深セン、香港で食べられる南国フルーツ
深セン、香港は亜熱帯気候に属し、一年の半分以上が30度を超える南国である。深センでも香港でも様々な日本でも食べられないような南国フルーツが、数分の一の安さで食べられる。
このページで深センや香港で食べられる南国フルーツをまとめたので、旅行で行く際には参考にしてほしい。
ちなみに、このページで紹介しているのは日本ではあまり見ないと思われる果物である。これ以外にも、りんご、いちご、みかん、ぶどうなど、日本でメジャーな果物もたくさん食べることができる。
以下の果物リストは日本語であいうえお順に並べてある。
【目次】 グアバ(蕃石榴) サトウキビ しゃかとう(釈迦頭) ジャックフルーツ(パラミツ) スイカ スターフルーツ ドラゴンフルーツ(ピタヤ) ドリアン ナツメ パッションフルーツ バナナ プラム マンゴー マンゴスチン 桃(インズイタオ、ネクタリン) ヤマモモ(山桃・楊梅) ヨウズ(ブンタン) ライチ ランブータン リュウガン(竜眼) レンブ(莲雾) ワンピ(黄皮) |
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グアバ
時期
夏から秋にかけて値段の目安
一つ数元(数十円)食べ方
きれいに洗ってカットして皮ごと食べる。中の種もそのまま食べられる。どんな果物?味は?
丸くてミカン大のかわいい果物である。熟していないと固くておいしくないが、熟すとねっとりまとわりつくような甘みが特徴である。しかし、酸味があるため、さわやかさが残る。中の種のプチプチつぶれる触感がたまらないおいしい果物だ。過去に書いた記事
■ビタミンCの塊!?深セン香港でグアバ(蕃石榴)を食べてみようサトウキビ
時期
秋頃に収穫され、秋から冬の間に食べられる値段の目安
物干しざおくらい長い1本で数元(数十円)。食べやすい数十センチにカットしたもので1元(約17円)で売っている。食べ方
皮をむいて、丸かじりする。かみしめるとじゅわっと果汁が出てくる。口の中に残ったかすは吐き出す。たくさん食べると結構顎が疲れる。どんな果物?味は?
見た感じ物干しざおに似ている。深センには黒い皮のサトウキビを売っていることが多いが、沖縄などで見る黄緑の皮と同じような味だ。爽やかで甘くておいしい。過去に書いた記事
■紫色の物干し竿?…いや、サトウキビ!一本食べるとアゴが死にそうになるしゃかとう(釈迦頭)
時期
夏の時期に多く出回る値段の目安
深セン、香港で売られる果物では結構高めの果物である。1つ30元くらい(約500円)する場合もある。食べ方
熟していないと全然おいしくないので、注意しよう。表面を軽く押してみてふわっと簡単にへこむくらい柔らかくなったのが食べごろだ。もし硬い場合は数日置いてから食べよう。常温放置で勝手に熟してくれる。熟したら表面の皮をむいて可食部を食べる。中に種が入っているのでガリっと噛まないように気を付けよう。どんな果物?味は?
お釈迦様の頭に似ているからしゃかとうと呼ばれている。珍しい果物だ。熟すとねっとりと甘く、上質のケーキのようになおいしさだ。深セン、香港の中では少し高めだが、とてもおいしい果物だ。過去に書いた記事
■バンレイシという珍しく美味しい果物。釈迦の頭に似ているから「しゃかとう」ジャックフルーツ(パラミツ)
時期
夏の時期に出回る。値段の目安
1個は巨大なので、通常は中の身をパックに入れて売られている。1パックで数元~10元くらい。(数十円~200円)食べ方
中の黄色い部分が可食部である。通常は中の可食部を取り出して売っている。可食部には繊維の部分、種が入っている実の部分があり、どちらも食べられる。繊維の部分は少し硬いが味は変わらない。どんな果物?味は?
見た目はドリアンに似ているが、全く違う果物だ。独特のにおいがあるため、好き嫌いは分かれる。甘みがかなり強い果物だ。私はおいしいと思う。日本人は食べなれていないので、最初は匂いでダメという人もいる。私も最初はそうだったが、何回か食べると慣れておいしいと感じるはずだ。過去に書いた記事
■ジャックフルーツは甘い南国フルーツ!■ジャックフルーツ(波羅蜜)(パラミツ)が街路樹に実ってきている。落ちたらどうすんの!?
スイカ
時期
春から夏にかけて食べられる。値段の目安
スイカにもいろいろ種類がある。日本よりかなり安い。1斤(500g)当たり0.5元~3元。一つ買うと日本円で数十円~500円くらいだろうか。食べ方
日本のスイカと変わらない。どんな果物?味は?
基本的には日本のスイカと同じだ。だがいろんな品種があり、各種少しずつ味が違うので試してほしい。下にも記事のリンクを貼ったが、「黒美人」というスイカは小さくて安く、気軽に食べられる。過去に書いた記事
■夏だ!スイカの季節だ!ついに黒美人スイカが出てきたぞ■黒美人スイカを丸かじり!
スターフルーツ
時期
秋から冬にかけて値段の目安
1つ数元程度(1つ日本円で数十円~程度)食べ方
きれいに洗って皮ごとすべて食べられる。どんな果物?味は?
水分が多く、少し酸っぱい。味はそれほど強くないため、私個人としては箸休めや水分補給のために食べるものかな?と思っている。過去に書いた記事
■香港深センで星型の果物スターフルーツ(ゴレンシ)を食べてみるドラゴンフルーツ
時期
夏から秋にかけて値段の目安
1つ数元程度(1つ日本円で数十円~程度)食べ方
表面の少し分厚い皮をむき、中の可食部をカットして食べる。どんな果物?味は?
優しい甘さと、中にある種のプチプチつぶれる食感がたまらない。可食部が白いものと赤いものがあるが、どちらも味は似ている。ちなみに、ドラゴンフルーツはサボテンの仲間である。過去に書いた記事
■深セン香港でドラゴンフルーツ(ピタヤ)を食べよう!食べ方は剥くだけドリアン
時期
春から夏にかけてが旬、だが、輸入品など冬でも売られていることがある。しかし、時季外れの物は高く、味も落ちる。値段の目安
旬の時期だと500g当たり10元~20元。安い時期に買うと小さめの実一つで50元(750円)くらい、1つ100元(1700円~)~だとまぁまぁ高いと感じるイメージ。ちなみに、最もおいしいと呼ばれる、「猫山王」という品種のドリアンはかなり小さくても1つ300元(約5000)~以上することもある。さすが果物の王様だ食べ方
とげとげの皮をパかっと割ると、中に可食部が入っている。皮は食べられない。スーパーや果物屋で購入時頼めば皮をむいてくれるので、むいてもらった方がいいだろう。なお、全重量の2/3くらいが皮の部分である。可食部だけだと結構少なくなる。どんな果物?味は?
まさに果物の王様だ。ねっとりとクリーミーな甘さ、口当たり。上質のケーキなど足元にも及ばない旨さである。においだけかぐと臭いと感じるかもしれないが、好きな人には本当にかぐわしい香りと感じる。ただ、熟れていないもの、ハズレも結構あるため、おいしくないと思っても、おいしいドリアンを食べるまで、何度か挑戦してみてほしい。本当のドリアンの味を知らないままでいるのは非常にもったいないと思う。そのまま食べてもおいしいが、個人的におすすめの食べ方は軽く冷凍させることだ。上質のアイスクリームのようになるのである。
過去に書いた記事
■深セン香港で買えるドリアン3種類解説、食べ方まとめ。甲仑、金枕头、猫山王■ドリアンマイスターへの道!
■香港、深センで旬のドリアンを食べよう
■世界で1番おいしい果物は猫山王?
■【写真あり】ドリアン食べたよ。なかなか濃厚で美味しかった!
■世界で一番うまい猫山王ドリアンペーストはやはりうまかった!
■ドリアンが熟していない!硬くて美味しくない場合の対処方を試してみた
日本で買える?
まれにスーパーで売られることもあるが、基本的には通販での購入になる。ドリアンは冷凍させると上質のアイスクリームのようになるので、冷凍ものでも問題ない。 ◾楽天市場で検索→ドリアン ◾Amazon.co.jpで検索→ドリアン |
ナツメ
時期
夏の終わりから秋にかけて値段の目安
500gで5元~10元(80円~170円程度)。片手で持てる程度で1-2元くらいのイメージかな?食べ方
きれいに洗ってから皮ごと食べる。中に小さく硬い種が入っているので、ガリっとしないように注意。どんな果物?味は?
リンゴの食感をさらにサクサクしたような歯ごたえがある。優しい甘さが口に広がり、ついつい食べてしまうおいしさだ。過去に書いた記事
■乾燥させると漢方薬にもなる生ナツメが優しい甘さで美味しい!ナツメヤシではないパッションフルーツ
時期
夏に多く出回る値段の目安
安い時は1つ1元(約17円)で売っている。食べ方
包丁で半分に切って、中の黄色い可食部をスプーンですくってたべる。黒い種もそのまま食べられる。種のプチプチ感がたまらない。どんな果物?味は?
日本でも沖縄で食べられる。甘酸っぱくておいしい果物だ。スプーンですくってちゅるんと食べられる。過去に書いた記事
■パッションフルーツは甘酸っぱくて美味しい、ビタミンCたっぷりの果物バナナ
時期
年中出回っている値段の目安
500gあたり数元(数十円)。日本よりかなり安い食べ方
いうまでもない。どんな果物?味は?
日本と同じような品種のバナナもあるが、それ以外の品種のバナナもある。詳しくは以下のリンクを見てほしいが、もちもち食感で、少し酸味のきいたバナナもある。過去に書いた記事
■深セン香港で食べられるバナナ3種類。もちもちの「芭蕉」がオススメプラム
時期
夏から秋にかけて値段の目安
1つ1元以下(約17円以下)食べ方
日本と同じ。どんな果物?味は?
これも日本と変わらない。過去に書いた記事
■黒布林(ヘイブーリン)、紅布林(ホンブーリン)という最近ハマっている果物マンゴー
時期
夏の初めから秋にかけて値段の目安
種類が各種あり、大きく異なる。小さいものは一つ1元以下(数円程度)で買えるが、高いものは1つ20元~(約350円)くらいするものもある。それでも日本よりははるかに安い・・。食べ方
皮をむいてカットして食べる。どんな果物?味は?
日本の物と変わらない。品種によって味はいろいろあるので、試してみてほしい。甘みが強いもの、酸味が強いものなど様々だ。過去に書いた記事
■鷹嘴芒果(インズイマンゴー)という珍しいマンゴーを深センで食べてみようマンゴスチン
時期
夏値段の目安
1個数元(数十円~100円くらい)である。大きさを考えるとほかの果物より高めである。食べ方
厚い皮に覆われている。ぐっと押すと割ることができ、中の白い可食部を食べる。どんな果物?味は?
甘く、ジューシーなおいしい果物だ。ドリアンが果物の王様と呼ばれているのに対して、マンゴスチンは果物の女王と呼ばれている。ドリアンとの食べ合わせが良いとされている。過去に書いた記事
■ 果物の女王「マンゴスチン」ってどんな果物か知ってる?選び方のコツは?もも(インズイタオ、ネクタリン)
時期
深セン、香港で出回る桃にも各種種類があり、それぞれ旬の時期が異なるが、春から秋にかけてがほとんどである。値段の目安
種類によって大きく異なるが、1つ1元以下(数円程度)から10元(約170円)くらいするものまである。食べ方
皮をむいてカットして食べるどんな果物?味は?
基本的には桃だが、種類によってその歯ごたえ、風味、甘さの強さなどは様々。以下のリンクに張った「鹰嘴桃」という桃は広東省の一部のエリアでしか作られていない桃で旬も短いためなかなかレアである。見かけたら是非食べてほしい。過去に書いた記事
■今しか食べられない激レアな桃、鷹嘴桃を深センで食べよう■中国深セン秋から冬の桃事情、果物の輸入は可能かどうか?
■「鹰嘴桃」がスーパーで売っていた
■鷹のクチバシの桃「鹰嘴桃」を食べてみた
■深センの油桃(ネクタリン)を食べてみた。冬期は桃がない?
ヤマモモ
時期
夏の初めから真夏値段の目安
500g当たり数元(数十円~100円程度)食べ方
きれいに洗ってそのまま食べる。中に種があるので気を付けようどんな果物?味は?
甘酸っぱい果物だ。見た目がかわいいのが特徴。デザートなどにも利用できるかもしれない。過去に書いた記事
■今が旬の杨梅(ヤマモモ・山桃・楊梅)を深センで食べてみようヨウズ(ブンタン)
時期
秋から翌春まで。この果物は冬に食べられる果物の代表である。値段の目安
一つ数元(数十円~200円以下)くらいだ食べ方
果物の作りはミカンと変わらない。ただ、巨大なので、むくのが少し大変。むいて中の実を食べる。どんな果物?味は?
グレープフルーツにも似た柑橘系の果物。味も似ている。実が大きく、食べ応えがある。実を口にほおばってじゅわっと果汁が噴き出す快感を味わえる。ミカン、グレープフルーツ好きならたまらない果物。過去に書いた記事
■冬の定番果物、巨大な柑橘系果物柚子(ヨウズ)=ブンタンの食べ方ライチ
時期
5月から7月頃。旬は短く、ある日を境にぱたっと売られなくなる。以下のリンクに2016年のライチが売られた記録を残したので参考にしてほしい。値段の目安
市場に出回ったばかりは少し高い。6月頃になると安くなり、500gあたり5元(80円)以下で買えるようになる。食べ方
皮をむき、半透明の可食部を食べる。種があるので気を付けよう。どんな果物?味は?
日本の食べ放題バイキングなどで冷凍ライチがあるが、冷凍ものと生のライチは全く異なると言っていいくらい違う。生ライチは本当においしいので、ぜひ食べてみてほしい。果汁はジューシー、実はぷりぷりで食感も最高だ。旬は短いため、一年でも限られた時しか食べられない。過去に書いた記事
■【ライチまとめ】深セン、香港で今が旬の生ライチを食べまくろう!種類は?市場に出回る時期は?(その他)
■ライチの旬はいつ?値段の推移を記録した
■生ライチはまだなの?
■ついにライチが市場に出た!
■今年は初ライチを食べた!5/30
■ライチが値下がり!10元/500g
■【深センライチ情報】2017年5月1日、今年もついにライチの季節が来た!
■今年初のライチを食べた。500gで9元(#^.^#)
日本で買える?
旬の時期は上記したように短いが、旬の時期(5月から7月頃)であれば生のライチが通販でも買えるため、覗いてみてほしい。◾楽天市場で検索→ライチ ◾Amazon.co.jpで検索→ライチ |
ランブータン
時期
夏から秋にかけて値段の目安
500gで5元~20元くらい(日本円だと数十円から300円くらい)食べ方
ライチと同じように皮をむいてぷりぷりの可食部をどんな果物?味は?
ぷりぷりの身がおいしい。ライチに似ているが、少しクリームのような優しい甘さがある。食感はライチよりもっちりしている。過去に書いた記事
■中国深セン、香港で南国フルーツ「ランブータン」を食べてみよう日本で買える?
日本でも缶詰などであれば通販で買える。 ◾楽天市場で検索→ランブータン ◾Amazon.co.jpで検索→ランブータン |
リュウガン
時期
春から秋にかけて。ライチによく似ているがライチより、市場に出回る時期はかなり長い。値段の目安
500g当たり数元(数十円~100円程度)食べ方
ライチと同じように皮をむき、可食部を食べる。どんな果物?味は?
実の作りはライチに似ているが、味はかなり違う。かなり甘みが強く、独特の味わいがある。味が強いため、すごく好きと言う人と、あまり好きじゃないという人に分かれる。私はとてもおいしいと思う。過去に書いた記事
■ライチに似てる?いや、似てない!竜眼(リュウガン)という果物レンブ
時期
秋から翌春まで値段の目安
1つ数元(数十円~100円)~食べ方
きれいに洗ってカットして食べる。どんな果物?味は?
赤くきれいな果物である。爽やかな味のする果物だ。過去に書いた記事
■レンブ(莲雾)という南国フルーツを香港や深センで食べてみようワンピ
時期
夏ころ値段の目安
500g当たり10元(170円)くらい。ほかの果物よりは少し高め食べ方
ブドウのように皮から押し出して食べる。どんな果物?味は?
実の作りはブドウに似ている。甘酸っぱい果物だ。独特の風味がある。過去に書いた記事
■ワンピ(黄皮)という甘酸っぱくてめちゃめちゃおいしい果物。ドライフルーツもある【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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