中国人のマナーが向上している
最近、以前と比べると、中国人のマナーがかなり向上していると思う。もちろん、客観的に言って、まだまだ「中国人はマナーが良い」というレベルには達していないと思うのだが、数年前に比べると、相当良くなった。
「嘘でしょ?」と思う人も多いと思うが、本当に変わってきた。
以前は本当にマナーについては語れるレベルではなかった。それと比べると、マナーを守れる人がかなり増えてきたと思う。
スポンサーリンク
謝れる店員が増えてきた
例えば、深センの店員のマナーが向上してきた。失敗したことに対して、謝罪の言葉を述べるのは美徳である。
以前は、明らかに自分のミスや不手際で客に迷惑をかけても、謝罪の1つもできない店員がほとんどだったが、
最近では、深センの特に市内エリアで、店員から「すみません」と言う言葉を聞くことが増えるようになった。(まだかなり少数ではあるが)
また、スーパーマーケットで客が「〇〇はないですか?」と店員に聞いても、「知らん」の一言で携帯電話をいじり続けるような店員もかなり多かったが、今ではかなり減った。
また、客に対して笑顔で親切に対応してくれる店員も以前より増えてきた。
並べる人も増えてきた
また、列に並べる人が以前に比べ増えてきた。乗り物に乗るとき、チケットを購入するときなど、日常生活で列に並ぶことはよくあるが、中国は、割り込みは当たり前の社会である。
今も並べない人がまだまだ多いのだが、
徐々に並ぶ人が増え、最近特にその数が増えたと思う。
深セン郊外はまだダメな人が多いが、市内ではかなり整然と並ぶ様子を目にするようになった。
もちろん、まだまだ横入りする人は多いが、以前と比べると本当に良くなった。
※日本から来た人は並べない人の多さにびっくりすると思うが、以前の様子を知っている人は、マナーの向上が見て取れるだろう。
さらに時間が経てば、もっと良くなるかもしれない。
文明のある世界へ
中国語で、「マナー」のことを「文明」という。文明のない人はマナーが守れない、と言うことなのだ。
現在深センでは文明のある社会に向けて、いたるところに「文明向上」を促す標語やポスターが掲げられている。
これらの活動の効果が、少しずつではあるが見えてきているように思える。
ゴミも分別できるようになるだろうか
中国の街に足を踏み入れると、大量のゴミに驚くだろう。こちらの多くの人は、ゴミが捨てられない。本当にゴミが捨てられない。
ゴミ箱に入れるというその行為ができないのだ。
しかし、最近、ゴミの分別を促す広告やポスターを深セン市内各所で見かけるようになってきた。
ゴミの扱いに対しても「文明」ある行為をしましょう!と意識改革を呼びかけているのだ。
これは地下鉄のつり革。つり革がゴミ箱の形になっており、「ゴミを分別しよう」と書いてある
まともにゴミを捨てられない人が分別できるようになるのはまだ先のことかもしれないが、このような呼びかけが、ゴミのあり方を人々に考えさせ、少なからずゴミの処理に関するマナー向上につながるだろうと思う。
いつか、ゴミを分別できる社会が来るだろうか。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
スポンサーリンク
この記事へのコメント