春節(旧正月)を迎えた
2017年1月28日は旧歴の1月1日にあたる。つまり、今日が旧暦の正月であり、中国人にとっては今日が新年となる。
新暦の1月1日は正月感がなく、特に何もなかったが、旧正月の今は中国人にとって一番大きな連休であり、深センの街は正月感であふれている。
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新年になった瞬間タイミングで爆竹をならす
中国では、新年を迎えた瞬間に爆竹を鳴らし、花火を打ち上げるのが伝統である。爆竹を鳴らすのは、その音で邪気を追い払うためというが・・・その規模が半端ない。
爆竹の音は新年を迎える午前0時ころがそのピークを迎えるのだが、とにかく日本では考えられないほど、けたたましく爆竹が鳴らされるのだ。
初めて中国の春節を経験した時は戦争でも起きたのか?と思ったほどだ。
あちらこちらで「ババババ!」「パパパパパ!」「パン!パン!」とひっきりなしに爆竹に火がつけられていた。
このようなやぐらを組んで鳴らす人も結構いる
音をお伝えできないのが残念(笑)
ただ、深セン市内では、本来は爆竹は禁止されているらしく、これでも地方都市に比べるとはるかに静かなのである。
深センの春節は、年々静かになってきている
深センの変化はものすごい。日本では10年ひと昔という言葉があるが、深センでは2年ひと昔である。それくらい変化が大きいのだ。
次々に新しい建物が建てられ、街は様変わりし、人も変わってきている。決まりを守ったり、他の人に気遣いを示せる人も以前に比べるとかなり増えてきた。(もちろん、この分野ではまだまだ伸びしろがあるのだが・・)
数年前までは深セン市内で爆竹は禁止されているにも関わらず、みんな決まりなどお構いなしに鳴らしまくっていたが、年々減り、今年は以前と比べるとかなり静かだった。決まりを守れる人が増えてきたということなんだろう。
中国も少しずつ変わってきているんだなぁ。
日が明けると爆竹のカスが・・
しかし・・・旧正月の1日目、明るくなってから外に出てみると、道路は赤いものであふれていた。これは爆竹のカスだ。春節用の爆竹は縁起の良いとされている赤色の紙に包まれているので燃えカスも赤いのである。それの燃えカスが道路上に散らばっていた。
これは中国の春節時期の風物詩といえよう。
深セン郊外の裏通りを散策すると、かなりの爆竹のカスが道路上に落ちていて、積まれていた。ふーむ・・・爆竹の音がかなり減り、以前よりは静かにはなってきたが・・・やはり、これだけの爆竹が鳴らされたということか。
赤いのが爆竹の燃えカス
人はまばら
深センの正月は人が少ない。道行く人はまばらである。深センに住む多くの人は地方に帰ってしまっているので、街は静かだ。
今日で、旧暦でも2017年になった。
今年は、どんな年になるのであろうか。
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