中国のローカル市場
日本にもあるが、中国にも地元の人たちが足しげく通うローカル市場がある。スーパーやコンビニの方が店に入りやすく、商品の値段も明記されているため敷居が低いが、ローカル市場は新鮮で安い野菜や果物が安く買えるため、なかなかおすすめなのである。
ただ、いくつか注意点もある。新センのローカル市場をぶらっとしてきたのでその様子を紹介し、買い方の注意点について書きたい。
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ローカル市場の様子
新センのローカル市場の様子はこんな感じである。野菜やくだものがたくさん積み上げられている
卵、調味料系の店
魚を売っている
いけすからそのまま買うことができる
肉屋
なかなかローカル感を感じられると思う。
買い方
さて、上記写真で中国のローカル市場の雰囲気が伝わっただろうか。買い方だが、日本の市場と同じように、個人店がたくさん集まっている店なので、直接その店の店主に話しかけ、店主から買えば良い。
日本と違って、基本的には値札が付いていないので、値段は直接店主に聞く必要がある。
ほとんどが量り売りで、「多少钱?」(いくら?)と聞けば値段を教えてくれる。
ここでの注意点は、言われる値段は1斤(500g)あたりの値段であって、一つの値段ではないことだ。
例えばスイカを指差して「多少钱?」(いくら?)と聞くと、
「1.5元」とか言われるが、これは1斤(500g)あたりの値段だ。
5キロのスイカだと10斤なので、1つ15元ということになる。
その他、物によっては、
「多少钱一个?」(一ついくら?)
「多少钱一瓶?」(一瓶いくら?)
などと聞いてみることもできるだろう。
あとは袋に入れ、量ってもらい、値段を確認する。
例えば、1斤3元のものを3斤買った場合は9元である。
オーケーなら支払えば良いし、値段や量を変えても良い。
今は市場も当たり前に電子マネーの微信支付(ウィチャットペイ)対応だ
注意点
安く新鮮な果物や野菜が買えるとは言え、ローカル市場で買い物をするときに注意する必要がある。以下に注意してほしい。
注意点1:中国の金銭感覚がないと高くつくかも
もし中国の金銭感覚がないと高い買い物になるかもしれないので注意が必要だ。言われる値段は1斤(500g)当たりなので、中国の金銭感覚がなかったり、量り売りに慣れていなければそれが高いか安いかどうかわからない。
さらに、値札はなく、言い値なので、店主は客を見て値段を決める。知り合いや同じ方言を話す同郷の人には格安で、旅行客とわかれば当然高くなる。
言われたまま適当に買っていては、スーパーで買うより高くなってしまったりする。
ではどうすれば良いのか。
初心者向けの良い方法がある。それは、先に予算を決めて、
例えば「5元だとどれくらいの量?」などと聞くことだ。
5元分を袋に入れてもらい、その量で納得できれば買えば良い。
1斤いくら・・とか考えているとわかりにくいが、その袋に入っている量が5元なので、単純明快なのである。
もし量が足りなかったり、多かったりした場合、5元の量が見えているので、それを基準に、「やっぱり3元分にして」とか「10元ちょうだい」と言えば良い。
この買い方なら、中国ローカル市場初心者でもイージーに買い物できると思う。
注意点2:ローカル市場のおばちゃん、おっさんは強引
あと、ローカル市場のおばちゃん、おっさんは結構強引なので注意が必要だ。値段を聞いただけでも勝手に袋に入れて、「絶対おいしいから!」と無理に買わせようとしたり、
1斤でいいと言っているのに、「没问题!(大丈夫だ!)」と言ってたくさん袋に詰め込んで買わせようとしたり・・
「っていうか、「没问题!」じゃねーよ…。」って毎回思う。
(;^ω^)
強引に売ろうとするおじちゃんおばちゃんの対処方法は、いらないものは「いらない」とはっきり言うことだ。
日本人的には、袋に入れて量ってもらってから断るのは失礼な感じもするかもしれないが、ここでは普通のことである。
袋に入れてもらって、高いと思ったら、「やっぱりいらない」とはっきり言えばオーケーである。
ローカル市場に挑戦してみよう
スーパーのように値段が書いてあるわけではないので、中国に来たばかりの人には少し敷居が高いかもしれないが、ぜひ挑戦してみよう。スーパーより新鮮で安いものが買えるかもしれないし、
中国の地元感を味わうこともできるのである。
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