出国、入国の際、パスポートにスタンプを押される
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パスポートは所持している国の国民であることを示し、世界中どこでもその人の身分を証明するものである。そして、どの国であろうと、入国、出国の際には日付入りのスタンプが押され、いつどの国に入り、どの国から出たのか記録として残るようになっている。
例えば、
1月1日に日本からA国に行き、
1月5日にA国からB国に行き、
1月10日にB国から日本に帰国した場合だと、
1月1日、日本出国のスタンプ
1月1日、A国入国のスタンプ
1月5日、A国出国のスタンプ
1月5日、B国入国のスタンプ
1月10日、B国出国のスタンプ
1月10日、日本入国のスタンプ
の6つのスタンプが押されることになる。
日本出国と入国(帰国)のスタンプ
記録として残る
パスポート押された日付付きのスタンプはいつ、どの国にいたかの証明となる。そして、海外で生活していると、帰国時にこの記録が必要になったりする。
例えば、日本の税金や年金の関係で、いつ日本にいたのか、いなかったのかを証明するために、役所からパスポートのスタンプの押してあるページのコピーの提出を求められることもある。
パスポートに押された日付入りのスタンプは、公的な記録として残るのだ。
香港はスタンプレス
しかし、香港に行ったことがある方は、あれ?と思うかも知れない。
そうなのだ。香港のイミグレは今スタンプレスとなっていて、パスポートにスタンプは押されない。
入国の際にスタンプに代わるスリップが発行され、それをもらうことになる。
香港入国の際にもらうスリップ
これが入国許可のスタンプの代わりになっていて、日本人であれば、入国の日から90日後の日付までの滞在を許可する旨が記載されている。
ちなみに、これは2013年3月19日から始まった取り決めで、それまでは他の国と同じようにパスポートにスタンプが押されていた。
2013年3月19日からスタンプレスになったと書いてある
2013年3月19日以前の香港入国スタンプ
2013年3月19日以前の香港出国スタンプ
このスタンプは今は押されない。4年以上前に廃止されたので、懐かしく感じる方も多いだろう。
記録は残らない?
香港入国時、出国時ともにスタンプが押されないため、パスポートを見ても香港にいつ入国したのか、出国したのかわからない。入国の時にもらったスリップをなくしてしまったら、手元には記録は残らない。
ただ、香港政府のサーバーには過去の出入国記録が残っているので、あくまで自分のパスポートでは確認できないということだ。
香港の出入国記録が必要な場合
基本には香港滞在が終わって帰国した場合は、入国のスリップはもう使うことはないので、捨ててしまっても構わない。(香港滞在中は持っていないとダメ)しかし、以下のような場合は、香港出入国の記録が必要になってくるので、出入国スリップは捨てずに取っておいたほうが良い。(香港政府のサーバーには記録は残っているが、自分で確認&証明するため)
香港出入国記録が必要な場合1:税金免除60日ルールの確認のため
香港で働いて、香港で収入を得た人は香港で税金を納める必要があるが、香港の滞在日数が年間60日以下なら税金は免除される「60日ルール」というものがある。
例えば、香港の会社の役員が香港で収入を得ていても、通常は香港以外のところに住んでいて、香港滞在日数が年間60日以下なら、税金は免除となる。
香港で収入を得ているが、普段は日本で業務を手伝っているような人は、この日数を確認するため、スリップは取っておいて、香港滞在日数がわかるようにしておくと良い。
香港出入国記録が必要な場合2:Eチャンネル
詳しくは以下のページにまとめたが、■e-Channel登録方法【香港側】まとめ
香港のEチャンネルを申請するには、一年間の間に香港空港を利用しての入国が4回目でなければならない。
Eチャンネルを申請したいなら、入国回数と日付がわかるように、スリップは取っておこう。
香港入国スタンプレスの話まとめ
ということでまとめである。今は、香港入国の際にはスタンプは押されず、入国スリップが発行される。
これは、香港滞在が終われば捨てても構わない。
しかし、上記したように、後ほど香港の出入国、滞在日数を確認する必要が出てくるかも知れない場合は、捨てずに取っておくのが賢明だ。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
bigpaddy
ペッペケ
補足情報ありがとうございます!
私も指紋取られたことがあります。