中国本土での銀行口座の開設
香港での銀行口座開設については今まで色々書いてきたが、中国(本土)の銀行口座の開設方法については書いて来なかった。なぜなら、
超イージーだから。
である。
文末に貼ったリンクを見ていただくとわかるが、香港は銀行口座開設のため色々準備する必要があり、なかなか大変である。
しかし、中国本土は誰でもパスポートを持って行けば、収入証明も住所証明もいらず、極端な話、日帰りの旅行客でも簡単に開設することが「できた」のである。
そう、これは今までの話。
2017年1月から規制が厳しくなり、中国本土でも収入証明や住所証明を要求する銀行が出て来たのである。
スポンサーリンク
留学生やとりあえず開設したいという人は
この改正は、口座の不正使用を防ぐためで、銀行の対応としては当たり前といえば当たり前だ。しかし、留学生やこれからビジネスを考えていてとりあえず開設したいという人にとっては開設が面倒になったということである。
ある銀行に聞いてみたが外国人が開設する場合は、収入証明や住所証明が必要だということだ。
「以前は収入証明とかは必要なかったですよね。」と聞くと、
「2017年から新しく要求するようになった。」とのこと。
どうすればいいのか。
中国銀行へ行こう
で、どうすればいいのか、ということだが、今現在言えることとしては、「中国銀行の口座を開設しよう。」ということである。今回の改正は中国国内すべての銀行共通のものではないからだ。
銀行によっては従来通り、パスポートだけで開設できるところもまだあるのだ。
すべての銀行に問い合わせた訳ではないので、「パスポートのみで開設できる中国本土の銀行一覧」を挙げることはできないが、とりあえず2017年2月の現在、中国銀行はパスポートだけで開設できた。
なので、絶対この銀行がいいという希望がない限りは、まずは中国銀行に行ってみることをおすすめする。
※ただし、中国銀行の開設要求も突然変わるかもしれず、中国は適当なので担当者によっても変わり得るので、その場合はご了承願いたい。
開設方法、まず警備員に言って順番待ち番号をもらう
では、開設方法を解説しよう。上記したようにいたってイージーに開設できた。
中国語ができなくても筆談で問題ない。
銀行内に入ると警備員がいるので、その人に口座を開設したいという意思を伝えよう。
すると機械で順番待ちの番号を出してくれる。
待っている間に口座開設申し込み書に記入
それとともに開設申し込み書をくれるので、待っている間にそれに記入する。パスポートの名前と番号を書く。
また、仕事の内容、年収などを書くが、これはあくまで参考で、調べられることはないので、だいたいでOK。適当に書いても大丈夫である。
あとは電光掲示版に順番待ちの番号が表示されるので窓口に行く。
窓口で書類を出し、パスワードを決める
書類を出し、パスワードを決めればOK。書類を出すと行員は色々入力し、しばらくすると「パスワードを入力しろ」と指示してくる。
パスワードは窓口のところにある器械に自分で入力する。番号6桁を入力し、確定、と押せばOKだ。(確認のため、2回入力する)
なお、中国の銀行のパスワードは日本と異なり、6桁なので、間違えないようにしよう。
少額を預ける
開設時に少額のお金を預ける。50元でも100元でも構わない。窓口でお金を渡せば入れてくれる。
これで完成だ!
空いていれば30分くらいでできるだろう。
カードをゲットしたらATMで預けたお金が入っているかチェックしておこう。
ネットバンクを開設するには
ネットバンクを開設するとタオバオなどのインターネットショッピングも可能だし、微信支付,支付宝などの電子マネーに送金も可能になるので、一緒にネットバンクを開設しておいた方がいい。窓口で書類を出すときに伝えるか、話せなければ筆談で「我要开网银」と書いて見せればOK。
ただ、口座開設だけなら不要だが、ネットバンク開設には現地の携帯番号が必要なので、注意しておこう。
スポンサーリンク
こちらもどうぞ。 ※青色は見たことがない記事です ◼︎ 日本人が香港HSBCで口座を開設するのはなかなか大変だ!必要な準備は? ◼︎日本人が香港でHSBC、ICBCなどの銀行口座を開設するために必要な4つの準備と書類 ◼︎ 香港のICBC(中国工商銀行)で銀行開設した。行員とのやりとりの全部 ◼︎ 香港で銀行を開設しようしたがダメだった。必要書類を確認してきた |
この記事へのコメント