ちょっと気になる中国語「囧」

ちょっと気になる中国語「囧」
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中国生活でちょっと気になった中国語をシリーズ記事で書いていきます。過去の記事についてはこちらからどうぞ

「囧」

今日書きたいちょっと気になる中国語は「囧」である。

え?何、この顔文字?

(´д`)

みたいな顔文字じゃん?

思うかもしれないが、これはれっきとした中国語の漢字なのだ。

「囧」をよく見てほしい。

全体的に見ると顔にしか見えないが、よく見ると「口」「ハ」「口」という部首で構成された漢字であることに気づく。

中国語のピンイン入力ソフトが入っているなら「jiong」と入力し、変換してみてほしい。れっきとした漢字であることがわかるはずだ。

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「囧」はどういう意味?

「囧」は中国語ではjiǒng(ジヨン)と発音し、漢字の持つ意味は「光明、輝き、明るさ」である。

しかし、この漢字は常用漢字ではないため、中国人でも意味を知らない人が多い。

長きにわたって「囧」に日が当たることはなかったのである。



顔文字として使われるようになった

しかし、10年ほど前の2008年頃から状況は変わってきた。

その頃から中国でもインターネットを経由してのメッセージのやりとりがメジャーになってきたのである。

若者のネット利用が増えるにつれ、新しい流行語やスラングなども次々に生まれ、感情を表すために、顔文字も多用されるようになってきた。

そこで注目されたのが、この「囧」という漢字である。

確かにどう見ても顔にしか見えない。

「jiong」と入力して変換するだけで切ない感情を表せるとして、あっという間に広まったのである。
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「囧图(jiong tu・ジヨン トゥ)」は「面白バカ画像」

さらにそこから派生して、「囧图(jiong tu・ジヨン トゥ)」という言葉が生まれた。

「图」は「図」の簡体字であり、写真や絵を意味する言葉である。

つまり、「囧图」は、日本語表記に置き換えると、

「(´д`)写真」

となり、

囧←こんな顔になってしまう、「あ〜ぁ、残念…(´д`)」と言いたくなったり、「バカだねぇ〜」と言いたくなるような面白い写真や絵のことなのである。

日本でも「バカ画像」なるものが流行り、テレビやネットで取り上げられたり、コンビニなどで「バカ画像集」が売られたりしている。

そう「囧图(jiong tu・ジヨン トゥ)」はまさに、日本語で言うところの「バカ画像」なのだ。

「囧图」=「バカ画像」
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「囧」を使ってみる?

「囧」は感情を伝えられるなかなか便利な中国語の漢字だ。

中国人の友達がいたら、メッセージを送るときにさりげなく「囧」を使ってみると、友達と距離がぐっと近くなるかもしれない。
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