羅湖から香港島湾仔(ワンチャイ)まで行った
香港島は香港の経済、政治の中心地であり、ビクトリアピークをはじめ、たくさんの観光地もある。深センから羅湖イミグレを超えて香港に入り、そこから香港島まで行くにはMTRが便利である。
今回、羅湖から香港島湾仔(ワンチャイ)まで行ったのだが、MTRの乗り換えの選択が2つあるのをご存知だろうか。
2つの選択肢、ベストルートはどちら?
それが、以下の2つである。左側は東鐵線を終点紅磡(ホンハム)まで行く、
紅磡(ホンハム)乗り換えルート。
右側は左側は東鐵線を九龍塘で降り、そこで乗り換える、
九龍塘乗り換えルート。
乗り換え回数はどちらも3回である。
この2路線の①移動時間、②交通費、③利用しやすさ について実際にそれぞれの路線を乗って、ベストルートはどちらなのか検証してみた。
なお、羅湖から湾仔(ワンチャイ)までのデータだが、福田イミグレを超えて落馬洲からMTRに乗る場合や、香港島セントラル、アドミラリティ、コーズウェイベイなどに行く場合も参考になると思う。
①移動時間はどうなのか?
上記2路線をそれぞれ実際に乗って時間を計ってみた。実測データは以下の通りである。
紅磡(ホンハム)乗り換えルートの移動時間
羅湖(ローウー)乗車9:39紅磡ホンハム10:28 乗り換え1回目
尖東10:28
ここで一度改札を出、少し歩く
数分歩く
尖沙咀10:40 乗り換え2回目
金鐘10:45 乗り換え3回目
湾仔10:46
羅湖(ローウー)乗車から湾仔で電車を降りるまで、1:07かかった。
九龍塘乗り換えルートの移動時間
羅湖(ローウー)乗車7:39九龍塘8:18 乗り換え1回目
ここの乗り換えは結構歩く。
旺角8:32 乗り換え2回目
金鐘8:40 乗り換え3回目
湾仔8:44
羅湖(ローウー)乗車から湾仔で電車を降りるまで、1:05かかった。
移動時間はどちらを通ってもほぼ変わらない
実測記録を見ていただけるとわかるが、移動時間はどちらを通ってもほぼ変わらない。「紅磡(ホンハム)乗り換えルート」が1:07
「九龍塘乗り換えルート」が1:05
であり、差はわずか2分で誤差の範囲だ。どちらを通っても1時間ちょっとで到着できると結論づけられるだろう。
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②交通費は?
次は交通費について検証したい。乗り換え駅が違っても、出発駅と到着駅が変わらなければ交通費は同じでは?と思うかも知れないが、「紅磡(ホンハム)乗り換えルート」は尖東と尖沙咀の間で一度改札の外に出なければならないのだ。
一度改札を出たら交通費が高くなってしまうのでは?と思う人もいると思うので確かめてみた。
結論は、オクトパスカードを使うと割引がきくので、どちらのルートを使っても47.6HKDである。^_^
※
「紅磡(ホンハム)乗り換えルート」の場合、
羅湖から尖東までが、40.4HKD
尖沙咀から湾仔まで7.2HKD(本当は10HKDだが、オクトパスカードで乗り継ぐと割引がきく)
合計 47.6HKD
「九龍塘乗り換えルート」の場合、
羅湖から湾仔まで47.6HKD
ということで、交通費は全く変わらない。
③利用しやすさ
時間も交通費も変わらないということは、利用しやすいルートを通った方がいい、ということになるが、両方を乗ってみた結論は「紅磡(ホンハム)乗り換えルート」の方が楽、ということだ。
なぜなら羅湖(ローウー)は東鐵線の始発駅なので、50分近くかかる東鐵線の移動を紅磡(ホンハム)までずっと座って行くことができる。また、帰りも紅磡(ホンハム)が始発駅なので、座って帰ることができる。(もし座れなかったら数分待って1便遅らせれば確実に座れる)
50分くらいずっと座れるのはかなり疲労度合いが違うのではないだろうか。
一方、九龍塘で乗り換えてしまったら、まず座れない。いつ乗ってもかなり混んでいるので、満員電車の中、ずっと立って過ごさなければならないのだ。
少し歩かなければならないが
紅磡(ホンハム)乗り換えルートは、尖東から尖沙咀の間一度改札を出て少し歩かなければならないが、九龍塘乗り換えルートも、九龍塘で乗り換える際、改札は出ないが結構歩くので、歩くトータル距離はどちらのルートもさほど変わらないと思う。
まとめ
ということでまとめると、「紅磡(ホンハム)乗り換えルート」がオススメだ。時間、交通費は変わらないが、こちらの方が座って移動できるので、楽だからだ。
上記レポートが参考になれば幸いである。
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