【中国】無料のロッカーにも顔認識システムが搭載。近い将来起きる2つの事を予想してみた

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ハイテク化が進む中国

中国のハイテク化がすごい。

新しく便利なものをどんどん取り入れよう、変化していこうと人々の思いがそのスピードをさらに後押ししている。

変化していくことに対して、日本人と中国人の考え方は大きく異なると思う。日本では、新しいことを始めようとすると、「こういう問題が生じるかもしれない」「法整備がまだ整っていない」などの論議が沸き起こり、なかなか前に進まない。今に満足しているのだろう。

一方、中国ではなんでも挑戦しようという人が多い。無謀と思えるようなことも“とりあえずやってみよう”という風潮で、(もちろん失敗も多いのだが)その結果、超速の変化を遂げている。

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無料のロッカーに顔認識システム搭載

そんな中国深センで、今日、またハイテク化を感じる物を見つけた。

それがこれだ。顔認識システム搭載のロッカー
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中国では、万引きを防ぐため、スーパーの中に大きなリュック、カバンなどの持ち込みは基本的に許されておらず、店の前にあるロッカーに入れておく必要がある。

従来は、ロッカーのボタンを押すとバーコード付きのレシートが出てきて、ロッカーに荷物を入れ、後ほどロッカーを開ける時はそのバーコードを読み取らせるタイプが主流だった。

しかし、今日見つけたロッカーは預けた人の顔を認識し、自動でドアが開く、ハイテクなものだったのだ。



顔認識ロッカーを実際に使ってみた

顔認識ロッカーとはどんなものか。実際に使ってみた。

使い方は非常に簡単で、ボタンを押してカメラに自分の顔を認識させるだけだ。

使い方の説明
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まず、ロッカーの「存」ボタンを押し、カメラの前に立つと、数秒で顔を認識し自動的にロッカーのドアが開くので荷物を入れて閉める。これで、預けは完了だ。

で、荷物を取る時も同じように、ロッカーの「取」ボタンを押し、カメラの前に立つ。すると、顔を認識し、預けた箇所のロッカーボックスが自動で開くのである。

なんとハイテクな…。

カメラの前に顔を見せるだけでその人個人を特定することが可能になっているのだ。

つまり、本人以外は開けられないので、中のものが盗難に遭う可能性も少ないということだ。



本人じゃないと開けられない少し不便?

従来のロッカーは、預けた後レシートが出てきて、それがあればロッカーを開けることが可能なので、家族や友人に「先にロッカーで荷物取ってきて」ということができた。

しかし、顔認識システム搭載ロッカーは、本人以外はロッカーを開けられない。

便利な反面、不便なこともありそうだ。


今後、顔認識システムがどんどん導入される?

中国は、日本のように「個人情報保護法」なるものはない。

そもそも、個人情報が漏れることを全く気にしていない人がほとんどで、ネット上に自分の個人情報を平気でアップする人もいる。

他の人の情報についても同様で、何かの登録に使用した身分証明書のコピーの余白がメモに使われていたり、無造作に人目につくところに捨てられていたりすることもよくある。

人の顔写真情報についても同様で、それを勝手に使用することを咎める法律は(多分)ない。

日本だと、法的にいいのか?顔のデータという重要な個人データを勝手に使っていいのか?という議論がなされそうだが、中国では、そんなことはお構いなしに、顔認識システムがどんどん導入されて行く流れとなっている。

理由は・・・便利だからである。

ここからはあくまで私の予想であるが、今後中国はこうなって行くかもしれない。

顔認識システムを使った近い将来に起きそうな事を2つ、予想してみた。

近いうちに、中国のいたるところで顔認識システムが使われる?
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1、店のレジは無くなる
これはすでに実現されている。

「無人店」と謳われた店だが、本当にレジがないどころか、お金を受け取る店員もいないのだ。

では、支払いはどうするのか?と思うが、これも顔認識システムが利用されている。

店の入り口から出口まで、店内もあらゆるところにカメラが設置されており、入店から出店までAI(人工知能)付きのカメラが客の動きを記録し続ける。

顔認識システムが、誰が何を買ったかを自動的に記録し、そのまま店を出るだけで、その人の電子マネー(微信支付(ウィーチャット))から料金が引き落とされるのである。

店から持ち去った物の代金が自動で引かれるので、万引きはもはや不可能の店となっている。

映画の中の話のようだが、実際に中国でこのような店が現れている。

今後、このような完全無人店が増えていき、将来、レジが中国から消えるかもしれない。


2、ATMにも顔認識システムが導入
銀行のATMにも同様のシステムが導入される日も遠くないだろう。

ATMに付いたカメラが顔を認識するため、本人じゃないとATMの操作が不可能になるのだ。

これは、犯罪の抑止に大きな効果をもたらすはずだ。個人が完全に特定され、誰がいつ、いくらどこでお金を出し入れしたかもわかるようになるため、ATMを利用した振り込め詐欺はきっとなくなる。

しかし、家族であっても他人名義の口座は使えなくなるので(例えば妻が夫名義の銀行を使うなど)不便な面もあるかもしれない。



あくまで私の予想

なお、これらはあくまで私の予想にすぎないので、ご理解いただきたい。

しかし、ここ数年の信じなれないほどの中国のハイテク化をみていると、上記したことが普通に実現するのも時間の問題のような気がする。


【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます


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この記事へのコメント

  • Earth

    このロッカーの場所教えて頂けませんか?
    友人が深センにくるのですが、ハイテクツアーを企画しています。
    顔認証決済はまだ外国人は登録できないようですが、これなら登録なしで体験できそうです。
    2018年08月14日 08:10
  • 管理人

    Earthさん
    コメントありがとうございます。
    大変申し訳ございませんが、具体的な場所を忘れてしまいました。ぶらぶらして入ったところだと思うのですが…。
    他にも似たようなシステムのロッカーを何回か見たことがありますが、どこにあったか具体的なはっきりした場所までは思い出せません。
    申し訳ありません!
    2018年08月14日 17:35
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