ちょっと気になる中国語「柴米油盐」

ちょっと気になる中国語「柴米油盐」
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「柴米油盐」

今日書きたいのは、「柴米油盐(繁体字=柴米油塩)(chái mǐ yóu yán・チャイミヨウイエン)」という言葉についてである。

これは中国語の熟語で「生活必需品」という意味で使われる。

昔の人にとって、柴(は火を起こすときに使う薪(まき))、米、油、塩は生きるためになくてはならないものだった。

そこから派生して「柴米油盐」が生活必需品という意味になったのである。

「柴米油盐」という言葉は、中国人は話し言葉で使うこともあるが、特に、詩などの文字に起こすと、文章に美しく深みがあるような感じがする。

例えばこんな言葉。

「爱你,像柴米油盐一样」

直訳すると、「君を愛すること、それは(薪、米、油、塩と同じくらい)生活必需品だ。」と言う意味になる。

直訳日本語にするとなんかおかしい感じがするかも知れないがが、「柴米油盐」という言葉を使うことで、「君を愛すること」が本当に当然で当たり前なことなんだよ、という感じが伝わってくる。

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「柴米油盐的生活」

「“柴米油盐”的生活」という表現がある。

訳すと「生活必需品がある毎日」となる。

小説や有名な歌の歌詞にもなっている言葉で、

「柴米油盐」、つまり生活に必要な基本的なものがあって、生きていけるならそれで幸せなことだ。今の毎日を大切にしようという考えを伝えている。

こんな風に書いてあった。
【柴米油盐的生活】
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給料の一部で食材を買い、ご飯を作る。電気、ガス、水道代を払う。家事をこなす。社会生活に必要なことにお金を使う。

そんな毎日の繰り返しだ。

最初は退屈だと感じていた。

だけど、人生を立ち止まって毎日を振り返ってみると、

平凡でも普通に過ごせる毎日の生活が本当に素晴らしいことに気づいた。

家族と過ごす“柴米油盐的生活”な毎日が、本当に幸せなことなんだと思った。
うーむ。なかなか深い一文だ。

毎日の忙しさに追われていると、当たり前に過ぎる日々のありがたみを見失ってしまいがちだ。

でも、その当たり前を失ったとき、人は「普通の暮らし」の幸せに気づくのかも知れない。

平平凡凡でも「柴米油盐」がある。

日々を生きていくことができる。

家族と毎日を過ごせる時間がある。

それは素晴らしいことなのだと思った。

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