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回転寿司のシステムは1958年日本で発明された
中国深センにも回転寿司屋がある。しかし、中国の寿司は日本より高く、しかも日本のスーパーの惣菜コーナーで売ってる寿司より美味しくないため、私はあまり行くことがない。
やはり寿司を含め、日本料理は日本で食べるべきである…。(それでもたまに酢飯が食べたくなって元気寿司に行く・・^^;)
ところで、ベルトコンベアに乗せられて寿司が廻る、回転寿司のシステムはなかなか画期的である。
客は席を立たずに待っているだけ、寿司の方から次々に席までやって来てくれる。これを発明した人はすごい!
このシステムはいつからあるのか調べてみた。
これを発明したのは白石義明という人で、1958年4月に東大阪市にオープンした「廻る元禄寿司 1号店」で初めて採用されたのだという。
その後、日本はもとより、世界中に回転寿司が広がっている。
白石さん・・初めて知ったけど、すごいなぁ。
中国では寿司以外にも使われている
この回転寿司システムは、現在、中国で流行っており、いろいろな食べ放題屋さんに使用されている。確かに食べ放題の食材を回転寿司のようにベルトコンベアに乗せれば、客は座ったままで済むため、客は楽に食事を続けられるし、店の混雑も避けられるのである。
で、今回は、回転寿司ならぬ回転鍋屋に行って来た。
回転寿司が潰れた後に、そのシステムをそのまま利用してできた鍋屋である。
鍋の食材がベルトコンベアの上に乗せられており、自由に食材をとって食べることができる。
食べ放題で48元
今回行ったのはこの店だ。48元食べ放題の店。どうかなぁ・・。
この回転寿司システムは良いとして、正直、中国での食べ放題はどうも気がすすまない。
深センでも何度か食べ放題に行ったことがあるが、過去美味しかったことがほとんどないからだ。(たまには意外に美味しいところもあるが)
なので、あんまり気がすすまなかったのだが、友人に誘われたのでここで食べてみることにした。
ここは美味しいかなぁ。どんなものか・・。
席には1人用の鍋の穴が空いており、そこに1人用の鍋が収まるようになっている。
スープの味は何種類もあり、麻辣(マーラー)を選んだ。
あとは回転寿司のように回って来る食材を自由に選ぶことができる食べ放題である。
肝心のお味の方は・・・。
美味くない
結論から言うと大失敗。やっぱダメだった!
正直全然美味しくない。
前回、香港の「牛一」という鍋の食べ放題に行って来て、素晴らしく美味しかったと書いたが、そこと比べると味は雲泥の差。
というか、「牛一」と比べるのは失礼なくらいだ。
特に、肉、肉団子、すり身系が全然美味しくない。というか健康を害する味がする。何が練りこまれているの?と思える味。
中国でもスーパーで売っている肉団子は結構美味しいものがあるのだが、この店のは全然ダメ。コストを下げるため、相当粗悪なものを使っているのか?
貝のカキもあったが、ドロドロしていて、はっきりいって食べられるシロモノではなかった。
さらにデザートのアイスもあったが、科学的な味がして気持ち悪くなった。
普通に食べられたのは野菜とインスタント麺くらいかな・・。
野菜とインスタントラーメンは普通に食べられた
うーむ・・・、
中国の食べ放題はやはりダメだ・・・
ここまで酷いとは・・・。
中国でよくある短期倒産ビジネス
この不味い食べ放題の店は、中国でよくある短期倒産ビジネスだ。この手の食べ放題の店は元々数ヶ月で閉店することを想定しているのだ。
つまり、元々同じ客に2回目来てもらうことは考えておらず、1人の客に1回利用してもらい、お金を払ってもらうことを目的としている。
中国は人口が半端なく多いので、1人の人に1回利用してもらうだけでも相当稼げるからだ。
本当に美味しいものを提供しようとすれば手間隙かかるし、儲けもそれほど多くはないかもしれない。
しかし、儲けだけを考えれば、料理の技術も工夫もいらない。見た目さえよくすればいいのだ。形上の商品があれば不味くたって関係ない。コストの低い粗悪食材でいいのである。
一度客を席に着かせれば取り合えず1回分のお金は徴収できるからね。
彼らは客の喜ぶ顔など見ようとは思っていない。客が不味さで残念になっても自分が儲かって喜べれば良いのだ・・。
今回行った鍋屋も、数ヶ月経ち、悪い口コミが増えて来たところで予定通り倒産するだろう。
深センは残念ながらこういう店が結構多い。
長くやっている店は安心できるが、開店して数ヶ月以内の店はこういう激マズの料理を出したりするので注意が必要だ。
そういう店は予想通り、数ヶ月もたてば跡形もなく消えているのである‥。
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