もうすぐ春節がやってくる
間も無く春節がやってくる。春節は農暦(中国の旧暦)の正月のことで、中国最大の祝日でもある。
農暦(中国の旧暦)は新暦と異なるため、毎年日程がずれ、今年(2017年)は1月28日が旧暦でいう正月(中国語では"初一"と言う)である。
普段は土日祝日関係なく働く個人店の店主たちも、1年で一度この時ばかりは店を閉め、故郷に帰ったりする。
超大型連休となるので、現地在住日本人にとっても、日本から旅行で行く予定の方にとっても注意すべき点がある。
春節の中国で気をつけることを書いておこうと思う。
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買えるものが大幅に減る
春節時期は、物流、小売店の人たち休むため、買えるものが大幅に減る。小さいスーパーは閉店となるし、大きなスーパー等でも特に野菜、果物などの食品系が無くなり、買えなくなることもある。
買えたとしても仕入れ量が少ないため、かなり高い春節価格になる。
去年の話だが、普段1束1元で売っている野菜のパクチーがなんと4倍の4元で売っていた。
「4元もするの?」と店員に聞いたら、「春節なんだから当たり前だ」と言われた。
ということで、事前に買っておけるものはまとめ買いしておくことが得策である。
日常のサービスも停止する
インターネットガス電気水道などの作業員も休みとなり、何かトラブルがあっても連休明けの対応となる。仮に来てくれても春節価格となるので、注意が必要である。
水漏れなどの問題があるなら今のうちに作業員を来させよう。
飲料水も運んでくれない
中国では水道水が飲めないため、飲料水を買う必要がある。普段は電話一本で家まで運んでくれるのだが、水屋さんも休みになることが多い。
春節になる前に買いだめしておくか、もしくは1週間ちょっとと割り切って、水道水を一度煮沸してから使用するようにしよう。
春節は飲料水も運んでくれない
旅行はダメ!観光地には行かない方がいい
この時期は観光地には行かない方がいい。みんなが休日なので、どこも人でごった返すことになり、道路も大渋滞する。
さらに、交通費も、観光地で売っているものも全て春節価格となり、普段の数倍費用がかかるのである。
何か特別理由がない限り、日本から行く場合も含め、中国国内の旅行はやめておいた方がいいだろう。
年々緩和されている
深センの住民の90パーセント以上は地方から移住してきた人たちで、毎年春節時期になると故郷に帰るため、深センはゴーストタウンと化していた。わずか5年くらい前の春節の時だが、普段は大渋滞の片側5-6車線の道路に車が一台もいなくなり、道路のど真ん中で大の字で寝ころがって写真を撮ったのを覚えている。
大型のショッピングモールも閉まってしまい、街としての機能を失ったと思えるほどだった。
しかし、この伝統も時代の流れとともにだんだんと薄れてきている。
年々故郷に帰らない人が増え、深センに残る人も多くなってきた。
わずか数年で超速の発展を遂げた深セン。住む人の考え方にも大きな変化をもたらしているのである。
何をする?
では、春節連休の間、中国駐在の日本人は何をしたらいいのだろうか。あまり遠くまで出かけると上記したように大変だが、深セン市内の近場なら問題ない。
大型ショッピングモールは春節も開いているため行ってみてもいいだろうし、公園を散歩したり、あとは家で美味しいものでも食べてのんびりするのもいいいだろう。
間も無く来る中国の春節。せっかくなら大型連休をうまく乗り切って楽しもう。
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