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白タク
白タクという言葉をご存知だろうか。白タクとは「白ナンバータクシー」の略である。
日本では営業許可された商用車は、深緑のナンバーを掲げている(字は白色)。一方、通常の乗用車に付けられているのは「白の下地」のナンバーである。
つまり、白タクとは「営業許可されていない、普通の乗用車で客を乗せて業務を行うタクシー」のことだ。
営業許可を受けていないので、これは当然ながら違法である。
私は実際の白タクを日本で見たことがない。(いるのかもしれないが…)
中国にはめちゃくちゃいる白タク
一方、中国深センには白タクが普通にたくさんいる。客待ちする白タクのおっさんたち
中国はナンバーが白ではないので、厳密に言うと"白"タクではないのだが、営業許可を得ていない普通の車が大量にバス停などに停車し、客を乗せようとしているのを見かける。
特に夜の時間、終発の地下鉄、バスがなくなる頃、バス停の前に大量発生する。
それ以降の交通手段がなくなるため、彼らは足元を見て、かなり法外な値段をふっかけてるのだ。
手当たり次第に声をかけまくって、「どこに行く?〇〇まで〇〇元で行ってやる。」と言っている。
うざったいったらありゃしない。
さらに、渋滞の問題もある。
休日などには車を持っていて小遣い稼ぎをしたい輩が白タクドライバーになりさがる。
片側5車線の大通りのバス停の前2-3車線を白タクが埋め尽くすこともある。
バスは、さらにその外側に停車するため、乗客は数車線歩いていかなければならず、残された車線は1-2車線となるので、大渋滞が発生したりするのだ。
迷惑この上ない…。
警察は形だけ取り締まる
こんな状況で警察は黙っているのか…?と思うが、"形だけ"の取り締まりを行なっている。
たまにパトカーがサイレンを鳴らして来るのだが、ホント形だけだ。
捕まえている様子はない。
白タクは一斉にその場を離れ、数百メートル離れたところでパトカーの様子を伺っていてパトカーがいなくなったら5分もすると同じ状況になる。
1台ずつでもしっかり摘発すれば、徐々に減っては行くと思うのだが…
白タクは使うな
バス停などで、白タクのドライバーに安く行ってやると話を持ちかけられることがあるかもしれないが、使わない方がいい。なぜなら、これは違法であり、トラブルや犯罪に巻き込まれることも多い。
乗ってからやっぱりその値段では行けないと言われ、さっきの話と違うと言うと逆上して暴力を振るわれたなどの例もある。
外国人だとその可能性はさらに高くなるだろう。
トラブルがあっても誰も守ってくれない。
今はタクシーを呼べるアプリ「滴滴出行」などのサービスも充実しているため、違法行為をしている彼らにみすみすお金を渡す必要などないのだ。
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