深セン大梅沙と小梅沙
大梅沙と小梅沙は深センで最も有名な海水浴場である。暑く長い夏、多くの人が砂浜を求め、ここにやってくる。
ただ、日本のビーチとはかなり勝手が違う。
注意点をまとめたので、行く方は参考にしていただけると幸いである。
特に大梅沙は、2018年5月以降、登録をしないと浜辺に行けなくなったので、注意してほしい。
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大梅沙と小梅沙の場所
まずは、場所だ。場所はここ(広域図)
拡大図(広域図の四角で囲ったところ)
大梅沙と小梅沙は歩いても15分程度の距離にあり、海が見下ろせる綺麗な散策路になっていて、ジョギングしている人もいた。
時間があれば、大梅沙〜小梅沙間をてくてく歩いてみると気持ちが良いと思う。
大梅沙〜小梅沙間の散策路
大梅沙と小梅沙の違い
大梅沙と小梅沙の違いは有料か無料か、である。大梅沙はビーチに入るのが無料だが、小梅沙は入場料がかかるのだ。
小梅沙の入場料の表
例えば、大人は50元の入場料がかかる。
ビーチエリアは完全に囲われており、入場料を支払って、駅の改札のようなゲートを通らないと砂浜の砂に触ることすらできないのだ。
小梅沙のビーチ
小梅沙の方が人が少なく、綺麗
小梅沙は有料のため、大梅沙より人は少なく、ゴミも少ない。また、平均的に言って、訪れる人のマナーも大梅沙より小梅沙の方が良いとのことだ。
なので、入場料を払えるなら小梅沙に行こう。
小梅沙の入り口
大梅沙は無料だが、予約が必要なので注意
大梅沙の入り口大梅沙は入場自体は無料なのだが、小梅沙と同じように、塀で囲われている。ゲートを通らないとビーチに入ることができない。
大梅沙のビーチ
注意してほしいのが、2018年5月以降、海辺に入るためには予約し、登録しなければならなくなったことだ。
ニュースなどで、中国の砂浜が人で溢れかえっている様子を見たことがあるかもしれない。
中国は人口が半端ないため、海に行く人も多いのだ。
ビーチが人で溢れる状況を避けるため、夏季(5-10月)は入場制限をかけたのである。
1日に入場できるのは、最大8万人で、それを超えた場合は、入場が拒否される。
中国人はスマホで入場の予約が可能
予約はどうすれば良いのか?中国人はスマホで入場の予約が可能だ。
微信(ウィーチャット)でQRコードを読み取り、身分証明書を入力し、予約をする。
このような登録の説明がいくつも置いてあった
予約者が8万人になるまで、中国人は予約は無料で簡単にできる。
日本人を含む外国人は事前予約はできない。パスポートを持って客服中心(カスタマーサービスセンター)へ
しかし、日本人を含めた外国人は、上記したアプリは対応しておらず、事前予約はできない。では、どうすれば良いのか。
入り口付近にある客服中心(カスタマーサービスセンター)に行けば良いのだ。
客服中心(カスタマーサービスセンター)
パスポートを持って、直接客服中心(カスタマーサービスセンター)に行けば外国人でもその場で入場予約を取ることができ、入場が可能だ。
しかし、中国人と違い、事前に予約ができない。
予約数が8万を超えていた場合は残念ながら門前払いとなる。
なお、今後、予約方法は変わるかもしれないので、念のため事前に直接問い合わせることをおすすめする。
ビーチへの持ち物検査が厳しいので注意
大梅沙も小梅沙も、上記したようにゲートを通ってビーチに入るが、その際荷物検査があるので注意してほしい。ビーチ前の持ち物検査場
危険物は当然ダメだが、予想外のものも持ち込みが拒否される。
例えば、ビーチで使う小型のテントなども持ち込むことができない。また、セグウェイや自転車なども保管場所もなく、入場もできない。
わざわざ遠い駐車場からテントを持って来たのに入れず、「ビーチ用なのになぜ持って入れないんだ!?保管もしてもらえないのか!?」と入り口の係員と言い合いになっている人がいた。
近くにロッカーや荷物預け場もなく、ここまできてしまったらどうしようもない。確かに非常に不便である。
また、食べ物、飲み物も持ち込み禁止だ。中で買えと言うことなのだ。お菓子などもバレたら没収される…。
なので、行くときは余分な荷物は持って行かないようにすることをお勧めする。
アクセス
ここまで地下鉄の建設が進められているが、開通にはまだ時間がかかりそうだ。今のところ、バスやタクシーなどの交通手段で行く必要がある。 (バスは103、M396、M180など)
小梅沙のバス停
住所は以下の通り。 【大梅沙】 住所:深圳市盐田区盐梅路大梅沙海滨公园 【小梅沙】 住所:深圳市盐田区盐葵路小梅沙段39号 |
まとめ。ビーチに入るには予約が必要、そしてセキュリティチェックが厳しい
大梅沙と小梅沙のビーチに行くにはなかなか面倒だ。予約が必要だし、セキュリティチェックも厳しく、水も持ち込めない。
現在、深センではどこに行くにもセキュリティチェックが求められる。
まさか、ビーチに入るのもこんな厳しいセキュリティチェックがあるとは…。
安全のためには必要なのかもしれないが、海水浴も簡単にできないのはちょっと悲しいと思った。
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