香港国際空港からの移動
日本から香港へ旅行に行く場合、必ず降り立つのが香港国際空港である。今日は香港国際空港から香港の各エリアへの移動方法について書きたいと思う。
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バス移動が断然おススメ
香港国際空港から市内への移動方法は、バス、タクシー、エアポートエクスプレスがある。急いでいる場合、交通費が高くても構わない場合はタクシーでもいいと思うが、是非バスに乗ってみてほしい。
バスに乗るメリットはたくさんある。
バス移動のメリット1:非常に便利で24時間使える
香港は面積が小さいため、自家用車所有率がかなり低い。なので公共交通機関が非常に発達しており、空港からは、香港のほぼすべてのエリアに直通バスが出ている。
香港の路線バスは日本と違い非常に便利なのだ。
バス路線は網の目のように張り巡らされていて主要エリアどこにでも行ける。
本数も多く、バスの待ち時間は短い。また、多くの路線で24時間運行しており、終バス時間を気にすることもない。
バス移動のメリット2:交通費がかなり安い
多くの人の足になっているため、バスの交通費は安い。行く場所によっては、バス代はタクシー代の1/10以下になる。
例えば、
香港島の「セントラル」に行く場合、タクシーだと約HKD300(約4200円)かかるが、バスに乗るとHKD40(約580円)、
深センの手前のエリア「上水」に行く場合、タクシーだと約HKD300(約4200円)かかるが、バスに乗るとHKD30.9(約420円)で行ける。
約10分の一だ。
バス移動のメリット3:バスの移動時間はタクシーとそれほど変わらない
バスの移動時間は結構短い。空港から各エリアに向かうAバスは高速道路に乗って目的地に一気に向かうので結構早い。(Aバスについては記事下で解説しました。)
もちろん数か所停留所に寄るのでタクシーには勝てないが、タクシーの1.5倍くらいの時間で行ける場合が多いと思う。
例えば、空港から「セントラル」までの移動時間は、タクシー約35分、バスだと約50分。
上記した「上水」も空港から行くと同じくらいかかり、タクシーだと約30分、バスに乗ると約50分だ。
この時間の差で交通費が10分の1になる。
多くの人はバスを選びたいと思うのではないだろうか。
バスとタクシー、どっちにする?
バス移動のメリット4:安全
そして、見過ごせないのが安全だ。英語も中国語もできない場合、海外でタクシーに乗るのは不安なのではないだろうか。
実際、運転手は客が外国人だと分かった場合、遠回りして運賃を多くとろうとすることが結構ある。特に日本人は優しく、多少高くてもお金で解決しようとする人が多いと思われているため、良いカモになっている。
香港でタクシーに乗って重大犯罪に巻き込まれることはまずないだろうが、ぼったくられることは普通にあることなのだ。
バスならその心配はない。乗るときに行先の表示さえ確認し、車内に表示される停留所で降りれば良いのだ。
ということで、香港に来たことのない方こそ、安全のため、むしろバスに乗って移動するのをお勧めしたい。
香港国際空港からバスに乗る方法解説
と言うことで、香港空港からはぜひバスで市内へ移動しよう。空港から香港の主要エリアにはどこにでもバスで行ける。
ここから初めて香港に旅行に来る方でもわかるように解説したい。
バスに乗る前にオクトパスカードを
まずは、香港のバスに乗るならオクトパスカードを必ず手に入れておこう。香港のオクトパスカード
詳しくは以下のページに書いたので、見てほしい。バスの運賃は現金支払いもできるが、オクトパスカードがないと不便だしかなり損することになる。
■オクトパスカードについて、購入方法など
■オクトパスカードの返却返金手順を写真付きで完全解説
到着ターミナルで簡単に購入できるし、不要なら最後香港を発つ時に払い戻しも簡単にできる。
香港国際空港バスターミナルの場所
バスターミナルは以下の場所にある。ターミナル1と2の連絡通路から歩いて行ける。
バスターミナルまでの案内マップ
上記案内マップの「C」箇所に、空港バスターミナルから出ているすべてのバス一覧がある。
以下に、案内看板の拡大写真を載せるので、目的地のエリア名を頼りに、バスの番号を探してみよう。(以下の写真は2回クリックで拡大できます。)
新界エリア行きバス一覧
大嶼山(ランタオ島)エリアバス一覧、と乗り場
香港島、九龍行きバス一覧
深夜バス一覧
上の表からメインのエリアとそこに行くバスの番号を入れた地図を作製した。あくまで一部なので、参考までに見てほしい。
香港は地図で色分けした4つのエリアに分かれている。どのエリアかわかれば探しやすい。
あとは乗るだけ!
事前に調べておけば後は簡単だ。あとは乗るだけ!
バスターミナルに行き、バスに乗り込む。
ちなみに乗り込む前にバス停に表示されている停留所名を控えておくと良い。
香港のバスは前払いなので、乗車時にオクトパスカードをピッと料金箱に当て、支払う。
バス車内には電光掲示板があり、バス停名称が表示される。
事前にバス停を控えているので、現在どこまで来ているかも一目瞭然。
目的地のバス停が表示されたら日本と同じように「降ります」ボタンを押し、着いたら降りれば良い。
超簡単である。
補足情報:バスのA、E、Nって何?香港のバスの路線番号にはA41のようにAがつくもの、E42のようにEがつくもの、N42のようにNがつくものがある。表を見るとわかるが、A41もE42もN42もすべて沙田に到着する。 違いは何なのか?と思うかもしれない。 違いは以下の通り。 Aバス=Airport bus(エアポートバス)の略。停留所が少ないため、移動時間が早い。 Eバス=路線バス。停留所が多く、空港からの移動時間はAバスの倍近くかかる。しかし運賃はAバスの半額かそれ以下。 Nバス=深夜バス。深夜乗る場合はNバスに乗ろう。 |
バスを乗りこなせたら香港通
さて、いかがだっただろうか。香港の市内を走っているMTRは路線図がはっきりしているため簡単だが、バスは路線がわかりにくいので、旅行者には少しハードルが高いと思うかもしれない。
しかし、事前に路線を調べておけば非常にイージーである。
バスの交通費の安さは段違いで、しかもかなり便利で安全だ。ぜひ乗ってみてほしい。
バスを乗りこなせるようになれば香港通?と言えるかもしれない。
【参考記事】 事前にバス路線を検索しておくと安心です。詳しくはこちら。 ■香港のバス路線とバス停をKMB(バス会社)のサイトで検索する方法。地図上に路線が出るのでわかりやすい ■香港〜深セン移動ルート検索マップ |
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この記事へのコメント
寅
いろいろな情報を参考に、しっかりとこの都市の未来感と雑多な中国の雰囲気をたっぷりと味わっています!
すでにリタイア族ですので時間はあるのですが頭を刺激する新たな事を日常では出来ません。旅の魅力はそんなところに向いていますね。
ところで昨日朝便で空港に到着。前回は上水駅までのA43バスでスムーズに。今回福田へのルートが一番安いという情報にトライ。そこで問題が発生。
空港で一眠りして8時頃移動開始。A43には29分おきほどでバスは来ます。がなんとA43Pのバス始発は9時30分!朝移動を試みる人に情報を追加して下さい。また寝不足で新田に着きますB1のバス停を探したらちょうど来たので慌てて乗り込みました。
しばらく走っていてなんだか変?!なんと逆方向のバスでした。時間を気にしませんから訳のわからない場所でバス停を探しました。上水行きを見つけ結局駅から羅湖から入りました。
バスの行き先情報も載せていただけたら他の人に判りやすいと思います。
今日もこちらの情報にあった芸術中心ADCをブラブラ散策いたします。またいろいろと参考になる情報宜しくお願いいたします。
では
管理人
コメントありがとうございます!
深センを楽しまれているようです良かったです。
また、当ブログの情報を参考にしてくださりありがとうございます。
ご指摘もありがとうございます。出来るだけ分かりやすくなるように気をつけます。
今後ともよろしくおねがいします!