日本人もよく行く香港島
香港島は香港の行政、経済、観光などの中心地である。香港らしい景色が広がっており、ビクトリアピークという香港で最も有名な観光地も香港島にある。
また、高層オフィスビルが立ち並んでおり、ビジネスで香港島に訪れる人も多いだろう。
今日は、日本人もよく訪れるこの香港島に行く方法について書きたいと思う。
深センから香港島へ行く場合、MTRが一番メジャーで分かりやすいのだが…
深セン方面(本土側)から香港へ行く場合、一番メジャーで分かりやすいのが、MTRで行く方法だ。特に観光で来た外国人はMTRで行くことが多いと思う。
MTRは路線と駅名がはっきりしているので、外国語が全くできない人でもイージーに目的地に行くことができるからだ。
紅磡(ホンハム)からバスで香港島へ
しかし、地元の香港人はバスをよく活用する。地元人はバスによく乗る
出発地、目的地によってはMTRより速く、安く移動できてお得だからだ。
今日書きたいのは、深センから(または香港の北東エリアから)、香港島へ、MTRではなくバスで行く方法だ。
先日こちらで書いたように深センからだと、ホンハムから乗り継ぐルートがオススメだが、
本土側の紅磡(ホンハム)からバスで香港島へ行くなら、海の下のトンネルを通ってすぐに香港島の上陸できるため、時間の面でも交通費の面でもMTRよりお得なのだ。(香港島のエリアによってはお得度は変わるが)
バスはMTRより路線図が明確でないため、観光で来られた方にはハードルが少し高いと感じるかもしれない。
しかし、紅磡(ホンハム)から香港島のほぼあらゆるエリアに直接行くことができ、しかもお得なので、本土側から香港島に行くときは、ぜひ、バスルートを検討してみてほしい。
MTRで行く場合、乗り継ぎが多く時間がかかり、行けるエリアも限られている
バスだと地下トンネルを通りすぐ香港島に上陸、しかもMTRで行けないエリアにも乗り継ぎなしでそのまま行ける
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MTRで紅磡(ホンハム)へ行き、バスに乗り換えるだけ
深センから行く場合は、まずはMTRで紅磡(ホンハム)へ行こう。ここにバスターミナルがある。紅磡(ホンハム)は香港MTRの東鉄線(水色の路線)の終点なので、羅湖か福田(落馬洲)からMTRに乗ったなら最後まで乗っていれば良い。
紅磡(ホンハム)
紅磡(ホンハム)でMTRを降りたら改札を出てA1出口を出よう。
A1出口を出ると歩道橋になっているのだが、そのすぐ下がバス乗り場である。
A1出口
A1出口を出たところ。歩道橋になっている
ここから香港島のあらゆるエリアにバスが出ている。
バスの番号が書いてあるので分かりやすい
※ちなみに、ここのバス停名は紅磡(ホンハム)ではなく、「海底隧道收费广场」である。
目的地に行くバス停の案内板に従って歩道橋から下に降り、バスに乗ればオーケーだ。
香港のバスは先払いなので、乗る時にオクトパスカードをピッと当てて支払い、目的地で降りれば良い。
事前に乗るバスの番号と降りるバス停の名称を調べておこう
バスはMTRと違って路線が明確でないため、事前に乗るバスの番号と降りるバス停の名称を調べておくと安心だ。こちらが、「海底隧道收费广场」から香港島に出ているバスの一覧だ。
見るとほぼ全てのエリアにバスが出ていることがわかるだろう。
事前に以下のサイトで詳細路線を調べよう。
KMBのサイトで路線を調べよう
香港のバス会社KMBのサイト→http://www.kmb.hk/tc/にアクセスし、右上のから「路線搜尋」を選択。そして、上記の写真を参考に路線番号を入れるか、乗車場所と降車場所を選択すれば、地図上に路線が表示され、バス停名と位置も表示される。乗車するバス停は上記したように紅磡(ホンハム)ではなく、「海底隧道收费广场」だ。
ここで乗車した後、どこを通るか、どこで降りられるかはっきりわかるので、目的地に近いバス停を控えておけば準備はオーケーだ。
【ワンポイントアドバイス】 初めて行く場合は、目的地までの全てのバス停も控えておこう。バス内の電光掲示板に表示されるバス停名を見れば、乗車中どこまで来たのか、現在位置がどこなのか、確認できる。 |
中国国内で路線を調べる時は「高德地图」を使おう
ちなみに、上記KMBのサイトは香港のサイトなので、深センを含む中国からはアクセスできない場合が多い。その場合は、中国国内の地図サイト「高德地图」を使おう。(百度で検索するとすぐ出てくる)
検索するときはバス番号の頭に「九巴」または「城巴」をつけるとうまくいく。(例:101バスの路線を調べたい場合は「九巴101」と検索窓に入れる)
KMBのサイト同じようにバス停名と路線が表示されるはずだ。
バス停にも停まるバス停名が書いてあるので、乗る時に念のため確認しよう
【検証】バスの方が安くて速い?
では、ホンハムから香港島まで行く場合、バスとMTRでどれくらい交通費と時間が異なるのだろうか。検証してみた。
ホンハム→コーズウェイベイ
【バス】バスで1本、乗り換え無しで10分で行ける。交通費はHKD9.7。【MTR】MTRだと2回乗り換え、尖東→尖沙咀の乗り換えで結構歩くため、トータル25分くらいかかる。交通費もHKD18、バスの倍近くかかる。
コーズウェイベイに行く場合は断然バスの方がお得だ。しかも、乗り継ぎで歩かなくてよい。
ホンハム→アドミラリティ
では次はMTRで香港島に入って1つ目の駅、アドミラリティに行く場合を検証してみる。【バス】バスで1本、乗り換え無しで13分で行ける。交通費はHKD9.3。
【MTR】MTRだと1回乗り換え、上と同じく尖東→尖沙咀の乗り換えで結構歩くため、トータル18分くらいかかる。交通費もHKD15、バスよりはるかに高い。
MTRで行く場合、香港島で一番近いのがアドミラリティだ。しかし、ここに行く場合でもバスに(時間の面でも費用の面でも)敵わないのだから、ホンハムを起点にした場合、MTRよりバスの方が絶対にお得だということになるだろう。
ホンハムの目の前から地下トンネルを通ってすぐに香港島に上陸できるため、速いのである。
深センから香港島に行くなら、バスに乗ろう
ということで、紅磡(ホンハム)から香港島に行く場合は、断然バス移動がお得で速いのである。香港の北にある深セン方面から来る場合は、ぜひ上記ルートを試してみてほしい。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
tokyosue
管理人
コメントありがとうございます。当サイトが役に立ったとのことでうれしいです。
また、情報をご提供くださりありがとうございます!