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現在、深センにはレンタル自転車があふれている
深センにはレンタル自転車があふれている。すでに深センには10社近い各色の自転車があらゆるところに停まっており、この業界は飽和状態になりつつある。
今や中国の大都市で、当たり前になっているレンタル自転車だが、
先駆者の「モバイク」がこの世に登場して1年ちょっとしか経っていないのだ。
本当に中国の発展の速さには驚かされる。
いろんな種類のレンタル自転車があるが、使い方は各社ほぼ同じだ。
1、アプリをスマホに入れ、2、デポジットを預け、3、実名登録をするだけで準備は完了。
あとは停まっている自転車のQRコードをスキャンするだけで乗ることができるのである。
赳赳单车という自転車が深センに現れた
そんな中、最近、深センにまたまた新しいレンタル自転車が表れた。それがこれ。その名は「赳赳单车」
「赳」の中国語発音は数字の「九」と同じ「jiu」のため、「99单车」とも書かれている。
調べてみると、「赳赳单车」は、
5か月前の2017年3月に設立したばかりの「上海赳赳自行车科技有限公司」という会社が展開しているレンタル自転車だ。
しかし、レンタル自転車であふれている今の深センで新しくビジネスを始めた「赳赳单车」に勝機はあるのだろうか。
驚きの「终身免费」
この状況で戦うため、「赳赳单车」は強気のキャッチフレーズを車体に掲げた。それが「终身免费」=「永久無料」である。
え?永久無料!!?
どういうことなのか。調べてみた。
本当に無料
調べてみると確かに本当に無料だ。「99单车」という名称から分かるように使用する前にデポジットは「99元」預ける必要があるのだが、利用料は完全に無料だ。
登録し、デポジットを預けておくだけで使用できるのである。
(※一回の利用は2時間以内である、2時間以内に鍵を閉めなければならない。これは、鍵を開けっぱなしで不正利用されることを防ぐためだろう。)
デポジットは一時的に預ける必要があるが、自転車を使用しないときは自由に返金できるため、利用料自体は本当に無料なのだ。
登録方法
「赳赳单车」の登録方法は「モバイク」と変わらないので以下の記事を参照してほしい。【摩拝単車Mobike完全マニュアル】
モバイクと同じく、実名登録のためパスポートの写真が必要である。登録したら1時間ほどで確認され、使用が可能になった。
車体のQRコードからアプリのダウンロードページに行ける
永年無料でどうやって儲ける?
それにしても「赳赳单车」は永年無料でどのように経営していこうとしているのか。利用料金は完全に無料なので、
一時的に預けられたデポジットを運用するしか方法がない。集めたお金を投資するなどして儲けようとしているのだろう。
しかし、デポジットはあくまで一時預かり金である。
客が返金を要求したらすぐ返さなければならないため、自転車の品質は常に高い状態に保っていなければならない。
もし、故障車が増えたり、自転車の台数が足りなければ、デポジットの返金が相次ぎ、たちまち事業の運営が破たんしてしまうだろう。
これが本当の“自転車”操業だ。
これからどうなっていくのだろうか。今後の「赳赳单车」に注目したい。
完全無料で品質を維持して行けるだろうか
ちなみに、私は早速登録し、利用を開始してみたが、デポジットはとりあえず返金しておいた。
登録さえしておけば、デポジットをその場で預ければ即時使用できるので、まずは登録してみてもいいかもしれない。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
PMZ
財テクか、広告か?
何しろ、使用料が無料なのだから、十分に資本金があって長く大きく運営できるのであれば、Mobikeにとっても、OFOにとっても脅威であることは確かですね。有料のレンタル自転車はそれこそガラクタになってしまいますね。
でも、MobikeもOFOもすでに相当なシェアがあるから、「永久無料」自転車があるところだけ、無料で対抗して抑え込むということもできそうですね。
まだ、「永久無料」はシェアが小さすぎるだろうから、MobikeとOFOが本気で倒しにかかることはないだろうけれど、今後どうなるか楽しみですね。
私は夏になってから、すっかり自転車から遠ざかっているのですが、秋になって涼しくなったらまた乗るつもりです。
*そう言えば、Mobikeは日本の福岡でスタートした(する?)らしいですね。今後どうなるかそちらも楽しみです。
ペッペケ
コメントありがとうございます。
このレンタル自転車は本当に先が読めません。
この先どうなるのか楽しみですね。
ところで、日本でもモバイクが始まったのですか?
それはすごいことですね!