儿菜(子持ち高菜)
今回は【中国野菜を食べてみる】シリーズの記事である。今日は儿菜(er cai)という野菜を紹介したい。
日本語では中国語読みから来た「アルツァイ」または「子持ち高菜」などと呼ばれているようである。
名称からわかるように、この野菜は高菜(タカナ)や芥子菜(カラシナ)の仲間である。
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場所によって呼ばれ方が違う
中国は地域によって方言があり、儿菜(er cai)も色々な呼ばれ方をしている。超生菜、南充菜、宜宾、娃娃菜、娃儿菜、笋苞菜、拳头菜
などである。
儿菜(子持ち高菜)の名前の由来は?
「儿菜(子持ち高菜)」という名前の由来はその形状にある。大きくずんぐりした茎が、いくつもの株に分かれている。
別角度から
そう、根元の茎を親、分かれた株を子供に見立てているということなのだ。
【参考】 儿=子供 菜=野菜 |
儿菜(子持ち高菜)はどんな味がする?
儿菜(子持ち高菜)を、私は日本では見たことがない。あったとしても非常に珍しいのではないだろうか。
その形状はなんともユニークで、味が気になるところである。
ユニークな形をしている
どんな味がするのだろうか。
日本には全く同じ野菜がないので、表現が難しいが、食感や見た目はブロッコリーの茎の部分ににていると思う。
半分に切ったところ。茎の部分はブロッコリーのよう
咀嚼(そしゃく)すると小気味良い食感が楽しめる。
しかし、味は春野菜のようにわずかな苦味や滋味がある。カラシナやタカナの仲間と言うと、なるほど、と思える味である。
お勧めの中国野菜は数多くあるが、儿菜(子持ち高菜)はその中でも個人的にかなり上位にランキングされる。
本当に美味しい野菜だと思う。
何にでも合う野菜
儿菜(子持ち高菜)はどう料理しても美味しい。何にでも合うため、中国では人気の野菜である。
炒めて良し、煮て良し、スープの具にもぴったり、サラダでもオーケー、さらには漬物にしても大丈夫な万能野菜である。
炒めてみた
今日は儿菜(子持ち高菜)をピーマン、人参、豚肉と一緒に炒めてみた。ちなみに、驚くことだが、今日買った儿菜(子持ち高菜)は、一株わずか 1.6元(約25円)だった。安すぎる。
味噌ダレで日本風に仕上げてみた
では早速いただこう。
パクリ…と。
ほよよよよよ!…うまー!
本当に美味しい。
甘み、苦味が適度に効いた滋味深い味が口の中に広がる。
さらに、コリコリとシャキシャキの中間のような適度な歯ごたえがたまらない。
あっという間にご飯が進んでしまう。
うーむ、しかし、美味しくてご飯が進みすぎてしまうから、ダイエット中は良くないかもしれん(笑)
日本では食べられない
儿菜(子持ち高菜)は、おそらく日本では食べられないと思う。なので、中国に行ったら是非食べてみてほしい。
料理も簡単で、何に入れてもいい。
中国のスーパーなどで見かけたら是非ゲットして食べてみよう。
※調べたら日本でも種なら売っていました。家庭菜園をやっている方挑戦してみては?
→大和農園 早生祝蕾 (sコート) [つけな] 30粒(子持ち高菜)
珍しい中国野菜を時々食べてます。 ■興味がある方は珍しい中国野菜を食べてみるカテゴリから見てください |
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