スポンサーリンク
映画監督チャンイーモウ(張芸謀)の一人っ子政策違反で1億三千万の罰金
少し前(2014年)の話であるが、「紅いコーリャン」などで有名な映画監督のチャンイーモウ(張芸謀:张艺谋)夫婦が、子供3人を産み、一人っ子政策に違反したということで、なんと地元当局に748万元(約1億3000万)の罰金を課せられた。本来は1人目の子供は罰金の対象ではないのだが、婚姻手続き前の子供、いわゆるできちゃった婚だったため、3人の子供全てに罰金が課せられたようだ。
それにしても・・・日本円で一億オーバーの罰金って。。。ありえないでしょ?
どういうこと?
それって本当に法律に基づいているの?
748万元(約1億3000万)の罰金の根拠
こんなバカみたいな罰金額、計算の根拠があるの?そう思って調べてみた。
ら、その計算根拠がネットに出ていた。それが以下である。
2001年第1子 | 11,988元(市民平均収入) ×2(夫婦2人) ×5倍(根拠不明) =71,928元 |
2004年第2子 | 11,647元(市民平均収入) ×2(夫婦2人) ×5倍(根拠不明) +(1,062,760元(張氏個人収入) -11,647元(市民平均収入)) ×2倍(根拠不明) =2,218,696元 |
2006年第3子 | 16,005元(市民平均収入) ×2(夫婦2人) ×6倍(根拠不明) +(2,518,590元(張氏個人収入) -16,005元(市民平均収入)) ×2倍(根拠不明) =5,197,230元 |
合計 | 71,928元 +2,218,696元 +5,197,230元 =7,487,854元 |
ところどころ何故か数倍されている…。根拠が不明なところもあるが、こう言う計算に基づいているらしい。
やっぱ高すぎの罰金
張芸謀は超有名映画監督なので、収入もすごい。2005年には250万元オーバー(4000万円超え)の収入があった。
その頃の中国は都市部でも初任給1000元代(2万円以下)だったりした時代なので、破格の収入だ。
しかし、その収入をはるかに超える罰金が課されている。
2005年の第3子に課せられた罰金を見ると250万元の収入に対し、倍の500万元の罰金となっている。
トータルは748万元(約1億3000万)である。
収入をはるかに超える罰金…。高すぎる。
これから生活に加え、子育てにお金がかかるというのに…。
見せしめ?
彼の罰金がこれほど高いのは、社会的地位もあり、有名な人だかららしい。いわば見せしめである。
これほどの有名人が巨額な罰金を課されたとなれば一人っ子政策を守らせるための"宣伝"として効果十分だ。
子供がもっと欲しい思っている人も、思い留まるかもしれない。
昨年緩和された一人っ子政策
長く続いた一人っ子政策だが、昨年緩和され、2人までは罰金の支払いがなくなった。しかし、3人目を産んだら従来通り罰金の対象である。
ちなみに私の中国人の友人も罰金を課せられた。
詳しくはこちら
■中国で一人っ子政策が終了。でも3人目の赤ちゃんには罰金500万円!?
それにしても…。
日本を含め、子供がいればお金がもらえる国もあるのに…。
大変だなぁ…。゚(゚´ω`゚)゚。
スポンサーリンク
この記事へのコメント