スターフルーツは星型の果物
スターフルーツは日本語名ではゴレンシ(五斂子)というが、英語名も日本語名もその独特の形に由来したものである。横から見たら凸凹の謎な形をしているが、縦から見たら綺麗な星の形をしているのだ。
縦から見たら綺麗な星の形
なるほど、まさにスターフルーツである。
ちなみに中国語では楊桃(杨桃)(ヤンタオ、yángtáo)と呼ばれ、星の形は無視されている。
^^;
原産は南インドなどの熱帯アジア地域とされるこの果物。現在は熱帯から亜熱帯地域の果物店に並び、日本でも沖縄で栽培されているようである。
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香港深センでもメジャーな果物
香港深センは亜熱帯地域に属するため、スターフルーツはここでもメジャーな果物である。旬は10月頃から翌3月頃までで、冬の果物なので、今時期、スーパーや果物屋でよく見かける。
食べ方
食べ方は簡単だ。綺麗に洗ってカットすればそのまま皮ごと食べられる。皮を剥く必要はない。
カット方法は様々で、縦向きに切って野菜スティックのようにするのが食べやすいという人もいるが、せっかく綺麗な星の形をしているので横から輪切りにして星の形で皿に並べたらいいと思う。
ね。綺麗でしょ?^_^
さて、気になるお味は?
食べてみる
では、食べた感想を書きたいと思う。食感はシャクシャクという擬音語がぴったりだろう。ナシやリンゴの水分をもっと多くして、シャクシャク感を増した感じ…とでも言えばいいだろうか。固めなスイカの実のシャクシャク感にも少し似ているかなぁ。
食感はそんな感じなのだが、味はこれら甘い果物と全然違う。
スターフルーツを他の果物と大きく異ならせるのは甘みの少なさだ。
あれ?果物?と思うくらいの甘みの少なさ。糖分量を測ったわけじゃないが、感覚としてはキュウリと同じくらいの甘さである。
え?キュウリって甘くないでしょ?と思われるだろう。
そう、それくらい甘さ控えめなのである。
それに加えてスターフルーツは独特なほのかな酸味がある。どちらかというと果物というより野菜のカテゴリに近い味わいである。
この果物感のない味わいから、あまり好きではないという人も多い。
確かに、「果物」という先入観で食べると糖分の低さから物足りなく感じるかもしれない。だが、これは「野菜」だと思って食べると、優しいスターフルーツの味わいに気づけるだろう。
サラダに入れられる
果物感の少ないこのスターフルーツ。野菜に味わいが近いので、野菜と同じように食べられることも多い。
サラダに入れられたり、ピクルスで食べられたりもする。
綺麗な星型なので、サラダに入れるとなかなか映えるかもね。
^_^
食べごろは?
このスターフルーツ、最初は緑色だが、熟すに従ってだんだん色が変わり、最後は黄色になる。一番の食べごろは緑が黄緑に変わった頃、完全黄色になる前といわれている。
緑だと甘みがなく、硬すぎるし、完全に黄色になったら柔らかすぎるということだ。
個人的には…^^;
さて、色々書いてきたが、実は個人的には好んで買うことのない果物である。スターフルーツは嫌いではないのであれば食べるのだが…自分で買うならもっと果物感がある果物を買おうかなぁー。と思ってしまうのである。
今回食べたのも貰い物であった。…^^;
でも、香港深センで食べられる南国フルーツなので、食べたことがなければ一度食べてみたらいいと思う。
皮も剥く必要なく、洗えばそのまま食べられるので、旅行できた時、ホテルで食すのもありである。
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この記事へのコメント
MAQ
ほんとに味ないですね。微かな甘み、酸味でしたが水分補給的な果物のなのでしょうか?
ペッペケ
そうですよね。果物という先入観で食べると、味しなっ!って思いますね。
おっしゃるように水分補給という感じもします。
でもこの微妙な味わいが好きという方も結構いるようです。