深セン龙岗(龍崗)区
深セン龍崗区(りゅうがんく)は、深センの中心地から少し離れた北部に位置する区である。深センの中でも開発が遅れていたエリアだったが、2011年、深センで学生オリンピックが開催されたのが開発の大きな転機となった。
それに合わせ、深セン地下鉄3号線が龍崗区の中心まで伸びたため、付近一帯は急激に発展し始めたのだ。
私は10年ほど前、区のメインエリアにある「龙城广场」に訪れたことがあるのだが、その頃はまだまだ発展途上という感じだった。大きな建物はあったものの、古めかしい中国の田舎という雰囲気が漂っていた。
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「龙城广场」に行ってみた
最近、龍崗区の発展が著しいと噂を聞いたので、行ってみた。地下鉄「龙城广场」駅を降り、以前からあった「龙城广场」に向かったのだが…驚いた。
以前と全く違う!
なんだこれは?違うところに来たのか?
そう思ったが、やはり同じ場所だ。近くの川、公園などはそのままである。
「龙城广场」のシンボル、龍のモニュメントもそのままだった
しかし…すごい。数年でこんなに変わるものかね。
以前は泥だらけだった空き地に巨大なショッピングモールができていた
以前、地下鉄脇に泥だらけの空き地があったのだが、現在は巨大なショッピングモールができていた。ショッピングモール
新しく、綺麗で様々なブランドのテナントが入っている。
古めかしい雰囲気はそこには全く無く、訪れる客の服装や言動も以前とは異なったものだった。
10年前は当たり前いた、上半身裸でウロつくおじさんや店内で唾を吐くおばさんはもういないのである。
いや、そんな人がいたと言っても、今は信じてもらえないだろう。
それくらい、すごく綺麗なショッピングモールだ。
ここなら1日ショッピングとグルメを普通に楽しめるだろう。
モールの中心の隣は公園
このモールは公園に隣接している。モールの真ん中は大きな吹き抜けになっていて、そこの上層階から公園のシンボルである龍のモニュメントが見える
隣接した公園自体は、以前とそれほど大きな変化がないのだが、周囲の状況が違うとイメージが全然変わるものだ。
すぐそばに本屋(龙岗书城),科学館、アート館がある
さらに、このモールのその隣にレンガ色の大きな建物が3棟並んでいる。レンガ色の大きな建物が3棟並んでいる
なんだこの建物は…。以前、こんなものは全くなかった。
行ってみると、それは本屋(龙岗书城),科学館、アート館であった。
聞くと、2018年7月に一般開放されたばかりだそうだ。
本屋(龙岗书城)
地下鉄に一番近いレンガ色の建物は本屋(龙岗书城)である。「书城」は巨大な本屋で、日本で言う紀伊国屋書店みたいなお店だ。深セン内に何件もある。
入ってみたが中はかなり広く、多くの人が立ち読みしていた。(座り読みか…(笑))
本以外にも、文房具、楽器など色々なものが売られている。
中は広く、綺麗だ
科学館(科技馆)
隣にある建物は、科学館(科技馆)だ。入場料はなんと無料である。
ただ、入場するには予約が必要で、今回は予約が埋まってしまっていたため、入れなかった。
日本の青少年科学館のように、いろんな学べるアトラクションがあるようだ。興味がある方は事前に予約してから行こう。
人がすごかった
アート館(艺术馆)
その隣にある3棟目の建物はアート館である。入口の前にもアートがある
こちらも同様の入場は無料だが予約が必要なため、入れなかった。
建物の外もアートだが、中にはそれ以上の色々なアート作品が展示されているのだろう。
機会があれば行ってみたい。
科学館とアート館の予約について
予約は、以下の説明を見てほしい。QRコードをスキャンし、説明通りに進めば予約ができる。QRコード
登録方法
開館時間、よくある質問など
地下モールもある
この3棟の建物のすぐ下には地下モールもできていた。色々なお店があり、多くの人が訪れていた。
地下モールの様子
案内マップ
今日紹介した場所の案内マップを作成した。地下鉄D出口を出てまっすぐ行くと「龙城广场」がある。ショッピングモール、本屋、科学館、アート館、龍のモニュメントの位置は以下のマップで確認してほしい
驚くほどの発展ぶり
さて、いかがだっただろうか。現在の龙城广场の様子はこんな感じである。
それにしても、本当に驚いた。こんなに変わっているとは。
10年…いや、5年前にこの辺りに来たことがある方ならきっとびっくりするだろう。
モール以外にも、地下鉄駅周囲には超高層マンションが建ち並んでいた。
以前はわずかな人しか住んでいなかった集落「龙岗」は、深センの変化の速さ、発展の速さを象徴する街になったのである。
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