香港ドルの種類まとめ
深センを含む中国本土では人民元が使われているが、香港では香港ドルという通貨が使用されている。深センから国境を越えて香港に入ると香港ドルが必要である。
なお、香港ドルはHKD、HK$と記載される。
このページでは香港ドルの種類をまとめてみた。
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紙幣は6種類
香港ドルの紙幣は6種類ある。額面で、大きい方から1000、500、100、50、20、10である。
現行の紙幣6種類
それぞれ3種類ずつあるので、6×3=18種類
香港ドルを使ったことがある人は、「あれ、違うデザインの紙幣を見たことがあるけど?」と思うかもしれない。そう。香港は日本の日本銀行にあたる中央銀行はなく、3つの銀行が紙幣を発行していて、デザインも異なるのだ。
【紙幣を発行している3銀行】 1、Standard Chartered(渣打銀行香港) 2、HSBC(香港滙豐銀行) 3、Bank of china(中國銀行(香港)) |
全てHK$100だが、上からStandard Chartered、HSBC、Bank of chinaのデザイン。
つまり、全ての額面紙幣に3種類あるので、厳密にいえば、香港の現行紙幣は6額面×3種類=18種類あることになる。
そんなに種類あったら間違いそう…と思うかも知れないが、額面ごとに色が決まっているので大丈夫だ。(例えばHKD100は赤、HKD50は緑など)
なお、現行紙幣以外にも旧紙幣も流通している。ゲットしたら記念にとっておいても良いかも知れない。
硬貨は7種類
次に硬貨の紹介である。以下の7種類ある。
※HK¢(香港セント)100=HK$(香港ドル)
見るとわかるが、HK$2とHK¢20はギザギザの面白い形をしている。
HK$1000って?
さて、以上が現行の香港ドルの紹介だが、香港に行ったことのある多くの人は、HK$1000って本当に流通してる?と思うかもしれない。確かにHK$1000はなかなか見かけないのだ。
高額紙幣のHK$1000は無くした時のリスクを考えてか、流通数はかなり少ない。また、受け取りを拒否する店も多い。
両替時で受け取るお金、ATMで出てくるお金も基本的にHK$1000札ではなく、HK$500札かHK$100札である。
香港の食堂のレジ前の張り紙。HK$1000は受け取らないと書いてある
HK$1000札を受け取った場合は?
と言うことで、HK$1000は大金を持ち運ぶ時以外は不便なため、通常はあまり使われていないのだ。だが、現行の流通しているお金なので、たまにHK$1000札を受け取ることがある。
私も払い戻しの時に受け取った。
久しぶりに見たHK$1000札!
もしHK$1000札受け取ったらどうすべきか?
上記したように、受け取りを拒否する店が多いので、早めにくずしておいた方が得策である。
お勧めなのはオクトパスカードのチャージに使用することだ。
MTR駅のカスタマーセンター(客戸中心)で受け付けてくれるので、そこで例えばHK$100をチャージするとおつりでHK$900を受け取れる。
なお、HK$500も香港では高額紙幣で、受け付けない店がある。なのでHK$100にくずしておくと良いと思う。
中国本土では人民元が使用されている。人民元の種類については→ ■中国人民元、現行のお金の種類は?紙幣最高額が100元なのはなぜ?500元札、1000元札は? |
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この記事へのコメント
PZ
確かに受け取る側にしてみると、偽札の危険がありますね。
管理人
コメントありがとうございます。
そうですね。高額を持つなら枚数が多くなるので、HKD1000でもいいと思いますが、使えないところもあるので、幾らかは早めに崩しておいた方がいいと思います。