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深センは急激に発展した移民の都市
深センはここ数十年で急速に発展した都市である。ほんの数十年前まで、人口は数十万しかいない漁民の田舎町だった。
それが、今や人口は1500万とも2000万とも言われる、巨大な都市に成長したのである。
その人口のほとんどは他の地域から引っ越して来た人なので、地元が深センという人は5パーセントもいない。(最近は若い人で深セン生まれの人も増えているが)
深センは移民の都市なのだ。
深センでは自己紹介の時に出身地を聞くのが「あるある」
なので、深センに住んでいる人たちのほとんどは深セン以外の地方出身者である。それで、深センでは自己紹介のときに、出身地を聞くのが「あるある」となっている。
どこの国でもそうかもしれないが、同じ地域出身の人たちは親近感があるものだ。
特に中国ではその結び付きは強く、「同郷価格」なるものもある。
深センには広東省東方の「潮汕」エリア出身の「潮州人」と呼ばれる人たちが開いた個人店が多いが、「潮州人」の結び付きはとても強く、標準中国語で話しかけた場合と、方言の潮州語で話しかけた場合で商品の値段が全く違うそうだ。
中国語で出身地をなんと聞く?
さて、遅くなったが本題である。中国語で出身地がどこか(どこから来たか)を聞く時、なんと言うだろうか。
中国語を日本で勉強している人は、きっと、
你是从哪里来的? 你从哪里来? (どこから来ましたか?) |
もちろんこれらは正しい中国語で、普通に通じるのだが、深センにいる現地の人はあまり使わない表現である。
ではなんと言うのか?
それがこちらである。
老家在哪里?(故郷はどこ?) ※参考単語 老家=故郷 |
深センに住んでいて、中国語を話す人にとっては、よく聞く言葉なので、当たり前すぎてネタにもならないかも知れない。
でも、このフレーズは教科書だけでは学べない、現地ならではの言葉だと思う。
深センで中国人会って自己紹介をしたあと、
老家在哪里?
と聞いてみよう。
現地の人との距離がぐっと近くなるはずだ。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
まさ
そーなんですか?
自分はまともな中国語を勉強したことも無く、何となく生活の中で片言の中国語で生きています。
だから出身地を聞く場合には、你的老家在哪里? と覚えました。
逆に本来の中文は読んだり聞いたりならば何となく理解できそうですが思い浮かびませんでした。
やはりちゃんと学校に行った方が良いのかもしれませんね
ペッペケ
コメントありがとうございます。
「你的老家在哪里」もよく聞きますね。
省略して、「你老家在哪里」、「老家在哪里」もよく聞きます。
いつも読んでくださりありがとうございます!
ポンタ
你是哪里人?
ちょっと礼儀のない言い方ですが、こちらを良く聞くような気がします。
ペッペケ
コメントありがとうございます。
そうですね。その二つの言い方もよく聞きますね。
補足ありがとうございます!