香港郊外の歴史散策路「屏山文物径」
香港新界の天水圍駅そばに、香港の歴史を肌で感じられる散策路「屏山文物径(ペンサーンマンマッギン)」がある。全体の距離は1kmあるかないかくらい。ぶらぶらゆっくり歩き、写真を撮りながら行っても1時間〜で巡ることができる。
香港の中心地とは全く異なり、静かな時間が流れている。
観光旅行の1日くらい、このような郊外巡りを計画に入れても良いかも知れない。
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「屏山文物径」とは?
「屏山(ペンサーン)」は地名。「文物径(マンマッギン)」は広東語で「歴史散策路」のことだ。なので、「屏山文物径」を日本語に訳すと「屏山歴史散策路」となる。
香港にはこの「屏山文物径」以外にも、政府によって整備された「〇〇文物径」と呼ばれる歴史散策路がある。興味がある人は「文物径」で検索してみて欲しい。
今回行った「屏山文物径」は香港で一番最初に整備されたもので、1993年に香港政府によって指定された。
このあたりは12世紀に造られた歴史的道路だ。そこにに案内看板や無料の博物館が建てられ、見学しやすいようになっている。
案内看板
場所と行き方
「屏山文物径」は、軽鉄(路面電車)「屏山」駅〜MTR「天水圍」駅の間に整備されている。なので、まずは路面電車で「屏山」駅まで行き、ここから散策をスタートし、「天水圍」駅からMTRに乗って帰ると良いだろう。もちろん、逆ルートでも可だ。
広域図
詳細図(広域図の中で□で囲った箇所)
赤がMTRの路線、青が路面電車(軽鉄)の路線だ。なお、これ以外にも路線や駅があるが、今回のルートに関係ないものは省いてあるので注意してほしい。
散策路。右下に軽鉄(路面電車)「屏山」駅、左上にMTR「天水圍」駅がある
写真で見る「屏山文物径」
では早速散策をスタートしよう。歴史散策路の様子を写真で紹介したい。こちらが路面電車。「屏山」駅で降りる
「屏山鄧族文物館」という博物館がある。
このエリアは鄧氏という一族によって築かれたものらしく、関係する資料が展示されている。
入場は無料だ。中の様子。
まずは博物館で理解を深め、その後、散策路を歩きながら歴史的建造物を見学して行こう。
「仁敦岡書室」
「述郷書室前廰」
「聚星樓」という塔が見えるとゴールはすぐそばだ。
「聚星樓」は700年の歴史がある塔らしい。建設時は7層の塔だったらしいが、現存するのは写真の3層(13m)のみである。
このすぐそばにMTR「天水圍」駅がある。
歴史を感じられる散策路に行ってみては?
さて、いかがだっただろうか?「屏山文物径」は歴史の感じられる散策ルートだ。
たまにはこういうところを散歩して歴史に対する理解を深めるのも良いのではないだろうか。
なお、最初の博物館以外は基本的にずっと外なので、暑い日や雨の日は厳しいかも知れない。
行く場合は天気予報に注意してほしい。
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