3月ももう終わる
3月ももう終わる。亜熱帯の深セン、香港エリアでは暖かい日が続いている。
数日前寒波が襲い、1日だけ10度台前半まで気温が下がったが、4月に入ればもうこういう日はないだろう。
今日も27度くらいまで上がったらしく、暖かいというよりは暑かった。
天気予報では、今週末30度を超えるというとも言っていた。
寒い日も数日あったが、今年は暖冬だった。短い冬だったなぁ・・・。
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街路樹のマンゴー
深センの道の街路樹の中にマンゴーの木がたくさんある。さすが南国という感じだ。
マンゴーの実はに5-6月に熟す。
今日、歩いていたら、すでに実がたくさんなっているのを見つけた。
そうか・・もう数日で4月。
なり始めていてもおかしくないなぁ。
でも今年は例年より実がなるのが少し早い気もする。
3月末ですでにたくさん実がついている
ある日を境に消えるマンゴー
この街路樹のマンゴーだが、ある日を境に実がなくなってしまう。なぜか?
市民が取っていくからである。
彼らは街路樹からマンゴーをとって集め、路上で売るのである。
もうすぐ、路上でマンゴーを並べて売っている人を見かけるが、仕入れ先は「街路樹」なのである・・・。”(-“”-)”
それにしても彼らは絶妙なタイミングでマンゴーを奪っていく。
時期が早すぎると固すぎて売り物にならない、時期が遅すぎるとほかの人にすべて取られてしまう。
そのぎりぎりのタイミングでマンゴーの奪い合いになるのだ。
マンゴーを取ることは禁止されている
深セン新聞に「路边的芒果不要摘」(道路脇のマンゴーは取らないで)という記事があった。つまり、街路樹のマンゴーを取ることは本来禁止なのである。
「マンゴーを取ることは重大なマナー違反なのでやめてください」とも書かれていた。
そして、その記事の中には、マンゴーの実を取ってはいけない理由が3つ挙げられていた。
理由1:危険だから
マンゴーの木に登って取ることは危険だから、というのが一つ目の理由。地面はコンクリートで固いので落ちたら大けがをする。過去にマンゴーを取ろうとして死傷したという事例が実際に発生しているようだ。
ここ最近では、広州で45歳の女性がマンゴーを奪おうとして8mの木から落ちて命を落とし、福建省では2011年から現在まで、マンゴーの木から落ちて4人が死傷しているという。
マンゴーを奪おうとして死んでしまうとは・・・。
理由2:そもそも食べられない品種
また、路上のマンゴーは品種が異なり、果物やに並ぶものとは異なるとのことだ。街路樹として品種改良されたものなので、見た目はよいが、酸っぱく、渋いため、美味しくない。
また、道路脇なので、排気ガスをたくさん浴びている。健康を害する。
「だから、取っても意味がない。取らないでください。」と書かれていた。
ま、当然そうなのだが・・・。マンゴーを奪う人たちは売るためで、自分は食べないので、この呼びかけは全く意味がないだろう・・・。
理由3:通行人の邪魔
また、通行人の邪魔になったり、事故の引き金になるので、やめてください。と書かれていた。長い竹の竿を改造して作ったマンゴー奪い器具をもって高所のマンゴーを取る輩もいる。
これは確かに邪魔になるし、竿を持ち切れず車道に出たりしたら大事故を招きかねない。
とは言っても、絶対取られるよね
このように市は「マンゴーの実は街路樹の観賞用です。取らないでね。」と呼び掛けている。・・・しかし、あと1-2か月経てば、一部の市民に全て取られるのは目に見えている。
まもなく、人々がマンゴーを奪っている姿を目にする。中には結構な高齢な人もいる。
これは5-6月に見られる深センの風物詩といっても過言ではないだろう・・。(笑)
最後に一言。
言うまでもないことだが、路上で売っているマンゴーはかなりの確率で街路樹マンゴーなので、買わないほうがいいと思う。
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この記事へのコメント
ポンタ
蛇口ではまだマンゴーの街路樹は見かけませんが、ジャックフルーツの街路樹が結構あります。
あれもそのうち市民に取られるのでしょうか
ね( ^ω^ )
ジャックフルーツはマンゴー以上に背が高いので、危ないですね。
ペッペケ
深センはジャックフルーツの木もありますね。
でも巨大な実が落ちて怪我をしたりしないのか、ちょっと心配になったりします。
現地の人に聞いたら、ジャックフルーツの実は深夜しか落ちないから大丈夫だということらしいですのですが…。