中国レンタル自転車のBluegogoが倒産!デポジットは返金されない

中国レンタル自転車のBluegogoが倒産!デポジットは返金されない

スポンサーリンク


昨日、bluegogoが事実上倒産

2017年11月17日、中国のレンタル自転車業界に激震が走った。

レンタル自転車のbluegogo(小蓝单车)が事実上倒産したのだ。

bluegogo(小蓝单车)
IMG_3859.JPG


ニュースで大々的に報道されている

テレビ、新聞、ネットニュースなどで、bluegogoが事実上倒産の知らせは、大々的に報道されている。

概要は以下である。
今年9月から、bluegogoのデポジット(押金)が返金されないというトラブルが起き、bluegogo(小蓝单车)の創業者に、説明責任が求められていた。

利用者が99元のデポジットの返金申請しても、エラーし、システムはログアウト状態で使用もできない状態なのだ。

しばらくその状態が続いていたのだが、11月16日、ついにbluegogo(小蓝单车)の創業者はメディアを通して、「経営はほかに会社に引きつぎ、営業するから問題ない」との声明を発表した。
しかしながら、これには全くの根拠はない。

北京にあるBluegogoのオフィスもぬけの殻となっているらしいし、デポジットの問題も解決していない。

「問題ない」の声明は明らかに嘘で、会社の資金が尽き、事実上倒産したものと思われる。



Bluegogo以外にも

Bluegogo以外にも、いくつかのレンタル自転車に同じようがデポジットが返金できないトラブルが発生していると報じられている。

それは、酷骑单车、小鸣单车などである。

酷骑单车
IMG_6058.JPG
小鸣单车
IMG_3858.JPG


被害届を提出し、裁判で解決する?

おそらく、これらのレンタル自転車会社にはデポジットを返金するだけの資金がないのだろう。事実上の倒産だ。

デポジットを預けたままの人は、残念だがもう諦めるしかないと思う。

報道では、デポジットを取り返すためには、「被害届を提出し、裁判で解決すれば、デポジットは帰ってくるかもしれない」との見方を示しているが、

実際は、99元(約1700円)〜199元(約3400円)程度のお金のために裁判を起こす人はいないだろう。



予想通りだった

先日から中国のレンタル自転車については何度も記事を書いてきたが、まさに私が懸念していた通りの結果になってしまった。

デポジットを集められるだけ集め、資金は別のところにプールし、見かけ上負債があるようににして倒産するというのが、経営者が元々描いていた筋書きだったような気がする。

これはあくまで私の予想であるが…。

レンタル自転車を使うべきか?

では、レンタル自転車は使うべきだろうか。

使ったことがある人なら、手軽に乗れるレンタル自転車の便利さは捨てがたいだろう。

私は、あくまでいつかは倒産するかも知れないというリスクを受け入れた上で、利用したいと思う。

以下のことに気をつければデポジットを失うリスクをかなり下げられるはずだ。


経営が健全なレンタル自転車を利用する
経営が健全なレンタル自転車を利用するなら、デポジットが返金されないリスクは下げられる。

具体的には、モバイクとofoだ。

モバイク
IMG_5008.JPG

ofo
IMG_4108.JPG
この2社の車両は今もいたるところで見かける。新車両も次々に投入され、広告もいろんなところで見かける。

経営が傾いてきたら新車両は投入できないだろうし、広告を掲載する余裕もないはずだ。

つまり、現状では、この2社の経営は比較的健全だと言える。

今回倒産したBluegogoは最初は私も利用していたが、半年以上前から新車両は全く投入されず、滅多に見かけなくなっていた。

どう考えても経営は健全とは言えない状態が続いていた。それで今回のニュースだ。

台数が少なかったり、故障者ばかりの場合は経営が危なくなっていることの指標なのだ。そのような様子が見てとれたら利用は控えた方が賢明だ。

ちなみに、私が今利用しているのは、モバイクとofoだけである。



使用後、デポジットは返金しておく
デポジットは使用していない場合はいつでも返金が可能だ。

すでに登録してあれば、使う時にデポジットを預ければ即時使用可能になる。

なので、使用前にその場でデポジットを預け、使用後はデポジットを返金しておくことをオススメしたい。

普段デポジットを預けておかなければ、会社が倒産しても損失はないのだ。



モバイク、ofoも含めて、リスクを理解した上で利用しよう

モバイク、ofoは深セン市内のどこにでも止まっている。いつでも乗れる。

いつでも自転車に乗れるのが当たり前の社会になりつつあるが、

モバイクが社会に投入されてわずか1年半しか経っていないことを忘れてはならない。

あくまで、設立したばかりの新しい会社なのだ。

まだまだこれからどうなるかはわからない。

非常に便利なので、私はこれからもレンタル自転車を利用していくつもりだが、デポジットを失ったら悔しいので、気をつけながら使いたいと思っている。



【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます


スポンサーリンク

この記事へのコメント

  • pmz

    そうですか。bluegogoが倒産ですか。そう言えば、私が住んでいる街でも全く見かけなくなったような・・・。

    幸運にも、初期の頃に相性が合わず、すぐに返金処理をしたので被害に遭わずに済みました。まあ、99元程度ですから利便性を考えると2社ぐらいは登録しておきたいものです。やはりお勧めの、MobikeとOFOになりますね。

    最近はあまり外に出てていないため、レンタル自転車を利用する機会が減ってしまいました。たまに利用すると、ブレーキチェックとかを忘れて乗ってしまうことがあります。乗ってからブレーキの効きが悪いのに気づくと、「やばいなぁ」とか思いますね。サドルの上とか、アプリ上でとか、「ブレーキチェックしてから乗ってください」とかの表示をしてもらいたいものですが、そうもいかないのかな?

    また、OFOも、ノーパンクタイヤのものが増えてきました気がします。ノーパンクタイヤは乗り心地が悪いので好きではないのですが、メンテを考えるとこちらが主流になりそうですね。
    2017年11月19日 00:50
  • ペッペケ

    pmzさん

    コメントありがとうございます。
    被害免れてよかったです!
    たしかに乗ってから壊れかけている車両が結構あり、それはなんとかならないのかと思いますね。
    モバイクは乗り放題券を購入し、何度乗っても無料なので、壊れていたら別のに乗り換えています。
    2017年11月19日 00:56
  • ポンタ

    いつもためになる情報をありがとうございます。
    2017年11月19日 21:59
  • bigpaddy

    MOBIKEユーザですが、周辺をみるとofoが圧倒的に多いですね、というか不必要に多い気がしています。またアプリで1台も探せない所(広東省清遠(チンエン)があったり、地元レンタサイクル業を保護する目的か?一所に数千台を集積して使えなくしている所(桂林の阳朔鎮)があったり、地方によっては利害関係が有るようです。只でさえ放置自転車が問題になるのに業者側は全く関与していない?している様に見えない。そんな状況では長続きしない、或いはルールで縛りが入って淘汰されると見ています。
    2017年11月19日 22:25
  • ペッペケ

    ポンタさん

    いつもご覧くださりありがとうございます!
    2017年11月20日 14:08
  • ペッペケ

    Bigpaddyさん

    コメントありがとうございます。
    場所によってはたしかにofoがめちゃめちゃ多いですね。
    こんなにあってどうするのかというくらい並んでいます。
    おっしゃるように、今後は放置自転車が社会問題になりそうです。
    数年後、レンタル自転車はどうなっているのでしょうか…。
    2017年11月20日 14:11
【このサイトの全ての記事一覧】を見る


楽しめたら↓ポチッとお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ 深セン情報へ
【最新記事(トップページ)】へ

今日の人気記事

中国語マンツーマンオンラインレッスン!
無料体験はこちら!【SpeakMandari】


スポンサーリンク