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深センの地下鉄に乗るときには持ち物検査が必要
中国の他の都市もそうなのだが、深センは地下鉄に乗るときに持ち物検査を受けなければならない。危険物を持ち込む輩を発見し、地下鉄テロを防止するためらしい。
地下鉄に乗るときは巨大なX線の機械に荷物を通させられ、水などのペットボトルは安全かどうかを判別する機械に入れてチェックされる。
飛行機に乗る時に受ける手荷物検査とほぼ同じレベルである。
しかし、この検査は意味がない…。
なぜなら…
急いでいる者、子供はスルーさせる
テロを防止するためには手荷物検査を徹底して行わなければ意味がない。なのに、この検査…ザルなのだ。
急いでいるオッさんやコワモテの人がX線の機械を無視して通過しても保安員はそれを留めずスルーさせているのをよく見かける。
また、子供も同様にスルー。
本当にテロを防止するためならダメでしょ。子供だろうが、急いでいる人であろうがきちんとチェックしないと…。
もし本当に危険物を持ち込もうとする人がいたら、こんなザルだらけの保安検査では何も防げないだろう。
やるならちゃんとやってほしいと思う。
今の状態では、ただ乗車時に時間がかかり面倒なだけである。
水の検査も全く意味がない
ペットボトルを持っていたら、それも検査する機械に置き、チェックされる。空港で採用されているこの検査の機械は、比重を測ることができ、水かそうでないかを確かめることができるものだ。
※イメージ写真
しかし、ここで行われているこの水の検査は正直なんの意味も成していない。
こんなことがあった。
先日飲みかけのペットボトルを持って地下鉄に乗ろうとしたら保安検査に呼び止められ、水の検査が必要だと言われた。
面倒だったが、これも彼らの仕事である。
「ご苦労さん。」そう思ってペットボトルを渡した。
保安員は私のペットボトルを水の検査の機械に載せた。
しかし、機械の反応がない。どうやら壊れたようである。
すると保安員は一言。
「ま、いいか」
……………
いやいやいやいや!ダメでしょ!
もし私が危険物持ち込もうとしてたらどうするのよ。
壊れてスルーさせるのなら、検査の意味ないじゃん…
だったら、機械は何のためにあるの?
乗車時めっちゃ不便
ということで、現在の手荷物検査は、単に乗車が不便になるというデメリットしかない。手荷物検査がなければスッと改札を超えられるのに、検査の機械があるところまでぐるっと回らなければならない。
地下鉄駅によっては、改札は5-6箇所あるのに、手荷物検査の機械が一箇所しかなかったりする。
この手荷物検査のせいでかなり不便を感じる。
やるならちゃんとやってほしい
私は決して手荷物検査が無い方がいい、とは思っていない。きちんとやってテロや危険物を持ち込むことを防止することは必要なことだ。しかし、上記したような今の状況では全く意味がない。
やるならちゃんとやってほしいと思う。
地下鉄会社もこの機械の導入、維持に莫大な資金を投入しているだろう。(全ての駅に数機手荷物検査の機械があるのだから相当な金額だと思う。)
また、たくさん保安検査員を雇うにもお金が必要だ。
そこまでしているのだから、きちっと検査を行い、テロ防止に役立ててほしい。
そう思った、今日この頃。
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この記事へのコメント
ひろ
つい先日金曜日の夕方、海上世界駅で手荷物検査前に身分証チェックがありました。ゴネてる人もスルーさせる事なく全員強制のようでした。私はパスポート提示しました。
その後手荷物検査で、同行していたスタッフ(中国人男性)のカバンに水筒があり、「その場で飲んで安全か証明してください」みたいな事を言われたようです。
私は中国語がよくわからず突然水筒の水を飲み始めた彼にビックリしてしまいました(笑)
駅や地域によって差があるんでしょうかね(^_^;)
ペッペケ
コメントありがとうございます。
ペットボトルの水を飲めと言っている場面はよく見かけますね。それはあるあるです。飲ませるなら機械は何のためにあるのかって思いますよね。
^^;
地下鉄で身分証の提出を求められるのもよくありますね。
まさ
以前自分はペンライトで引っかかりました。
どうやら爆弾と勘違いしたらしく、中から電池を取り出し点灯させて事なきを得ましたが、通勤時間帯に5分以上拘束されうんざりした思い出があります。
後は日本製のタバコとか製品は彼らには外箱の記載が読めないらしく良くこれはなんだと聞かれることがあります。
一方、普通に自転車などを折りたたみもせずに荷物として乗ってくる客もいますし、日本人には不思議な光景の連続です
ペッペケ
コメントありがとうございます。
そうですよね。
急いでいる時は本当にうんざりします。
これが本当に意味のあることなら喜んで協力もしたいものですが、現在の体制では無駄以外の何物でもないので…
ポンタ
こんばんは。ポンタです^_^
わたしは食品をX線に通すのが気が進まず、食品だけは手持ちで通ります。
中をチラ見する程度か、「なんだ」と聞かれ「食品」と答えると確認もされない時があります。
わたしもこれって意味あるのかなと思っていました。
今まで一度も止められたことがないのですが、なぜでしょうね。
水も手持ちで何も言われない時があります。
一度だけ広州東(火車の方)では駅構内の安全検査で水を飲めと言われたことはありますが、その時はしっかりやってて安心できるなと思いました。
まだまだ形だけ感がありますね。
でも、中国って国土や人口の割に意外と安全ですよね。
ペッペケ
コメントありがとうございます。
そうですね。
私も世界的にみると中国は安全だと思います。
スリとかはいますけど、凶悪犯罪はなかなか聞かないですね。
海綿体
ペッペケ
確かに細かい事は気にしないのが一番いいかもしれませんね。
特にここでは、気にしていたらきりがないです^^;
PMZ
私の見解は、普段から乗客も、スタッフも、こうしたチェックというシステムに慣らしておくのが目的というものです。実際にテロの危険が発生したとき、いきなりビシッとやると大混乱になるから、普段は少し緩めで回しておいて、いざというときに公安も混ぜてビシッとやるという・・・。(無理かな~)。
ペッペケ
コメントありがとうございます!
確かに色々な見解があって面白いですね。
チェックシステムに慣らしておく…。それもあるかもしれません。いざという時…ううーん、難しいかとは思いますが 、少なくとも慣れていた方が混乱は少ないかもしれません…
^^;