レンタル自転車4社、Mobike、ofo bicycle、bluegogo、小鸣单车の違いをまとめてみた

レンタル自転車4社、Mobike、ofo bicycle、bluegogo、小鸣单车の違いは?

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中国深センで流行しているレンタル自転車

中国の大都市ではレンタル自転車が大人気だ。

スマホにアプリを入れ、登録、デポジットを預けておくと、スマホで自転車のQRコードをスキャンするだけで簡単に乗ることができ、そしてどこにでも乗り捨てることができる。

この手軽さに加え、30分あたり0.5〜1元(8円〜17円)という低価格のため、大流行している。



深センで人気の4社

先日も書いたが、モバイクに遅れること数ヶ月、相次いで3社がこのレンタル自転車業界に参入し、4社がしのぎを削っている。

現在深センの街を歩くと、4色の自転車をよく見かける。

今日は4社の違いを説明したい。

※モバイクは、1社でモバイク、モバイクライトの2種類あるので5種類ある。

モバイク(Mobike)
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モバイクライト(Mobike Lite)
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ofo bicycle
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Bluegogo
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小鸣单车
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上記5種類の自転車が深センのいろんなところに停車している。

では、ここからそれぞれの違いについて解説いきたい。



手続きの方法はほぼ同じ

アプリの仕組み、手続き方法は各社ほぼ同じである。

アプリを入れ、携帯番号認証、デポジット支払い、実名登録という流れだ。

なので、この記事に書いたモバイクの登録方法詳細を参考にして欲しい。

中国レンタル自転車Mobike完全マニュアル

登録から使用までの手間はどれも変わらない。4社とも使用する場合は、4回同じ作業をする必要がある。

左から、モバイク、Bluegogo、ofo bicycle、小鸣单车のアイコン
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デポジット費用

レンタル自転車を使う前にデポジットを預ける必要がある。

預けている間はいつでも自転車を利用でき、これはいつでも自由に返金できる。

何度か返金しているが、返金申請から数時間で返金された。(アプリには数日かかる場合もあると書かれていたが)

このデポジット費用は各社差がある。以下の通り。

Mobike 299元
ofo bicycle 99元
bluegogo 99元
小鸣单车 199元


モバイクが一番最初に参入したためか一番高い。その後に参入した3社は安くせざるを得なかったと思われる。



レンタル利用料

レンタル自転車の利用料は以下の通りだ。

Mobike 毎30分 1元
Mobike Lite 毎30分 0.5元
ofo bicycle 毎1時間 1元
bluegogo 毎30分 0.5元
小鸣单车 毎30分 0.5元
(ただし、アプリから友人紹介すると0.1元ずつ安くなり、最大で毎30分0.1元になる。)

どれもかなり安いため、あまり値段を気にする必要はないレベルだ。

特筆すべきは小鸣单车で、最大で0.1元まで下がるのでこれはすごいと思う。私はやったことがないが、もし実際に値引きできた方がいたら書き込み欄で教えて欲しい。

ofo bicycleは1時間単位なので、チョイ乗りには敬遠されそうだ。



乗り心地ランキング

4社で出している5台の乗り心地に順位をつけてみた。
1位 bluegogo
bluegogoが一位だと思う。安定していて乗りやすく、軽い気がする。

チェーンのギア比はもうちょっと高速寄りのほうがいい気もするが、街乗りならこれで十分。軽いので坂道もオーケーだ。

何人かの友人からもbluegogoが一番乗りやすいと同意見を得ている。

また、モバイクはサドルの高さ調整ができず、特に男性はモバイクのサドルが低すぎて乗りにくいが、bluegogoサドル調整が可能だ。これによりすごく乗りやすくなっている。

サドル調整可能
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2位 ofo bicycle
次に乗りやすいのはこれ。車体がシンプルで軽いためかモバイクより乗りやすい。下位の二つと違うのはタイヤである。空気の入った通常のタイヤを使用しているので、安定している。

また、サドルの高さを調整できるのも◯。


3位 Mobike
ここで先駆者モバイクのランクイン。3位の理由はサドルの高さが固定されており調整できないこと。

タイヤは上記2つと同じなのだが、サドルの高さが調整できないのが痛い。

たくさん停まっていれば、好みのサドルの高さの車両を選べるが、無い時は低いサドルのに乗らざるを得ない。

身長の低い女性の高さくらいの高さになっているため、男性はかなり乗りにくい。

また、上の2つと比べると車重も重い気がする。


4位 小鸣单车
小鸣单车はタイヤ空気が入っていない簡易タイプを採用している。(タイヤの横に穴が空いていてクッション性を持たせたもの)

なので、剛性が低く、段差を乗り越える時、バンクをつけてカーブを曲がるとふらつきやすい。

以下の写真はMobike Liteのタイヤ。小鸣单车もこの簡易タイヤを採用している。

手前が「Mobike」、奥が「Mobike Lite」のタイヤ
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サドルの高さは調整できるので、4位。


5位 Mobike Lite
最下位はモバイクライトだ。

簡易タイヤに加え、サドルの高さが固定されているので、乗りやすさは小鸣单车に遅れをとる。

5位とは言っても5台の中でランキングを付けたら、という話であって、市内で乗るには全く問題ないレベルである。


台数ランキング

レンタル自転車はたくさんあってなんぼである。乗れないと意味がない。各社の台数についてランキングをつけるとこんな感じだ。

1位 Mobike、Mobike Lite
さすがにこの業界の先駆者。ダントツで多い。

登録しておくとMobike、Mobike Liteのどちらにも乗ることができるので便利である。

郊外に行くと少ないが、市内には余るほど停まっていて、30秒も歩けば必ず目に入るくらいだ。

2位 bluegogo、ofo bicycle
次に多いのはこの2社だ。同じくらいだと思う。

モバイクよりは少ないが、結構見かける。


3位 小鸣单车
一番少ないと思うのが小鸣单车。

あるにはあるが、探すとなかなか見つからなかったりする。



デポジットが帰ってこないリスク

これらのレンタル自転車を利用する時に考えておかなければならないのが「デポジットが帰ってこないリスク」だ。

新しく始まったばかりのビジネスなので、会社が倒産しデポジットが帰ってこない可能性は十分にあると思う。

今人気があり大流行しているが、会社の経営うまくいかず故障車が多くなるとデポジットの返金が相次ぐことになる。資金がつけばそれはできなくなり、倒産にいたるだろう。

そうなれば、当然、預けたデポジットは返ってこない。

つまり、デポジットを預けている利用者の方からすれば、会社の経営状態が健全かどうかが重要だと言える。

以下は、それぞれの会社の経営に対する、あくまで「私」の評価である。そこをご理解の上読み進めて欲しい。

なお、5段階で評価し、5が最も健全、1が最も危険である。


Mobikeの評価は4
まずMobaikeだが、この業界の先駆者であり、台数も最も多いため、経営は健全だと思う。

ただ、故障車が結構あるのも事実である。これらを放置しておくと利用者の信頼を失い、デポジットの返金が多くなるのではないかと思う。

そのため評価を4とした。


bluegogoの評価も4
bluegogoは新センに現れて新しいが、人気が急上昇である。

なぜなら、乗り心地が良いからだ。

上記の「乗り心地」の項目で書いたように私もそう思うし、乗ったことがある友人何人かに聞いたが、異口同音にそう言う。

それに加え、デポジットも安く、乗車料金も安い。モバイクはデポジットが高いからと、モバイクのデポジットを返金し、bluegogoに乗り換えた友人もいる。

以上から、経営は順調なように見える。評価は4。


ofo bicycleの評価は2
ofo bicycleは少し心配だ。ofo bicycleはモバイクに遅れること数か月、bluegogo、小鸣单车とほぼ同時に新センに現れた新規参入のレンタルバイク会社である。

しかし、まだ数か月しかたっていないというのに、故障車がやたらと多い。

また、心無い人たちに改造され、個人使用されているのをよく見かける。

鍵を破壊されたもの、QRコードを削り取られて読み取れなくされたもの、そして、別のカギをつけられ、完全に私用に使われていると思われるものまで様々だ。

完全に私用化されているofo
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いたずらされ、QRコードが削られている
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他3社も似たようなことが確かにある。しかし、ofo bicycleは明らかに多いのだ。

理由はおそらく、鍵の形式が他3社と異なるためだろう。

他3社はアプリを立ち上げ、QRコードをスキャンすれば自動的に鍵がガチャっと開くのだが、ofo bicycleはなんと手動のダイヤル式。

アプリ上にダイヤル番号が表示され、それを手動で回して開けるのである。つまり、GPSによってしっかり管理されておらず、ダイヤル番号を知られたら勝手に乗られてしまうのである。セキュリティが甘く、窃盗犯にとって犯罪が行いやすいのだろう・・。

ofo bicycleのダイヤル鍵
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事実、この前、店の前でofo bicycleを見ていたら子供が走り寄って来て、

「これは僕のだ!ダイヤル番号知ってるもん!」

と言い、普通に鍵を開けて乗り去った。もちろん、アプリを使ってはいない。

このような、私用、悪用が続出しているようだ。

レンタルバイクを使用で利用することは窃盗にあたり、まぎれもない犯罪である。会社にとっては大きな打撃であろう。

この状態が続けば、修理メンテナンス費用に莫大な資金を要する。また、盗まれて個人使用されたら会社は収入源を失い、倒産に追い込まれるだろう。

ofo bicycleはそのリスクが4社の中で一番高い。なので評価は2とした。


小鸣单车の評価は3
小鸣单车は4社の中で最も台数が少ないような気がする。

乗車料金は友人紹介して、割引きが適用になると最大で30分0.1元まで安くできるが、

最初に預けるデポジットが199元であり、ofo bicycleやbluegogoの99元の倍となっている。

これがネックになって新規利用者に伸び悩んでいるように見える。事実、乗っている人は多くないような気がする。

なので、評価は3とした。

サドルが取られた小鸣单车
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その他の要素:ofo bicycleには保険が付いてくる

ofo bicycleはかなりマイナス面が多いような気がするが、1つプラスなのは保険が付帯されているころだ。

他の3社もチェックしたが書いていなかった。(あるのかもしれないが)

乗車時の事故による医療費に最大1万元、事故に起因する障害、他の人に対する保障に50万元までカバーされるとされている。

もちろん、会社が倒産してしまっては意味はなくなるのだが…。



まとめ:おすすめ順

以上の評価を踏まえ、おすすめ順に並べてみた。

1位:bluegogo
乗り心地が素晴らしい。カゴも付いていて、サドルの高さも調節できる。

また、アプリの調子もすこぶる良い。モバイクは結構認証に時間がかかったりするが、bluegogoはすぐに解錠する。

そして、99元という格安なデポジット、乗車料も毎30分 0.5元と格安。

言うことなし!

台数はモバイクには劣るものの、結構あるので、ある友人はbluegogoだけを使用しているほどだ。


2位:モバイク
やはりこの業界の先駆者で台数も多く、経営もこの中では一番安心である。登録しておけば自転車を見つけられる可能性が一番高い。

ネックはサドルが低い車両だと厳しいこと、デポジットが299元と最も高いことである。


3位:小鸣单车
台数があまり多くなく、デポジットが199元という微妙なところ。

友達紹介すれば乗車料金は安くなるのだが、故障車も結構あり、経営状況がちょっと心配。


4位:ofo bicycle
残念ながら、ofo bicycleが最下位になった。

乗り心地が良いだけに残念である。

一番の理由は故障車、不正利用車の多さ。ofo bicycle社は被害者なのでかわいそうだが、このままでは営業がままならないのではないだろうかという気もする。

また、利用料が30分単位ではなく、毎1時間 1元というのも残念。5分乗っても1時間分支払わなければならないのだ。たかが1元だが、他の3社を比べると無駄感が大きい。


最後に

さて、最後に…繰り返しになるが、上記データはあくまで私の観点なので、登録、使用には自己責任でお願いしたい。

ofoの経営が不安と書いたが、そのリスクはわからないし、万が一のことがあってもデポジット分最大99元の損失である。

そのリスクが受け入れられるのなら、4社全てデポジットを支払い、使用可能な状況にしておくのも手である。

どの自転車もすぐ乗ることができるため、実際超便利だ。

上記データが参考になれば幸いである。

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この記事へのコメント

  • PMZ

    素晴らしい記事をありがとうございます。

    私はBlueGoGoが一番乗りにくかったので、ペッペケさんのご友人がBlueGoGoを支持されていると知って驚きました。人それぞれ違うものですね。大変勉強になりました。

    サービス開始時期に関しては、私の認識ではOFOが一番最初というものでした。ただ、これは北京の学校向けにだけ開始したもので、全国的にはMobikeが一番最初ということなのでしょうね。

    OFOの悪用の件は聞いていたのですが、なぜOFOだけ悪用されややすいのかが理解できませんでしたが、お書き頂いた記事でよく理解できました。ありがとうございます。

    現時点での私の一押しは、「OFO」です(笑)。
    1)OFOは学校系に非常に強いらしく、学生は保証金ゼロで利用できる場合があるようです。これは全国展開に有利でしょう。
    2)盗難に関しては保険がかかっていれば、会社にとっては短期的には被害とならない可能性があります。ただ、あまりに多数であれば保険代に跳ね返ってくるでしょうから、抜本的な対策は必要でしょうね。
    3)ダイヤル式とGPSでは、短期的にはGPSのほうが維持コストが高く(と思います)、この差は盗難による被害を埋めるものとなるかもしれません。
    4)保証金が99元というのはやはり多くの中国人にとって魅力的でしょうね。(BlueGoGoとは同じですが)

    そうは言っても、ダイヤルの暗号が固定というのは致命的ですね。時代の流れから言っても、GPSへの変更を余儀なくされるような気がします。一方、Mobikeの299元も競合と比べて高すぎるので、遅かれ早かれ99元への値下げを迫られるのではないかと思います。

    (主に個人的な乗り心地感覚から来ている)私の一押しはOFOですが、ビジネスとしてはMobikeのほうがスマートであるのは確かですね。BlueGoGoは、実は今日返金手続きを済ませていました(笑)。ペッペケさんの一押しなので再検討するかも。

    2017年03月20日 23:35
  • ペッペケ

    PMZさん

    コメントありがとうございます。
    この書き込みは他のサイト訪問の方も見れるのでPMZさんのご意見も参考になると思います。

    乗り心地の感じ方も人それぞれですね。

    あと、ofoのダイヤル式自転車は車両価格が安いので盗難や悪用の被害を埋めるものになるというのは確かにあるかもしれませんね。

    いつもありがとうございます!
    2017年03月21日 00:12

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