カロリーゼロの羅漢果(ラカンカ)
一時期、羅漢果(ラカンカ)が日本で流行った。カロリーレスで太らない奇跡の甘味料ということで、健康志向の日本で話題になったのだ。
羅漢果(ラカンカ)は卵より少し大きい丸い果物で、非常に強い甘みがある。
その甘さはショ糖のなんと300倍もあると言われているのだが、体には吸収されないため、実質カロリーはほぼゼロと言う。
甘いのにカロリーレス?そんなことってあるの?と思うが、羅漢果(ラカンカ)に含まれているのは「テンペングルコシド配糖体」という特殊な糖で、砂糖に含まれている糖分とは異なるらしい。
舌には甘く感じ、体には吸収されずスルーという、まさに奇跡の?砂糖に代わるうれしい甘味料なのだ。
糖分が体に吸収されないということは、当然太らないし、血糖値も上がらない。なので、ダイエット中の人や糖尿病人にもピッタリである。
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中国ではスーパー、漢方薬屋でも売っている
中国では乾燥させた羅漢果(ラカンカ)がよく売られている。スーパーや、漢方薬屋にも置かれている。
スーパーで売られる羅漢果(ラカンカ)
これって果物じゃないの?なぜ漢方薬屋に?
と思うが、羅漢果(ラカンカ)は咳(セキ)を鎮める効果、気管支の炎症を抑える効果があるため、中国では準漢方薬のようなものとして扱われているのだ。
中国では喉の調子が悪い時に、お茶にしてよく飲まれている。
ちなみに、中国語では「罗汉果(ローハンゴー)」と言う。
羅漢果(ラカンカ)茶を作って飲んでみた
最近、風邪をひいたのか、喉の調子が悪いため、羅漢果(ラカンカ)茶を作って飲んでみた。作り方は簡単。羅漢果(ラカンカ)をお湯で煮出すだけだ。
羅漢果(ラカンカ)の実
中身はこんな感じ
乾燥しているため、力を入れるとパリパリっと崩れる。少し崩して湯に入れると味が出やすい。
羅漢果(ラカンカ)茶の完成
かなり味は強く、1つの実で何回も煮出すことができる。
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飲んでみる
では早速飲んでみよう。口に含むと・・・うわ!甘っ!
めまいがするほど甘かった。さすが砂糖の300倍の甘さと言われるだけある。お湯を入れて味を調整することにした。
かなり薄めてやっと丁度良くなった。ふわっと優しい甘みが口いっぱいに広がる。
うむ、イケる。
なお、羅漢果(ラカンカ)の甘みは砂糖とは少し異なる。
口で説明するのは難しいが、最初に甘みを強く感じるが、喉を過ぎるあたりでスッと甘みが消える感じ。口に残らない甘さだ。
最初は少しクセがあると感じるかもしれないが、慣れるとなかなか好きになると思う。
羅漢果(ラカンカ)茶は喉に良い上に、普通に飲んでも美味しい飲み物なのだ。
これでカロリーゼロなのだから驚きである。
羅漢果(ラカンカ)茶の色
喉には効くのか?
で、肝心の喉への効果はどうだったのか。正直、1杯飲んだだけではそれほど実感がない。
が、甘さが心地よく感じられ、喉が温められて気持ち良いと思った。少なからず効果はあるのだろう。
羅漢果(ラカンカ)は中国4000年の歴史がある漢方で喉に効くとされている。なので、定期的に飲めばきっと喉や気管支の疾患改善が体感できるだろう。
中国で羅漢果(ラカンカ)茶を飲んでみよう
中国では上記したような乾燥した実が普通に売られている。安いし、お湯で煮出すだけで簡単に羅漢果(ラカンカ)茶が出来上がる。
優しい甘さの飲み物で、個人的には冷やしてもおいしいと思う。
甘いのにカロリーゼロなのがうれしいし、しかも喉や気管支にも優しい。
結構お勧めの木の実である。
中国に来たらぜひ飲んでみてほしい。
砂糖の代わりに羅漢果(ラカンカ)を使ってダイエット
日本でも羅漢果(ラカンカ)から作られたカロリーレス甘味料も売られている。カロリーゼロなので、ダイエットに有効である。
ただ、上で説明したように、普通の砂糖と少し違い、喉のあたりでスッと消える甘みなので、物足りないという人もいるかもしれない。
その場合は、羅漢果(ラカンカ)甘味料を砂糖と混ぜて使ってみて欲しい。
砂糖の使用量が減るのでカロリーは抑えることができ、羅漢果(ラカンカ)独特の甘みも普通の砂糖の甘みに近づけることができるのだ。
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