【香港南丫島(ラマ島)】行き方解説。香港の離島、フェリーで観光に行こう!ハイキングと海鮮料理が楽しめる

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香港の離島が面白い

香港には有人の離島が多くあり、離島巡りがなかなか面白い。

フェリーは一日中セントラルに行き来しているため、交通は不便ではない。中には島に住んで本土側で働いている人もいる。

気軽に行くことができる距離にあり、本土とは違う、のんびりとした雰囲気を味わえるので、観光目的で行くのもおススメだ。

今日は、南丫島(ラマ島)に行ってきたので、行き方、見どころを書きたい。

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香港の離島南丫島(ラマ島)

南丫島(ラマ島)は香港の離島の中では最大の島である。香港島の南西に位置し、亜熱帯の木々が生い茂る自然豊かな島だ。

南丫島(ラマ島)
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島の多くは山林だが、ハイキングコースや埠頭付近は人々が生活できるように整備されている。

人口は1万人ほどで、自動車乗り入れは禁止されているため、大きな道路もなく、“離島感”が感じられる島である。


Yじゃない

なお、南丫島(ラマ島)の“丫”の字は、アルファベットの“Y(ワイ)”ではない。

なんで島の名前にアルファベットが?と思った方もいるかもしれないが、

“丫”は、「2つに分かれた、ふたまた」を意味するれっきとした漢字なのだ。

島が2つに分かれたような形をしているので、このような名称が付けられたのかもしれない。

そんな形かな?
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南丫島(ラマ島)には「榕樹灣(ヨンシーワン)」、「索罟灣(ソッグワン)」という二箇所の埠頭がある

では南丫島(ラマ島)に行ってみよう。

本土側から橋などはかかっていない離島なので、フェリーで行く必要がある。

香港島セントラル埠頭からフェリーが出ており、上船するにはオクトパスカードでタッチするだけなので、MTRなど他の交通機関と同じように気軽に乗ることができる。

南丫島(ラマ島)は北エリアの「榕樹灣(ヨンシーワン)」と南エリアの「索罟灣(ソッグワン)」という2つのエリアに栄えた集落があり、セントラル埠頭から「榕樹灣」、「索罟灣」にフェリーが出ている。

南丫島(ラマ島)の埠頭の場所
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「榕樹灣」と「索罟灣」の間はハイキングコースになっているため、どちらかの埠頭にフェリーで行き、ハイキングを楽しみながらもう片方の埠頭まで行き、そこから帰ると良いだろう。



セントラル埠頭からフェリーに乗る

「榕樹灣」、「索罟灣」のどちらに行く場合もセントラル埠頭の4番乗り場から出ている。

セントラル埠頭へはMTR香港駅、セントラル駅から歩いて行ける
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セントラル埠頭の4番乗り場。見にくいが右の方に「南丫島」と書いてある。入り口が「榕樹灣」、「索罟灣」で分かれている。確認してから入ろう。
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フェリーの時刻表と乗車料金

なお、「榕樹灣」の方が栄えたエリアなので、利用者が多く30分おきにフェリーが出ている。

「榕樹灣」行きの時刻表
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「索罟灣」行きのフェリーの本数は少ない。タイミングが悪ければ結構待たされることもあるため注意が必要だ。

乗船料は大人料金で、「榕樹灣」行きがHKD17.8、「索罟灣」行きがHKD22である。ちなみに、休日は約1.5倍の休日料金になる。

なお、上記情報は変更されるかもしれないので、詳細の時刻表と料金は公式ホームページで事前にチェックしてほしい。
中环~榕树湾の時刻表(公式ページ)
中环~索罟湾の時刻表(公式ページ)



「榕樹灣」へ

ではフェリーに乗り込もう。

今回は「榕樹灣」行きに乗ることにした。

事前に予約などは不要で、通常の交通機関と同じようにオクトパスカードをピッとタッチすれば上船できる。
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上船時間は約30分。船からの景色を楽しもう
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南丫島(ラマ島)の「榕樹灣」に到着

南丫島(ラマ島)の「榕樹灣」に到着した。

上陸するとそこが「榕樹灣」の集落である。
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「榕樹灣」から「索罟灣」の移動時間は2時間半から3時間くらい

今回はセントラルからフェリーで「榕樹灣」に行き、ハイキングコースを通って「索罟灣」へ。そこからフェリーでセントラルに戻った。

今回通ったルートはこちら
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案内図ではハイキングコースの移動時間の目安は1時間20分と書いてあったが、のんびり景色を楽しみながら移動したら2時間半かかった。

1時間20分というのは、寄り道せずに歩いた場合の移動時間だ。

観光客なら途中で写真を撮ったり、景色を見たり、お土産を買ったりすると思うので、実際の移動には2時間半から3時間くらいを見ておくと良いと思う。

では、早速「榕樹灣」をスタートしよう。

なお、色んなところに案内看板が立っているので、道に迷うことは無いと思う。



「榕樹灣」を散策

「榕樹灣」のフェリーを降りるとそこが集落になっている。この集落が「南丫島」で最も大きく、色々な店が軒を連ねている。

生活に必要な基本的なものは揃いそうだ。

お土産屋、レストラン、商店など、色んな店がある。
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生活している人もいるため、基本的なものは揃いそうだ。

銀行もある。
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お土産も多い
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必食の豆腐花を「建興亞婆豆腐花」で食べる

「榕樹灣」の集落のはずれに「建興亞婆豆腐花」という店がある。

場所は「現在地」と書いてあるところ。「榕樹灣」から「索罟灣」に向かう道路沿いにある
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行ったときは多くの人が並んでいた。彼らの目当ては人気デザート「豆腐花」である。

店に行列ができていた
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豆腐花は豆乳を柔らかく固めた、豆腐のデザートである。

食感はプリンより柔らかいくらいで、コクのある豆乳の優しい味がする。「豆腐花」自体には甘味はないので、これに甘いシロップがかけられて出てくる。

とても美味しいので、ここに来たら是非食べてみてほしい。

なお、「熱」と「冷」から選べる。どちらもHKD12だ。

豆腐花。ちゅるん!と、食べられる。とても美味しかった。
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人気がある店で、夕方までには売り切れてしまう。事実、昼すぎに行った時はすでに「冷」の豆腐花は売り切れていた。
◾️豆腐花は日本では「豆花(トォーファ)」という名称で売られている。
美味しいので、機会があれば一度食べて見てほしい。
楽天で検索→「豆花(トォーファ)」
Amazonで検索→「豆花(トォーファ)」


「榕樹灣」の集落を抜けた

「榕樹灣」の集落を抜けるとハイキングコースになっている
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のんびりと歩いて行こう。

その先は砂浜になっていて、多くの人が海水浴を楽しんでいた。
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水着を持って行き、ここで海水浴を楽しむのも良いだろう。

砂浜を越えると上り坂になっている
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天気が良かったので、気持ちの良い汗をかいた。

頂上には休憩スペースがある
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頂上から「榕樹灣」を見下ろした景色
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ここから見える煙突は「榕樹灣」の南にある発電所だ。

ハイキングコースは景色が色々変わってなかなか面白い。このような木のない岩場の間を通る区間もある
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その先は下り坂になっており、しばらくすると海が見えてくる。そこが、島のもう一つの集落、「索罟灣(ソッグワン)」だ。

「索罟灣(ソッグワン)」の港。中央より左にフェリー乗り場が見える。帰りはここからフェリーに乗った
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さらに降りてきた。
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下を見るとこんなカニがいた。浅瀬に海辺の生き物をたくさん見かけた
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坂を下り切ったところ。「索罟灣」のはずれに民家があった。漁師の家かな?
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「索罟灣(ソッグワン)」の集落に入った

ここから「索罟灣(ソッグワン)」の集落だ
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ここはほとんどが海鮮料理を食べさせるレストラン街になっている
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いけすに新鮮な魚介類が入れられており、そこから選び、料理してもらうことも可能だ
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「棠記茶餐厅廰」というレストランで海鮮料理を食べた

さて、せっかく来たんだから海鮮料理を食べて行かなければならない(笑)

しかし、レストランがたくさんあってどこで食べようかなかなか決められなかった。

いけすから直接選ぶと結構高かったり、魚の値段がキロ当たりいくらという表示になっているので、総支払額がいまいちわかりにくいレストランも多かったのである。

そんな中で見つけた「棠記茶餐厅廰」は、メニューが分かりやすく、リーズナブルだったため、ここに入ることにした。

「棠記茶餐厅廰」
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今回注文したメニュー。4人でHKD420。6品の料理と飲み物がついてくるセットだ
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これ以外にお茶代などの追加料金もなし。1人当たりHKD105とリーズナブルで明瞭会計!

料理もとてもおいしく、店員の対応も良く、親切だったので、大満足だった。もし、レストラン選びで迷ったらここをお勧めしたい。

では、今回食べた6品の料理をすべて紹介する。

鼓油皇蝦
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蝦がぷりぷりでとてもおいしかった。皮を剥いても良いと思うが、パリパリになっているので、皮ごとそのままでもイケる。

椒蟹炸鮮魷
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イカを揚げたもの。横についている甘辛いタレをつけて食べてもよし。

清蒸例牌魚
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白身魚を蒸したもの。

白身肉なので味は淡白と思いきや、めちゃめちゃ油がのっていて、ふわふわ!めちゃめちゃおいしかった!

時菜炒牛肉
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これは海鮮料理ではない。牛肉と野菜をいためたもの。野菜の爽やかさがおいしい。

蝦膏炒飯
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魚のうま味がするチャーハン。魚醤的なものを使っているのかな?

星洲炒米
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ビーフンをいためたもの。東南アジア風のカレー味で、これもおいしかった。

量も十分、4人でおなか一杯に食べられた。

さらに飲み物もついてくる。選択可能だ。今回は香港式ミルクティーを飲んだ。

定番だが濃くてうまい!
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これでHKD105はかなりリーズナブルだと思った。

機会があればぜひ行ってみてほしい。

場所はこのあたり。埠頭からすぐなので行ったらすぐわかるはずだ
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対岸から撮った写真ではここ
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フェリーに乗ってセントラルに帰る

さて、おなかがいっぱいになった。

そろそろ島を出てセントラルに戻ろう。

上の地図の「索罟灣第二埠頭」からセントラル行きのフェリーが出ている。上記したように、ここからのフェリーの本数は多くないので、事前にフェリーの時間はチェックしておこう。

「索罟灣第二埠頭」
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30分ほどフェリーに揺られ、セントラルに戻ってきた。

なお、フェリーの改札機はセントラル側にしかないので、帰りは降りてセントラルに着いてから(後払い)である。

セントラルに着いてから運賃を支払う
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セントラルに戻った時、日は暮れていた
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おまけ。南丫島は犬猫パラダイス

南丫島は犬や猫がたくさんいる。島外から連れてきて散歩している人もいるようだ。

今回撮ったかわいいワンニャン写真を最後にお送りしたい。
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なお、道の端にはこんなものも…

犬のトイレ
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犬猫が多いから必須なのかな。
(^^


日帰りでぶらっと行くのにおすすめの島

さて、いかがだっただろうか。

南丫島(ラマ島)の様子をだいたいお伝え出来たと思う。

泊まることもできるが、日帰りでぶらっと行くくらいがちょうどよい規模の島である。

機会があればぶらっと行ってみるのはいかがだろうか。

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【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます


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