深セン華強北(ファーチャンペー)
華強北(ファーチャンペー)は深センで最も有名な地名と言っても過言ではない。アジアで最も規模の大きい電脳街と言われ、パソコン、スマホ、カメラ、おもちゃなど、ありとあらゆるものが、製品から小さなネジ1つまでなんでも揃うからだ。
エリア内のビルに足を踏み入れると、個人営業の店が軒を連ね、
「パソコン安いのあるよ!iPhoneを買わないか!?」と活気のある客引きの声が飛び交っている。
深セン華強北(ファーチャンペー)については何度も記事を書いて来ています。過去の記事は■華強北カテゴリからどうぞ |
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大きく変わった華強北(ファーチャンペー)
以前と比べると華強北(ファーチャンペー)は大きく変化した。かつては路上やビルの床に不要になった空き箱やゴミが散らばっていた。そんな劣悪な環境で物を売り買いしている人達の姿があったのである。
しかし、2年前に大規模な改修工事が行われ、中心部に綺麗な遊歩道ができた。
周囲のビルの多くも改装され、見違えるほど近代的なものになった。
5年ほど前に来た人が今の華強北(ファーチャンペー)を見ると、本当に同じ場所?と驚くに違いない。
2019年版、華強北(ファーチャンペー)攻略マップ
2年半ほど前、華強北(ファーチャンペー)の攻略マップを掲載した。■2年半前に書いた記事→【华强北】どこに行くべき?オススメ攻略マップを作成した
しかし、それから2年以上たち、華強北(ファーチャンペー)当時とは大きく変わった。
当時はなかったショッピングモールやスポットができ、楽しめるところが増えたのである。
現在の華強北(ファーチャンペー)の攻略法を書きたいと思う。
案内マップ
以下の説明文はこの案内マップと一緒に見てほしい。地図に示した3箇所(华新,华强北,华强路)の地下鉄駅のどれかで降りると便利である。
地図で示しているように遊歩道、地下街で接続されており、歩いてすぐいける距離だ。
赛格电子广场
華強北(ファーチャンペー)に初めて来たら必ず足を踏み入れてほしいのが、「赛格电子广场」である。10階建の巨大なビルの中に、電子系の物を扱った個人店がひしめきあっている。
パソコンやスマホなどの製品から、ケーブル類、メモリ類、おもちゃ類、細かなネジ1つまでありとあらゆるものが売っている。
詳しくは2年ほど前に書いた記事を参考にしてほしい。2年間で少し変わっているが、基本的には変わらない。
■→【华强北】10階建ての電脳ビル「赛格广场」を写真付きで完全紹介
远望大厦(遠望ビル)
こちらも2年ほど前に紹介した。■→【华强北】スマホやタブレットなら远望ビル!写真付きで完全紹介
ここはスマホ、タブレット系に特化している。iPhone、iPad、アンドロイドスマホ、タブレット系の本体はもちろん、細かな部品までなんでも売っている。もちろん、新品も中古も扱っている。
ただ、個人的にはここでスマホ本体を買うのはオススメできない。
偽物が多すぎるからだ。
近年、新品のiPhoneの部品を取り外し、とりあえず使える粗悪部品と取り替えて売るという手口が明るみに出た。
悪徳業者はそれを新品と偽って売り、さらに正規部品を高値で売るという手段で荒稼ぎをしていたのだ。
この事件が有名になり、今は「华强北」が「偽物」の代名詞として使われるようになって来ているほどである。
もちろん全てではないと思うが、そのリスクはかなり高いと思う。
中古の携帯を安く売っているが、偽物のリスクはかなり高い
じゃあここに来る意味はないのか、というとそうでもない。
部品購入や修理のために来るのはおすすめなのだ。
例えば、スマホのガラスが割れてしまった場合、それを持って行って、2~3階の部品屋でガラスを購入する。(言葉ができなくても物を見せれば買えると思う。)
そして、1階部分に沢山の修理屋が入っているので、それを持って交換作業を頼む。(修理屋に材料調達も頼めるが、その分高くなる)
これで、日本で修理するのと比べて、相当安くできるはずだ。修理箇所によっては1/5〜1/10になることもあるので、挑戦してみてほしい。
赛格通信市场(賽格通信市場)
スマホの付属品を買うならここがおススメだ。特にiPhoneなど、スマホのカバーはものすごく種類がある。
ありとあらゆるデザインから好みのものが選べるだろう。
他にも、スマホ関係のアイテムが色々買える。プロ仕様の手ブレキャンセラー付きの手持ち三脚などもあった。
結構綺麗に改装されたため、圧迫感は感じない。
色々見て回るだけでも面白いおすすめのビルだ。
ビルの中の様子
電子ジャングル
地図に「電子ジャングル」と示したところは「〇〇電子城」「〇〇電子商城」などというビルが立ち並ぶエリアだ。「電子ジャングル」の場所
このようなビルがたくさん建ち並んでいる
他のビル
なお、「電子ジャングル」という名称は私が勝手に名付けたので他では通じないので悪しからず(笑)
でも、ここは確かに「電子ジャングル」と呼ぶのにふさわしいと思う。
ビルの中には何に使うのかわからないような細かい部品からネジや電子機器の基板、発送のために使う箱や緩衝材まで売っている。
さらに、iPhoneの“箱のみ”を扱う店、スマホの電池のみを扱う店など、マニアックすぎる店が普通に軒を連ねている。
一度足を踏み入れたら迷いそうになるその雰囲気はまさに“ジャングル”である。
中の様子
日本の数十分の1という安さで買える物がある一方、粗悪品も多いという。
ここで部品を買い付けられるようになるには言語力、交渉力だけでなく、部品に対する知識も必要である。
しかし、せっかく華強北(ファーチャンペー)に来たなら、コアなこのエリアにも足を踏み入れてその雰囲気を味わってほしい。
华强北遊歩道
华强北遊歩道は2年前に華強北(ファーチャンペー)を紹介した時には無かった。上の方に写真を載せたが、2017年の1月頃にできたばかりである。
鑑賞樹、花壇の花、公園の噴水が綺麗に整備されており、散歩をしたり、座って飲み物を飲んで休むのにも最適だ。
噴水がある
华强北地下街(华强北地铁商业街)
华强北遊歩道の真下に、地下街も整備された。地上の遊歩道が出来上がってから整備されたので、完成したのはほんのつい最近である。遊歩道から地下に降りれば地下街だ。
地下街の様子
イベント広場には座って休むところや、華強北(ファーチャンペー)の開発の歴史を写真で示す展覧エリアもある。
数十年前の華強北(ファーチャンペー)
こんな写真が残っているとは・・。貴重だ。
また、いろんなテナントやレストラン、小腹を満たすための“小吃”の店もある。
深センは暑い夏が長く、暑い日に遊歩道を歩くのは大変だが、そんな時でも地下に潜ればクーラーが効いているのでありがたい。
華強北(ファーチャンペー)の“電子ジャングル”に迷ったときはここで一息つくのも良いだろう。
Century Place(世纪汇)と九方(9 square)
上記「電子ジャングル」のすぐ隣にあるのがCentury Place(世纪汇)である。そして、その隣に「九方(9 square)」がある。
これらは開店して間もない新しいショッピングモールだ。
「電子ジャングル」の隣に建っているとは思えないほど新しく綺麗で、有名ブランドのテナントや、カフェやレストランも入っている。
普通に綺麗なモールなので、華強北(ファーチャンペー)感は全くない。
ただ、ローカルレストランでの食事は無理、という日本人旅行客でもこの綺麗なモールに入っているレストランなら安心できると思うので、食事のために来てもいいだろう。
旺角美食街
华强北地下街の北の端は「华新」という地下鉄駅になっているが、そこに旺角美食街というフードコートがある。上記地下街からそのまま繋がっていて、地下鉄駅横なのでアクセスも便利だ。
モール内のデザインもなかなか凝っているので、買い物や食事をしつつ、友人と写真を撮るのも面白い。
参考記事
■→【华新】深センのモンコック美食街とは?華強北そばの夏におススメの地下ショッピングモール
変わりゆく華強北(ファーチャンペー)
さて、いかがだっただろうか。以前から何度も華強北(ファーチャンペー)について書いているので、それを見ていただければわかると思うが、本当に大きく変化した。
個人的には綺麗になりすぎて、少し寂しい。もっとゴミゴミしていたあの頃が懐かしいと思っている。
これから華強北(ファーチャンペー)はどうなって行くのだろうか。
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深セン華強北(ファーチャンペー)については何度も記事を書いて来ています。過去の記事は■華強北カテゴリからどうぞ |
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この記事へのコメント
bigpaddy
管理人
コメントありがとうございます!
そうですね。かなり変わりましたが、まだ探せば面白いものがあるかもしれないですね。