【深セン木綿湾】中国の桜?春の風物詩「木綿花」が綺麗に咲き誇っている。地下鉄駅付近を散策してみた

※2018年4月11日更新
木綿花
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春の風物詩「木綿花」

「木綿花」という植物をご存知だろうか。

中国語では「木綿花(mu mian hua)」と読む。

ちなみに、日本語でも同じ漢字の「木綿」と書くが、「モメン」ではなく、「キワタ」と読むそうである。「木綿花」を日本語で言うと、「木綿(キワタ)の花」だ。

「木綿花」はオレンジ色の大きな花をつけ、熱帯から亜熱帯の気候のところで育つ。

深セン、香港では街路樹となっていたり、公園にも植えられている。

亜熱帯地域は一年中暖かく、雪も降らず、桜も咲かず、紅葉もないため、四季をなかなか感じられないが、

この木綿花は3月から4月前半頃に花を咲かせるため、これが春の風物詩となっている。

日本の桜と同じように、木綿花を見ると、深センでも春を感じられるのである。

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桜のように葉が出る前に花が先に咲く

木綿花が美しいと感じられる一つの理由は、日本の代表的な桜「ソメイヨシノ」のように、葉が出る前に花だけが先に咲くことだろう。

葉が出てくるのは花が落ちた後だ。

花が咲いている間は葉の緑が無いので、鮮やかなオレンジ色だけを純粋に楽しめるのである。

葉が出る前に花だけ咲く
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種ができると綿が取れる

「木綿」という感じからわかるように、種はふわふわの綿に包まれており、布団などの綿の材料として使えるらしい。



漢方薬、ハーブティーの材料としても使われている

木綿花は漢方薬としても使われている。

成熟して落ちた花を拾い、乾燥させてからお茶のようにお湯で煮出して飲む。

落ちた木綿花
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解熱効果、消炎効果があり、消化器系にも効果があるとのことだ。

木綿花は春しか見られないが、乾燥しておけば長期保存が可能なため、春に拾って、乾燥させ、一年中定期的に飲む人もいるようだ。

調べてみると、日本でもハーブティーの材料として使われることもあるらしい。


深セン木綿湾

深センの東、龍崗区に木綿湾というところがある。

地名からわかるように、ここはかつて木綿花がたくさん咲くエリアだったらしい。

ネットで調べると、今も木綿花が多いと言う書き込みがあった。

ということで、さっそく行ってみた。「木綿湾駅」は深セン地下鉄3号線(龍崗線)の中ほどにある。

場所はここ
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木棉湾駅
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「木綿湾」駅の付近と、今日通ったルート(赤線)
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木綿湾駅の東側(B出口を出たところ)には新しいショッピングモールがあった。この辺も開発が進んでいるようだ
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しかし、ショッピングモールから一歩脇に入ると古い家並みがあった。

壁に書かれている「拆」の文字は「まもなく壊される」という意味だ。
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深センは政府主導で古い建物を撤去し、新しい建物に建て替える事業が行われている。

この地域も例外ではないのだ。間もなく、この辺も新しい建物が建つようになるのだろう。

さて、少し話がそれてしまったが、今回の目的である「木綿花」を探すことにしよう。


木綿路

木綿湾駅のすぐ南側に木綿路という道路がある。

木綿路の場所はここ
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ネットの書き込みには、木綿路には木綿花がたくさんあるとのことだった。

まずは、ここに行ってみた。

これが木綿路
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モバイクで木綿路の端まで行ってみたが・・・。

結論から言うと、大したことなかった(笑)

確かに道路脇に何本かあったが、咲き乱れているというわけではない。

この程度の木綿花の街路樹なら普通にいろんなところで見ることができる。

名ばかりの“木綿”路であったと言うのが結論だ。

木綿花の木はあったが、それほど多くなかった
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地下鉄木綿湾駅の脇の公園

木綿湾駅の脇(C出口を出たところ)に広い公園(広場)がある。

公園の場所はここ
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次にここに行ってみた。

地下鉄の歩道橋から見ると、赤い木綿花の花が見える。

脇の公園。赤く見えるのが木綿花
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この公園は広くはないが、なかなかきれいに整備されている。

広場のエリアではダンスをしているおばちゃんたち、走り回る子供たち、移動式カラオケで歌うオッさんがいた(笑)

広場の端は緑地帯となっていて、木々が植えられ、木漏れ日がこぼれる都会のオアシスとなっていた。

そこに木綿花の木が何本か植えられていた。

木綿花の木
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散策路の上に木綿花が落ちている
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犬の散歩に来ている人もいた。地元民の憩いの公園なのだろう。

憩いの公園で美しく咲く木綿花
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木綿湾に、木綿花の木は“そこそこ”あった

さて、ネットの書き込みを信じてわざわざ木綿湾まで行ったのだが、木綿花の木は“そこそこ”あった、というのが結論だ。

昔はこのエリアにたくさん木綿花の木があったのかもしれないが、この程度の木綿花は深セン各所で見ることができるため、

あえて木綿花の木を鑑賞に来るほどではなかった。(笑)

もちろん、綺麗だったので来て後悔はないが・・・。
(;^^)



あと1カ月ほど楽しめる

さて、木綿花は今が見どころだ。

木綿花は桜と同じように、1年に一度しか咲かない春の花だ。

しかし、2週間で散ってしまう桜と違い、3-4月前半と1か月以上咲いているため、鑑賞できる期間が長い。
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あと1カ月くらいは楽しめるだろう。

深セン市内の色んなところに植えられているので、道を歩く時は見てみよう。

※2018年4月11日更新
4月半ばに差し掛かり、ほとんどの花は落ちてしまった。また来年のお楽しみだ。

2018年4月11日現在の木綿花の木。花が落ち、葉が出てきている

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【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます


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