香港にあるHSBCのATMで人民元、外貨をおろす
先日書いたように、香港HSBCの人民元対応の ATMでは人民元の現金を、外貨対応の ATMでは外貨の現金をおろすことができる。例えば「Foreign Currency(外幣易)」と書いた外貨対応 ATMでは、人民元(100元札のみ)、日本円(1万円札のみ)、アメリカドル(100ドル札のみ)、ユーロ(100ユーロ札のみ)の現金をおろすことができる。
両替が伴わない場合、手数料はかからない。
外貨を普通に預けることができ、しかも手数料なしでおろせるとは素晴らしいことではないだろうか。
※高額取り引きの場合は手数料がかかる。(日本円の場合、1日の取引額が15万円を超えると、0.25%の手数料がかかる)
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おろす時に両替が必要なら手数料がかかる
しかし、おろす時に「両替」が伴うと手数料がかかる。(手数料という形では取られないが、レートが売りと買いで少し差があり、それが事実上HSBCの両替手数料になっている。)HSBCの人民元対応ATMから人民元の現金をおろす場合を例にすると、
100人民元をおろそうとすると、「人民元の口座」からおろすか、「香港ドルの口座」からおろすか、2つの選択が出てくる。
ATMの画面
「人民元の口座」か「香港ドルの口座」どちらからでもおろせる
左の「人民元の口座」を選んだ場合はHSBCの口座に入っている人民元をそのまま引き落とすので手数料は一切かからないが、
右「香港ドルの口座」を選ぶと香港ドルその場で人民元に両替されて出てくるため(出てくるのは人民元、口座から引かれるのは香港ドル)、両替手数料が少しかかるということだ。
何度か ATMに足を運び、この時のレートがどれくらいか調べてみたが、Yahoo!ファイナンスのレートと比較すると、差は1.4パーセントくらいだった。(Yahoo!ファイナンスのレートより、1.4パーセントくらい悪い)
※記事を書いている現在のYahoo!レートが、100人民元=122.18香港ドル。 一方、 HSBCのATMで100人民元をおろすと、123.88香港ドル引かれた。 差額は1.7香港ドル(1.7÷122.18=0.014=1.4パーセント) つまり、この場合の両替手数料は1.7香港ドルだということである。 |
事前にインターネットバンキング内で両替した方がお得
しかし、両替は、 ATM以外に、インターネットバンキング内でもできるのだ。そして、レートはATMのものと少し異なる。
調べてみると、ネットバンク内での両替が、 ATMで引き出す時に両替するよりお得だということがわかった。
日本円、アメリカドルも現金をATMからおろそうとすると、香港ドル口座から両替しておろすことができるが、
その場合同様にインターネットバンキング内の両替レートの方が良いということがわかった。
これは日本円対応のATMの画面。人民元の時と同じだ
同じ時ののレートをまとめたのが以下の表である
おろす現金 | HSBCネットバンク内両替 | HSBC ATM両替 | ネットバンクとATMの差 | Yahoo!レート(参考) |
---|---|---|---|---|
100人民元 | HKD123.50 | HKD123.88 | HKD0.38お得 | HKD122.18 |
1万円 | HKD713.98 | HKD717.25 | HKD3.27お得 | HKD706.46 |
100US$ | HKD785.77 | HKD788.15 | HKD2.38お得 | HKD781.77 |
その差はそんなに大きくないが、ネットバンクで両替は簡単にできるので、やって損ははいだろう。
ネットバンクでの両替の方法はこちら
まとめ:HSBCで両替して外貨をおろすなら事前にネットバンクで両替しておこう
作業を表にまとめてみた。HSBCの口座に入っている香港ドルを「人民元」に両替して引き出したい場合(外貨の場合も同様)
ネットバンクで事前に両替 | ATMで両替 |
---|---|
ネットバンク内で事前に香港ドルを人民元に両替しておく(この時に両替手数料発生「A」) ↓ 人民元対応のATMで、人民元口座から人民元の現金をおろす(手数料無料) | 人民元対応のATMで、香港ドル口座から人民元の現金をおろす(この時に両替手数料発生「B」) |
※上記情報はあくまで私が計算したものです。利用においては自己責任でお願いします。
■香港HSBCに関する記事まとめ
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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