客が自分で皿を洗う習慣だ。

客が自分で、運ばれて来た食器をお湯やお茶を使って洗い、それから使用する。

もちろん、汚い皿が出て来るわけではないので、

初めて香港で飲茶を食べた時は

え?なんで洗うの?

と驚いたものである。

とにかく、レストランで客が自分で食器を洗う様子は、日常の風景だ。

パッキングされた使用前の食器
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中国広東省を中心とする習慣

この習慣は、中国でも広東省を中心とするエリアだけのもので、中国の他の地域では行われていないそうである。

香港、深センは広東省なので、

飲茶に限らず、レストランで広東料理を食べる時は皿洗いをするのが当たり前となっている。



なぜ洗うのか

そもそも店側で洗った食器をなぜまた自分で洗わなければならないのか?

と思うが、

これは、昔の衛生レベルが良くなかった頃の名残である。

昔は、店が皿を綺麗に洗わないのが当たり前だったため、客が自分で洗ったのである。

また、熱いお湯をかけて消毒する目的もあった。これで病気の予防をしていたのだ。



今は?

今は、高級レストランでは、皿の洗浄はしっかりしているので、洗わなくても大丈夫だと思う。

しかし、普通のレストランでは洗いが甘かったりするので、洗った方がいいと思う。見えない汚れや菌が付着しているかもしれないしね…。

深センや香港のレストランに入り、

席に着くと、何も言わなくても、洗うためのお湯、お湯捨て用のボールが運ばれて来る。



洗い方

洗い方を説明したい。

これが一人分の食器。パッキングされている
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熱いので火傷をしないようにしよう。なお、写真のようにお茶で洗うことも多い。

全て重ねてお湯を注ぎ、くるくる回し、全てお湯に浸かるようにする
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下の皿も洗う
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箸もお湯で洗い、最後にお湯捨てボールにお湯(お茶)を捨てれば完了。

ここに包んであったビニールも捨てるのが普通
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定食などの場合、皿は洗わない

ちなみに、食器を自分で洗うのは、全員分の料理が大皿で出て来て、自分で好きな分をそれぞれ取り分ける場合である。

取り分けるため自分で使う皿を洗うのだ。

定食(中国では「快餐」と言う)など、すでに料理が盛られている場合は当然洗わない。



客が自分で皿を洗う文化

食べる前に自分で皿を洗う。

なかなか面白い文化ではないだろうか。

香港、深センエリアで生活していたら当たり前で、特別なことだと言うことすら忘れていたが、

最近日本人の友人に「え?なんで洗うの?」言われて、

「そうか、確かに、普通は客が皿を洗わないよな」と思った。



【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます


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