深セン観瀾にある版画村
今日は深センの観瀾(观澜)地区にある版画村の紹介をしたい。このエリアには地下鉄はなく、行くならバスに乗らなければならない。
交通は少し不便だが、客家の街並みを見ることができる、なかなか面白い観光地である。
入場料は無料なのも嬉しいところ。
機会があれば行ってみることをお勧めしたい。
スポンサーリンク
観瀾版画村概要
観瀾版画村は中国深セン市龍華区にある観光地である。2006年に整備計画が始まり、2008年5月に一般公開された。
メインエリアは31.6万平方メートルで、半日ぶらぶらするのにちょうど良い広さである。
エリア内に客家の建物が保存されており、中国らしい写真が撮影できる。特に日本から観光に来た人は、ザ・中国の雰囲気に心踊ることだろう。
「版画村」となっていることから分かるように、版画製作の芸術家達がそこに住んでいる。客家の家は版画販売店に改装され、そこで版画を購入することも可能だ。
観瀾版画村への行き方
版画村付近には地下鉄が通っていないので、タクシーで行くか、バスに乗る必要がある。バスで行くなら、最寄りバス停は「版画基地」であるが、付近の「版画村」「菠萝岭路口(牛湖车队总站)」「大水田工业区」「宝德厂」のどこでも歩いて行ける範囲だ。
バス停「版画基地」
場所(広域図)
上の地図の赤□を拡大した地図。版画村部分をさらに拡大した地図は下にあります
出発点によって停車するバス停が異なるので、検索してみよう。
例えば、深セン地下鉄龍華線(4号線)の終点「清湖地铁站」からM338またはM339のバスで「牛湖车队总站」まで来ることができる。
M338バス
なお、バス検索方法はこちらを参照してほしい
■【中国深セン、バスの乗り方完全マニュアル】中国語が話せなくても大丈夫
エリア解説
版画村のエリアは適度な広さで半日くらいぶらぶらするのに最適だ。版画村には大きく分けると「客家の家の街並みが保存されたエリア」、「畑の中を散策できるエリア」の2つのエリアがある。
上の地図と合わせてみてください
「客家の家の街並みが保存されたエリア」の中に入ってみる
では、中に入ってみよう。バス停「版画基地」の目の前が入り口
入り口に保安員がいるが、入場料は無料なので、そのまま中に入ろう
まずは、「客家の家の街並みが保存されたエリア」だ。
入ると右手に客家の家がある
客家の街並みを感じられる
これらの家が版画屋さんや版画教室に改装されている。なお、売っている版画は撮影禁止だったので、自分で行った時に見てほしい。なかなか見事な作品も多かった。
店に改装されている
小さめの版画作品で、50元くらいから売られていた。
碉楼(diao lou・ディアオロウ)という塔が保存されている。昔、敵が攻めて来るのを事前に知るため、見張りの係が屋上で24時間交代で周囲を見回していたらしい。
碉楼(diao lou・ディアオロウ)
こちらも碉楼(diao lou・ディアオロウ)
綺麗に整備されている
街を上から見たところ
版画工房という、版画の作業工場があった。
しかし、今日は休みだったようだ
版画の歴史がわかる展示スペースもある
畑の中を散策できるエリア「桃花渓」
さらに先に進むと、畑の中を散策できるエリア「桃花渓」に入る。畑の中を散策できるエリアはここ
普通の田舎の畑なのだが、その間をのんびり散策できるので、都会人が息抜きをするのにぴったりだ。
いちご狩りも可能
上の販売所で、このエリアの畑で取れた野菜を買うことができる。
人参は不恰好な形だったが、「これが自然なんだ、店で売られているまっすぐな人参は人間が作り出したもの。見た目は悪いがこれが一番なんだよ」とおばちゃんが言っていた。
焼きとうもろこしを食べる
販売所の前で焼きとうもろこしを販売していたので食べることにした。子供たちが興味津々
うむ。店で売られているものとは全然違って甘みが強い。
美味しかった!
さらに先に進む
さらに先に進んだ。のどかな畑が広がっており、その間を散策した
その先に再び客家の建物があった。
この辺も良い撮影ポイントだと思う。
版画博物館も行ってみよう
版画村をぐるっと一周するのに半日もかからないはずだ。交通は少し不便だが、なかなか面白い観光地だと思う。
さて、この版画村の近くに「版画博物館」がある。
版画村に来たらここもいっしょに行くと良いだろう。
版画博物館についてはまた明日書きたいと思う。
スポンサーリンク
この記事へのコメント
banpru
管理人
コメントありがとうございます。
1994年というと24年前ですか。ここ数年でも大きく変化しているので、その頃の深センはどんな感じだったのか想像できませんね。
最近、観瀾に路面電車も開通しました。今来られると全く違う街になっていると思います。