日本はフリーWi-Fiが少ない…中国の方が色々と便利なのはどうしてか?

日本はフリーWi-Fiが少ない…中国の方が色々と便利なのはどうしてか?

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日本はフリーWi-Fiが使えず不便?

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日本に一時帰国すると思うのが、日本は公衆フリーWi-Fiが非常に少ない、ということだ。

日本の外でフリーWi-Fiが使えるのはスターバックスと空港くらいなものではないだろうか。

それ以外ではフリーのWi-Fiはほとんど見かけない。

普通の人はスマホでパケット通信ができるので問題ないんだろうけど、海外在住一時帰国組はかなり不便だ。

中国深センから帰ると特にそれを感じる。なぜなら、中国ではいたるところにWi-Fiが飛んでいるからだ。

Wi-Fiの普及、便利さという点においては、日本は中国にかなり遅れをとっているのである。

例えば、深セン市中心部には政府がフリーWi-Fiを飛ばしており、かなり広い範囲でネット通信が可能となっている。

マクドナルドやケンタッキーなどのファーストフード店はもちろん、ショッピングモールの中、小さな個人経営のレストランに至るまで、Wi-FiのIDとパスワードが書いてあって、自由にどこでも繋ぐことができる。

このように、どこでもネットにつなげる環境は中国で当たり前になりつつあるのだ。

安全性が不安ということもあるが、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)をつなげば問題ないと思う。



なぜ?

しかし、なぜ日本はフリーで使えるWi-Fiが少ないのだろうか。

技術的には当然問題ないはずである。

なのに、どうして日本にはこれほどフリーWi-Fiが少ないのだろうか。

考えてみたが、

それはきっと日本のさまざまな要求を満たすのが大変なんだと思う。

この国で生活して改めて実感するが、日本は本当に法律や文書の処理、様々な取り決めに本当にきっちりとしている。

Wi-Fiを公衆のものとして飛ばすにはきっと色々な手続きが必要であり、普及が難しいのだと思う。

一方、中国はWi-Fiの普及を妨げるハードルがおそらく何もない。

いや、もちろんあるんだろうけど、事実上、ほぼ自由となっている。

便利なものはとにかくどんどん増やせる。こういう点で、ここはめちゃめちゃ自由な国なのである。

もちろん、なにかトラブルが起きても当然ながら自己責任となるのだが。



日本は石橋をよく叩いてから渡り始める

例えるなら、

日本は石橋をよく叩いてから渡り、中国はとりあえず渡ってみるようなものだ。

日本は慎重、色々な手続きがあるので、渡り始めるまで時間がかかるが安全だ。

中国はとりあえず渡ってみるので、すぐに向こう岸に行くことができるが、仮に橋が落ちても保証はなく、自己責任なのである。



後のことを考えず、便利なものはどんどん取り入れる

ということで、中国は運用方法、法整備など後のことをあまり考えず、便利なものはどんどん取り入れるため、ある分野では日本よりはるかに進んでいると思う。

運用制度、法整備が追いつかないため、リスクはあるのだが、実際かなり便利ではある。

上記したフリーWi-Fiもそうだが、他には下に挙げたようなことがある。



電子マネー(微信支付,支付宝)の普及がすごい

電子マネーの普及が中国ではすごいことになっている。

「微信支付」,「支付宝」という2大電子マネーが当たり前のものとなり、どんな小さな店でも確実に対応していると言っても過言ではない。

カートに果物などを載せて個人売りしているおじさんおばさんがいるが、彼らも電子マネー対応だ。

道端でものを売っているおじさんも電子マネー対応
矢印のところにQRコードがある
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なぜなら、現金を持たずに「微信支付」や「支付宝」でしか支払えない人も多いため、対応していないと商売にならないからだ。

中国の電子マネーの普及は「現金支払いはむしろ少数派」というところまで来ているのだ。

事実、ここ最近の私自身の消費を考えても、現金を使った記憶が全くない。全て電子マネー支払いである。電子マネーが使えないところは一箇所もなかった。小銭も出ないため非常に便利だと思う。

しかしながら、この用事電子マネーに関わる法整備は遅れている。個人間でも簡単にお金がやりとりできるため、詐欺も多発している。

日本はこの点で慎重だからなのだろうか。

結果、普及率は中国よりかなり低い。



レンタル自転車

何度も関係記事を書いているが、現在深セン市内いたるところで見かけるレンタル自転車。

スマホで自転車のQRコードをスキャンするだけで気軽に乗れ、どこにでも乗り捨てることができる。

レンタル代は30分あたり0.5元(8円)〜と激安で便利なため、かなりの利用者がいる。

しかしながら、問題点も多い。

放置自転車やいたずらされて破壊された故障自転車が道路脇にかなり落ちている。

破壊され放置されたレンタル自転車ofo
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また、事故が起きた際の責任問題もある。(怪我したもの負けなんだろうけど)

このような法的問題が解決されていない状態でレンタル自転車が世に出てくることは日本ではあり得ない話である。



正直便利だと思う…

ここ数年の中国の変化はすごい。

ほんの少し前まで全く想像できなかった便利なものが続々世に出て来ている。

今後のトラブルや問題にどう対処していくのかという課題は残されているし、何かあったら自分で解決していかないとダメだがが、便利なものは正直便利だと思う今日この頃…。

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