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某大手スーパーの電気コーナーで
今日、深セン市内の某大手スーパーで買い物をした時の話である。電気製品コーナーをぶらっとしていたら、ダラっとした普段着を着た、おそらく20代の若いにいちゃんにいきなり声をかけられた。
「何が欲しいのか?」
ん?誰この子?と思ったが、
「とりあえず見てるだけだよ」と答えた。
するとそのにいちゃんが、「これから寒くなるから、電気ストーブを買ったほうがいい」と言ってきた。
ストーブの営業に付き合ってみた
ストーブはもう必要ないんだけど…と思ったが、やたらストーブストーブと言ってくるので、
「じゃあ、どのストーブがオススメなの?」と聞いてみた。
すると、
「これは品質もいいし、値段も安い。小さいけど十分暖まるぞ。」
と言ってきた。
そして、彼はさらにこう加えた。
「他のもっと安いのもあるが、それはダメだ。すぐに壊れるし暖かくない。」
だったら、そういうものを店に置くなよ^_^;というツッコミをしたくなるこのような状況は「中国あるある」である。
「なるほど。そうなのか。説明してくれてありがとう」
そう言うと、にいちゃんは気を良くしたのか、
「今見せてやるからこっちへ来い」
と、おもむろに展示されていたストーブを持ち上げ、数メートル離れたコンセントがあるところに私を連れて来た。
ストーブの電気をスイッチをオン
そこで、ストーブのプラグをコンセントに挿し、ストーブのスイッチをオンにした。ブォーンという起動音とともに、暖かい風が吹き出した。
「どうだ、暖かいだろう」とドヤ顔のにいちゃん。
そ…そうだね^_^;て言うか、ストーブだからね。
「ありがとう。よくわかったよ。」
と言うと、なぜかやたら満足気なにいちゃん。
「買うか?」
と聞いてきたので、
「とりあえず、考えてみるよ。」と答えた。
このにいちゃんは何者なのだ?
ところで、最初から気になっていたことがある。「このにいちゃんは何者なのだ?」ということだ。
普通、この大手スーパーの店員は同じ制服を着ている。このにいちゃんが着ているはただのダラっとした若者風の普段着なのだ。
そもそも誰なの?この子…
ということで聞いてみた。
「ところでさ、君、店の人なの?制服着ていないけど。」
するとにいちゃんは
「ん?服か?俺は彼らより偉いから制服は切る必要ないんだ。」と言い、その場を足早に去って言った。
…ん?
誰だったのか?
その場からいなくなってしまったので彼が誰なのか真相は不明だ。大手スーパーで働くことを憧れていて、客にストーブについて説明したかった、ただのにいちゃんなのか、
はたまた社長の御曹司とかで、若くして管理職になった人なのか、知るすべはない。
ただ、勝手に店の店員フリをしていたにしても、本当に店の管理職なった御曹司が自分で自分を偉いと言っていたとしても、何れにしても非常にダサいと思った出来事であった…^_^;
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