中国生活でかかる光熱費
中国生活をするにあたって気になるのが毎月の費用である。以下のページで日本人が中国深センで暮らす際の平均的な生活費を書いたが、今日は特に光熱費の詳細について説明したいと思う。
参考■深センの日本人生活費まとめ
今日書くのは、中国深センの具体的な
1.管理費
2.水道代
3.電気代
4.ガス代
がどれくらいかかるか、
そして、これらの費用の支払い方法についてである。
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では、まず深センの光熱費について説明したい。1.管理費
持ち家であろうと借りた家であろうと、集合住宅に住むと建物を管理するための管理費が「1平方メートル当たり◯◯元」という形で徴収される。平均は1平方メートル1元~2元くらいだが、高級マンションに住めば高くなり、安い家に住めば安い。
住居面積×管理費で計算するため、もちろん、広くなればなるほど高くなる。
目安は1人暮らしでワンルーム(30平方メートルくらい)に住む場合、30元~60元くらい。
家族暮らしで2-3部屋の家(80平方メートル)に住む場合、80元~160元くらいだろうか。
また、これ以外に管理費の基金がプラス数十元かかる。これもマンションによって異なる。
2.水道代
水道代は1立方メートル当たりの単価×使用量で支払う。単価は深セン市内でも多少差があり、使用量によっても変動する。
だが、普通に生活するだけならそれほど高くないのであまり気にするほどではないと思う。
単価の目安は1立方メートル当たり2.3元~4.6元(平均3.5元)といったところだ。
使用量は人によって違うと思うが、普通に生活(料理、洗面、シャワー)して、平均1か月一人5立方メートルくらいだろう。
単純計算で1人当たり、3.5元×5立方メートル=17.5元である。
家族で暮らしていても100元を超える家庭は少ないと思う。
なお、中国の水道はそのまま飲んではいけない(歯磨きなどは口に含む程度は問題ない)ので、購入した水を飲もう。
沸騰させれば大丈夫なので、お茶やコーヒー、料理等には水道水を使う人もいる(私も結構使っている)。
3.電気代
日本と同じで1kwh(中国語では「1度」という)当たりいくらで支払う。深センは0.68元/kwh~0.98元/kwh(約10円/kwh~約16円/kwh)くらいである。
日本は地域によって違うが、20円/kwh~30円/kwhくらいなので、半額くらいと言えるだろう。
深センで生活していてどれくらいかかるのか気になるが、当然、使用量に応じて支払額は変わる。
単価は日本の半額くらいなので、日本と同じくらい電気を使ったら日本の半額くらいと考えて良いと思う。
また、深センは夏が暑く、エアコンが必須なので、一般的に夏の電気代が高くなる。
以下はあくまで目安だが(電気代は平均値0.8元/kwhで計算)
一人暮らしで冬季150kwh(120元)、夏季300kwh(240元)
家族暮らしで冬季250kwh(200元)、夏季500kwh(400元)
くらいであろうか。
4.ガス代
日本と同じように、①都市ガス(ガス管が家に配置されている)と、
②プロパンガス(ガス管が家には来ておらず、プロパンガスを運んでもらう)の2種類がある。
深センの都市ガスは1立方メートル当たり、3.5元が一般的である。
家で料理するかどうかによるが、1か月の使用量は、1人暮らしで5立方メートル(17.5元)、家族で20立方メートルくらい(70元)だろうか。
家にガス管が配置されていない家は、プロパンガスを利用する必要がある。
プロパンガスはガス屋に電話をすれば家まで運んでもらえる。1本80元くらいで持ってきてもらえ、かなり長く使える。
都市ガスもプロパンガスもそれほど高くはない。
なお、オール電化の家も増えており、その場合はガス代はかからない(当たり前)
ガス代だけは支払い方法が別
上記4種類が家賃以外に支払う必要のある必要経費だが、ガス代だけは支払い方法が別である。1.管理費
2.水道代
3.電気代
の3種類はまとめてマンション管理所に、
4.ガス代
は都市ガスの場合は大家に、プロパンガスの場合は直接ガス屋に支払うのが普通である。
※もしかしたら支払い方法が異なる場合もあるかもしれないので、入居時、確認してほしい。
支払い方法:管理費+水道代+電気代は管理所で支払う
ガス代以外の管理費、水道代、電気代は通常マンションの管理所で支払う。どのマンション、花園、小区でもエリア内に管理事務所があり、そこがこれらの費用の管理をしている。
毎月一度請求書が各家庭に届けられるか郵便受けに入れられるので、管理区に行って支払えば良い。
請求書
なお、手違いで請求書が届けられないこともあるが、払い忘れると延滞金をとらえるので、請求が来ていなくても自ら管理所に行き、支払うようにしよう。
支払い方法:ガス代は大家か自分で買う
ガス代は管理所では管理しておらず、ここでは支払わない。ガス管が配置された都市ガスタイプの家であれば、ガス会社から使用料に応じて大家に請求が行く。
月々の支払いは高くないため、大家が先に立て替えておいてくれ、数か月に一度、「ガス代払ってくれ」と言ってくるのが普通だっりする。
その際は、請求の数字がわかるように請求書を見せてもらい、確認して支払うようにしよう。
例えばこんな感じで大家から支払ってくれ、とメッセージが来たりする
ガス管が配置されていない、プロパンガスの家は、ガスがなくなれば近くのガス屋に電話する。
すぐにプロパンガスを運んでくれ、空のプロパンガスと交換してくれる。
その時に費用を払えばOKだ。
光熱費まとめ
平均的なところを表にまとめるとこんな感じになるだろうか。深センの平均的な光熱費(1ヵ月)
表題 | 1人暮らし(1ルーム) | 家族暮らし(3LDK) |
---|---|---|
管理費 | 60元 | 140元 |
管理基金 | 15元 | 20元 |
水道代 | 15元 | 20元 |
電気代 | 200元 | 300元 |
ガス代 | 10元 | 20元 |
合計 | 300元 | 500元 |
まとめ
さて、いかがだっただろうか。中国深セン生活で必要な光熱費のざっくりしたイメージとしては日本の半分くらい、という感じだ。
もちろん、上の表はあくまで目安で、光熱費は節約すれば節約するだけ安くなる。
環境保護にも必要なことなので、無駄遣いはしないようにしよう。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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