深センから香港に行くときのイミグレで
深センからイミグレを超えて香港に行こうとしたときに、パンフレットがたくさん置いてあるのを見かけた。何だろうと思って手に取ってみた。それがこれだ
これは何かというと、海外旅行に行く中国人のマナー向上のために作成されたパンフレットで、深セン市の文体旅行局というところが作成したものらしい。
「海外に行くときはマナーを良くしましょう!」
「中国人として恥ずかしくない行動をしましょう!」
そんなことが書かれている。
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国際人としてどうすべきかが書かれている
中を開いてみると、マナーのある国際人としてどうすべきかが書かれていた。例えば、
「身なりをきちんとすること、態度をよくすること、自己紹介をし、相手を尊重すること、ポケットに手を入れて歩かないこと、歩いているときにすれ違う人と肩がぶつからないようにすること」
などなど。
そして、注目すべきなのが、
「公衆の場面では大声で話さないこと、荷物を通路において歩行者の邪魔をしないこと、人の顔をじっと見ないこと、ごみを道に捨てないこと、映画館で話さないこと、ホテルで騒がないこと、買う前に商品の箱を開けないこと」
など、どれも当たり前だが、海外に行く多くの中国人ができていないことがしっかりと書かれていたことだ。
自国の旅行客のマナーが悪いことを認め、海外に行こうとする彼らの意識向上のため、このようなパンフレットを用意しているというのは素晴らしいことではないだろうか。
パンフレットの中
世界各国の習慣とマナーについても書かれている
また、パンフレットの中には、世界のいくつかの場所の独特な習慣、マナーについても書かれており、その場所に行くときはその国のマナーを尊重するように勧めている。日本の習慣とマナーについても書かれていた。
ところどころ突っ込みどころが満載である。以下がその内容を訳したものだ。赤字は私の個人的な突っ込みである。
【日本の習慣とマナーについて】 日本人の多くは神道と仏教を信じています。日本人は挨拶の時に帽子を脱ぎ、お辞儀をします。礼儀と親密さを示すためです。(うーん、まぁ、そうかな?) 初めて会った場合は、90度のお辞儀をしますが、握手はしません。(90度のお辞儀って・・見たことないんですけど) 贈り物を送るとき、普通は高価なものは送りません。自分の方が立場の高い人と思われないようにするためです。(いやいや、そんな風に思う人いないでしょ) 日本人は紫を嫌がり、緑色を避けます。蓮の花のマークを忌み嫌い、9と4は縁起の悪い数字とされています。(紫と緑?マジで?) |
なかなか素晴らしいこと
このパンフレット、確かに突っ込みどころはあるのだが、なかなか素晴らしいと思う。中国国内でも「マナー向上」が叫ばれ、いろいろなところでそのような広告を見かけ、このような意識向上のキャンペーンは確かに効果をもたらしていると思う。
例えばバスや地下鉄に乗るとき以前はほとんどの人が並べなかったが、特に市内では並べる人の割合が少しずつ増えている。(まだまだ並ばない人は多いが)
今後、日本に来る中国人観光客のマナーもだんだんと良くなっていくかもしれないなぁ。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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