香港のオクトパスカードを返金
オクトパスカードカードは香港の交通系ICカードである。使い方は簡単。
日本のSuicaなどと同じく、交通機関に乗る際、ピッとタッチすれば良いのだ。
改札にタッチすれば使える
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香港のオクトパスカードは「あれば便利」ではなく「ないと不便」
香港の交通機関の料金箱はオクトパスカードありきで設計されている。バスもMTR(地下鉄や電車)も現金払いは可能だが、オクトパスカードメインの設計なので、非常に不便である。特にバスはお釣りが出ないので、端数のついた小数以下の小銭も準備しなければならない。(例えば上水〜空港の運賃HKD30.9など)
この場合、旅行客は殆どの場合、ジャラジャラ小銭を探さず、切り上げて支払ってしまうだろうから、端数分を損してしまう。
実際、HKD30.9の運賃に対して、“細かいのない”と言いながらHKD50札を出している旅行客を見かけた。
上水〜空港のA43バス。乗るときにオクトパスカードだとHKD30.9だが…
さらに、オクトパスカードカードがあれば乗り継ぎの割引が効く区間が多いが、現金払いだとその恩恵を受けられない。その差は結構大きい。
さらにさらに、65歳以上の方はシニアオクトパスカードを使用でき、交通費は段違いに安い。1週間の旅行だとシニア割引で千円単位で交通費が違ってくる。現金払いだと当然安くならない。
また、香港では多くの店でオクトパスカード支払いが可能となっている。オクトパスカードがあれば、ジャラジャラ小銭を探すことなく、ピッとタッチすれば支払いオーケーだ。
そう、香港において、オクトパスカードは「あれば便利」ではなく「ないと不便、ないとかなり損をしてしまう」アイテムなのである。
※この辺の詳細について別に記事を書いています。文末にリンクを貼りましたのでご覧ください。
返却返金も超簡単
ということで、私は、たとえ数日の旅行であっても、バスやMTRで香港の街に繰り出すならオクトパスカードを持った方がいいと思う。だって、買うと高いでしょ?残金余ったら無駄でしょ?と思うかもしれない。
いやいや、オクトパスカードは超簡単に返却返金ができるのである。
購入から3カ月以内に返却した場合は、返却手数料がHKD9(約130円)かかってしまうが、上記したように、HKD9かかったとしてもメリットははるかに大きい。
もし、発行から3か月以上経っていれば、手数料はゼロになる。
払い戻し手順を写真付きで解説
ではここからオクトパスカードの払い戻しについて解説したい。初めて香港に来た方でもわかるように写真付きで解説したい。誰でも超簡単にできる。
まずはカスタマーサービスに行こう。
カスタマーサービスは香港のMTR駅のいたるところにある。「客務中心」の看板を探そう
なお、香港国際空港の入国ロビーでも同様にオクトパスカードの購入、払い戻しが可能である。
香港国際空港の入国ロビー。MTRマークがあるところがカスタマーサービス
MTRマークが目印
払い戻しは、窓口にオクトパスカードを出し、「Refund, please(リファンド、プリーズ)(返金、おねがい)」と一言言うだけでオーケーだ。心配なら「Refund, please」と紙に書いて見せてもいい。もちろん、広東語、北京語が話せるならそれでも大丈夫だ。
今回は以前友人が旅行で来た時買ったオクトパスカードを4枚一気に払い戻した。複数枚一度に渡しても大丈夫である。
窓口の兄ちゃんにオクトパスカードを渡した
窓口の兄ちゃんの作業は超早い。10-20秒くらいで4枚のオクトパスカードの残高合計額が返ってきた。
レシートとお金が返ってきた
残額+デポジットが返ってくる
なお、カードを購入するときにデポジットHKD50が含まれている。(使用可能額HKD100+デポジットHKD50=購入額HKD150)なので、もちろん払い戻しするとちゃんと残額+デポジットHKD50が返ってくる。
例えばこのカード。カードの残り残高はHKD14.8
これを返金するとデポジットのHKD50が加えられHKD64.8が返ってくる
こちらは購入して一度も使っていないカード。HKD150で購入したが、デポジット分は表示されないため、利用可能残高はHKD100
これを返金すると、もちろんHKD150が返ってくる(購入から3か月以上経っているので手数料もかからない)
残額がマイナスでももちろん大丈夫
質問があったのは、残高がマイナスのオクトパスカードは払い戻しができるのか?ということ。結論から言うともちろん問題ない。
このカードの残高はマイナスHKD10.4
利用可能額はマイナスなので、このままではチャージしないと使えないが、HKD50のデポジットがあるので、カードの中には実際は50-10.4=HKD39.6が残っているのだ。
返金したが、ちゃんとHKD39.6が返ってきた
オクトパスカード払い戻しの注意事項
オクトパスカードを払い戻す時の注意事項は以下の通りだ。購入から3ヶ月未満の場合、HKD9の手数料がかかる
上でも説明した。例えば購入後全く使わなかった場合、HKD150-HKD9=HKD141返金される。もしまた香港に来る予定があるなら払い戻しせずに持っておこう。また、友人の旅行のために買ったオクトパスカードカードは3カ月以上経ってから払い戻そう。残金がHKD500以上残っている場合は即時払い戻しできない
なお、残金がHKD500以上残っている場合は、窓口で即時返金できない。まずはデポジットのHKD50が返され、残りは後日返金となる。面倒なので、HKD500以上はチャージしない方が良いだろう。オクトパスカードが破損したり汚れている場合HKD30引かれる
このように公式ページには書いてある。しかし、かなり傷ついたオクトパスカードを払い戻ししたこともあったが、全く問題なかった。割れたりしていた場合なのかもしれない。香港の街に繰り出すなら1日滞在でもオクトパスカードを
さて、いかがだっただろうか。オクトパスカードは香港ではなくてはならないアイテムだ。オクトパスカードがないと乗り継ぎ割引が効かず損をし、小銭をジャラジャラ持ち歩かなければならない。
購入も払い戻しも超簡単にできるので、香港に旅行に行く際は必ず手に入れよう。私ならたとえ香港滞在期間が1日でもオクトパスカードを購入する。
※ずっとタクシー移動する場合はオクトパスカードが使えないので、必要ないかもしれないが…。
オクトパスカードの購入方法、その他詳細についてはこちら ■オクトパスカードは必須アイテム |
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